セルバンデスの③章、ギルベールくんと暦さんの好きなシーンを好きなだけ
コメント等のお返事こちらで行います!!
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 僕の言葉に暦はがっくりと肩を落とし、床をみつめた。
「何か、言い残すことはあるか」
 暦は床を見たままぽつりと言った。
「でもさ、」
 それは言い訳めいているようにも聞こえたし、普段通りのようにも聞こえる声色だった。
「でも、証拠がないよ……」
「アレクセイが証言している」
「カテリーナに拷問されたら、シカゴ大火災だってわたしが犯人だってことになるよ」
「……しらを切るつもりか」
「あーあーあー。見ざる聞かざるアオラザル」
 暦はうるさく顔をあげた。そのにごった瞳の中に子どもが映っていた。あのとき見た子どものように、その顔からは感情の一切が削ぎ落されていた。
 僕が大麻煙草を咥えて火をつけると、対面の少年もまた、僕とまったくおんなじことをした。
「――誓えるか?」
***
「どう読む」
「なにが」
「タイトル」
「せ、ええと……『罪と罰』だよ、下巻」
 この状況にこれ以上ふさわしいものはないだろう、と僕は思った。同時に実に皮肉だな、とも。
「リズとアレクセイは上巻で罪を犯した」
「ギルは、下巻で罪を暴いたんだね……」
「そういうことだ」僕は文庫本を仕舞う。一呼吸おいて、続く言葉の重みを暦に知らせる。「を与えるために、僕はを暴いた」
 暦の方に向き直ると、相手もまた観念した様子だった。
「暦。話を戻そう」
「いいよ。どこまで?」
「仕事だ」
「ああ、そこまで」
「もう一件、掃除が必要になった」
「どこで」僕が立てた人差し指をぼんやり見つめながら問う。
「四〇二号室」
「んん……。――あっ」
「ここだ。この部屋で死体が出る、おまえが、僕に、殺される」
 言い切る前にテーブルを思い切り蹴飛ばした。倒れてくるそれを受け止めきれなかった「うわ!」という悲鳴がテーブルの倒れる音に重なる。
 立ち上がり、床に這いつくばる暦を見下ろした僕は「こうするしかなかったんだ」と思った。
 僕は今から暦を殺さなければいけない。誓いを破ることは許されないからだ。
 身を低く、うつ伏せでいまだ立ち上がるのに苦戦している暦に飛びかかった。
 飛びかかろうとした。
 しかし僕が実際にとった行動は――とらされた行動は――真正面に転倒し床に額を打つことだった。
 咄嗟に足元を見ると、意識を失っていたはずの注射器の少女が僕の足を掴んでいた。
 ふいに「yeah!!」と明るい叫び声がした。暦の歓声だった。踊るように僕の頭上を飛び越えていく。
「離せ!」
 少女の手を振り払うも、遅い。暦はすでに部屋の扉から身を半分乗り出すようにしてこちらを見ていた。両手には潰れかけたシュークリーム。カスタードが手首にまで及んでいる。どこまでも食い意地の張った奴だ。
「みんな! 部屋を出るときは、財布と鍵とカノジョへの言い訳を忘れちゃだめだよん!」
 少女が暦に向けて親指を立てた。それに「助かったよ盟友!」とウインクをひとつ、扉の向こうへ躍り出る。間際、「ぐっばい!」とシュークリーム塗れの手がひらりと降られ、消えた。
「待てッ!」
 僕は短く叫んで暦を追いかけた。苛立ちと焦りと怒りが同時に爆発した(どこかのホテルのように派手に)。
 扉を勢いよく開き、閉じる。――もちろん、鍵を持たずに。
***(エレベーターのところも書きたい、時間がない・・・)
以上です。
ありがとうございました!!!!!楽しかったです!!!
カット
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02:53
荒瀧古
おじゃまします
27:28
荒瀧古
額打ったwww
31:31
深由
打たせました撃たないキャラクターだったらすみませんとても
31:47
深由
キャラクター解釈できてなさ過ぎてオタク失格であります・・・
33:10
荒瀧古
そういうのじゃないです額くらい打ちますよでも想像したら変な笑いが……!!
34:23
深由
受け身とか取れそうじゃないですか用心棒!!!!でも打ってほしい!!!((
35:33
荒瀧古
つぎの場面の暦と謎シンクロするの、すごくいいです(笑)
36:31
深由
wwwwそこまで考えてなかったですww
39:51
荒瀧古
ありがとうございました。楽しかったです!
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向き
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あらたきふる さまの「GILL GhouL」を深由の文体で
初公開日: 2019年06月27日
最終更新日: 2019年06月27日
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