登録してるだけで毎週積みゲーが溜まっていく悪魔のストアことEpic Gamesにてこないだ配信されてた「Calavan Sandwitch」がかなり危険という話です。
 「プロジェクト・ヘイル・メアリー」効果なのか、宇宙を舞台にしたSFゲーの脳内受容の高まりを感じます。実は例の「Outer Wilds」も購入済みだなんて口が裂けても言えない。
 本作の舞台は巨大企業「コンソーシアム」による開発が終わり、打ち捨てられた惑星シガロ。そこに住む少女サージュは、行方不明になっていた姉ガランスからの通信を受け取ります。
 サージュは姉の行方を確かめるために、愛用のバンに乗って旅に出かける……というのが本作のストーリー。
 本作を一言で言うなら「戦闘要素のないメタルマックス」でしょうか。
 コンソーシアムの残したさまざまな設備や施設が残る荒涼とした惑星シガロの砂漠や森。そこに点在するコロニーでたくましく生きる人々。そして、さまざまな場所を踏破していくバンでの旅。もうこの時点でそういうのが好きな人にはたまらない作品となっています。
 特徴的なのが、前述の通り戦闘要素がないという点。敵は一切出現しませんし、ライフや酸素といったアドベンチャーゲームのお約束的な要素はなく、そもそも死=ゲームオーバーもありません。さらに言うなら、この種のゲームでしばしばストレス要因となるアスレチック要素もほぼ皆無。
 こう書くとアドベンチャーゲームとして必要な要素がごっそり抜けているように思えますがさにあらず。本作はこれらの要素を思い切って抜くことで、荒涼としたしかし美しいシガロの景観とその探索を何者にも邪魔されずに楽しめる環境を作り上げることに成功しているんですね。
 作品づくりにおいては、しばしば足し算よりも引き算が重要と言われますが、本作はその引き算が成功している好例だと言えるでしょう。
 また本作はオープンワールドゲームですが、マップのボリュームはほどほど。まだ未クリアですが、クリアに何十時間も要するほどのボリュームではなさそうなので、超ボリュームの超大作に疲れた人にもおすすめできると思います。
 個人的にいいなあと思ったのがメインクエスト。本作のメインクエストはたいてい終わったあとにひとまず拠点となっている村に帰ろう、という流れになってNPCをバンに乗せて村に帰るんですが、この「ひと仕事終えて家路に着く」感が実にいい。村に着くまでにさまざまな思い出話や雑談をしながらバンを運転するこのパートこそが、実は本作のキモなのかも。このパートではルートから外れることもバンから降りることもできないので強制イベントなんですが、ここであえてプレイヤーにバンを運転させることで没入感を高めているわけですね。
 「プラグマタ」でも感じましたが、このくらいのボリューム感でまとまったゲームのほうが美味しくいただける感じになってきましたね……いや別に嘆くことじゃないと思うんですが、ゲーム用消化器官の衰えを感じてウゥ……となります。
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「Calavan Sandwitch」が面白いよという話。
初公開日: 2026年08月26日
最終更新日: 2026年08月26日
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