わたくし人形使いは、話題作の公開当日はよほどのことがない限り避けることにしています。
とんでもない混雑が予想されますし、客層がアレだったりするので。
しかし本作はネタバレ食らう前に早々に見ておきたかったので、我らがサンサン劇場で当日見に行くことに決めていました。
その作品とはもちろんこれ!
怪獣王ゴジラのとてつもない暴威、そしてその背後にある核兵器の暴威を描いてゴジラファンならずとも見たものを震え上がらせた「ゴジラ-.1.0」。本作はその2年後を描く作品となっています。
予告での鳴き声からキングギドラ登場は確定しており、さらに自由の女神との対比でその圧倒的な巨大さを見せつけてくれた本作、かねてより楽しみにしてた作品のひとつです。
なお、今回のブログはネタバレ全開で書いていきますので未見の方はご注意ください。
前作の壮絶な戦いから2年後の1949年。
日本は未だその傷からの復興の途上にあった。しかしそれを嘲笑うかのように、長野県松本市を正体不明の飛行怪獣が襲う。
壊滅的な打撃を受けた松戸市の状況と怪獣の正体を探る大型災害対策事務局。その局長を務める野田のもとに、北アルプスにて謎のゲル状物体を発見したという調査隊の生き残りである生物学者の村上教授が唯一生き残った助手とともに到着。
村上博士は、松本市を襲った怪獣はゲル状生物がさまざまな生物の遺伝子を取り込んで成長したと推測。怪獣は「ギドラ」と名付けられる。
野田は半ば米軍から押し付けられる形で燃料気化爆弾によるギドラ掃討作戦を指揮することになるが、巨大生物との戦闘経験がないパイロットらは不満をあらわにする。
前回の戦いで唯一ゴジラとの戦闘経験を持つ敷島は、妻の典子と引き取った孤児である明子とともに暮らしていたが、その経験からギドラ掃討作戦に協力することを承諾。
ギドラは掃討できるのか、そして海の底深くに沈んでいったゴジラは――?
さて……いやー今回はモノがモノだけに言いたいこと書きたいことが山ほどあるので、まずはパッションテキストモードで感想を思い出せる限り書いていこうと思います。
説明しよう! わたくし人形使いはある程度脳内で言葉をまとめて感想を書いていくロジカルテキストモードと、思いつくまま見ていたときの感情を箇条書きに書きなぐるパッションテキストモードを使い分けることができるのだ!
ということで、モードチェンジ! パッションテキストモード!!(かっこいい変身バンク)
・東宝ロゴの時点で不安を煽るSEが……。
・開始2分でいきなり怪獣登場! 早々に怪獣が登場する怪獣映画はいい映画! +5000点!!
・というかこれラドンか!? 今回はゴジラ以外の怪獣も複数体出る!? そんな予算があるのか!?
・金色の破壊光線吐いてるのでギドラで確定。そしてこの破壊光線の稲妻みたいにビシャッ!と放射される描写めっちゃいいな。光線がいい怪獣映画はいい怪獣映画。
・野田さん出世したなあ……。「大型災害対策事務局」のネーミングにやはりシン・ゴジラの巨災対の匂いを感じずにはいられない。
・予告で目立ってた新キャラ・青山眞琴。予告で見た段階では地図に手をかざしていたことから、「vsビオランテ」の三枝未希みたいな超能力者だと思ってましたが、気象予報官というのは予想外でした。やはり人間側のリアリティラインはオカルトや超兵器は登場しないってラインなのか。
・前作のラスト、初見では気づかなかった典子の首筋の黒いアザが明確に侵食してきてる……。G細胞はしばしばゴジラ映画のキーアイテムとして登場しますが、ここまで明確に「人体への侵食」を描写したのは初めてでは?
・もうさあ……敷島と典子と明子が幸せそうにしてればしてるほどこのあとの悲劇が予想されてさあ……。
・明子を預けてある公民館らしきところに敷島と典子が迎えに来たときの子どもたちのあの視線。あれだけで「ここにいる子どもたちは全員親を失っているんだ」ということが察せられる。
・ギドラ掃討作戦開始! この辺の展開、もっと人間ドラマ部分に尺を割くのかと思ってたら状況がどんどん進んでいくので停滞感がなくていい。
・燃料気化爆弾の信管作動不良でギドラ撃滅に失敗! このへんの緊迫感と爆撃機「深山」の機内のやりとり、以前塚口で見た「博士の異常な愛情」を思い出しました。
・そこで青山が提案したプランB、ギドラに避雷針を刺して落雷のエネルギーで撃滅する「鳴神作戦」発動! これラストミッションじゃなかったんかい!
・映画の予告編にはクライマックスやラストシーンまで含まれていることも珍しくないので、予告の段階でてっきり「鳴神作戦」が対ゴジラのファイナルミッションだと思い込んでました。ここは完全なる予想外ポイントでした。
・2発用意してれば1発目は外すのはお約束としてもやはり手に汗握る展開。ここまでで展開に停滞が一切ないのがすごい反面、バトルシーンにかなり尺を割いててストーリー自体が薄味な気もする。
・しかしこの怪獣バトルを真っ昼間かつ空中戦で描けるのはかなりすごいことでは。「大規模CGバトルシーンは夜と雨・海で細部をごまかす」はもう過去のものになったんだろうか。
・2発目着弾! からのギドラ墜落! この墜落したギドラのドアップの眼球や体表の質感にもCGの進化を感じます。
・そしてギドラ、雷のエネルギーを吸収して早くもおなじみのキングギドラの姿に! これはかなり驚きました。おなじみのあの三本首の姿になるのは中盤から終盤だと思ってたので、序盤の段階でこの姿が披露されるとは意外。
・このギドラからキングギドラの進化、結局最後まで「雷のエネルギーを吸収して進化した」以上の説明はなかったんだよな。そもそもギドラの元になったゲル状生物の出自も特に説明されてないという。このへんのテキトーさには平成ゴジラの息吹を感じます。
・キングギドラ、青白い引力光線を吐き出し周囲の家屋を空中に引き上げる。「怪獣が暴れて街が破壊される」は怪獣映画では起こって当たり前の光景ではあるものの、前作に引き続き本作でも徹底して「破壊される街の中で死んでいく人間」までをも、直接的な人体損壊描写はないものの描いているのがすごい。破壊される街の中で「個人」にカメラを向けてるんですよね……。
・松本城に降り立って咆哮を上げるキングギドラの威容よ。これぞまさに「怪獣」。
・……って、ここでふと気づいたんですけどこの段階でまだゴジラ出てきてないんですけど。すっかりキングギドラの暴れっぷりと引力光線が引き起こす地獄の如き光景に圧倒されて、まだゴジラが影も形も出てきてないことにここまで思い至りませんでした。
・と、前作では雪風の元艦長を務めており、現在は貨物船「栄興丸」の艦長である堀田が、キングギドラの誕生に呼応するように「ヤツ」の出現を目にします……。
……といったところで、やっぱこれ一気に書ききるのは無理だわ。と気づいたので結局前後編にすることにします。
後半に続く!