昨日のティーチイン上映では谷口監督および湯川プロデューサーによるさまざまな回答が得られました。
 それらの回答によって、本作に対する理解がいっそう深まったと思います。
 そして今日はそれらの理解をもって、再びこの作品と向き合う時。
 「パリに咲くエトワール」応援上映、開演です!
 2日続けて同じ映画を同じ場所で見るというのもなかなかない経験ですが、塚口はそんな非常識もまかり通る場所。
 今回も昨日に負けず劣らずの大盛況で、上映前からすでにかなりの人で賑わっていました。
 待合室には前掲のサイン入りポスター、そして他にも、
 サイン入りパンフレットや、
 塚口名物であるシアター4の防火扉のところのサインなどを撮影する人々がたくさん。改めて塚口の人気を伺い知れるというものです。
 さらに今回は劇場側から素敵なプレゼントが!
 やたらとカルトな人気を集めている暴漢三人組をイメージしたサイリウムです。
 戸村支配人の前説によれば、当初はフランス国旗のトリコロールにしようと思ってたところこれしかない!ということでこれにしたとのこと。大英断過ぎる。
 恒例の上映前スクリーンはこんな感じ。
 今回はマサラ上映ではなく応援上映なのでクラッカーや鳴り物、紙吹雪はなし。なのでレギュレーション内容としては比較的おとなしめになります。これがまた作品の質に合ってていいんだ……。
 やはり派手さではマサラ上映がトップクラスですが、恒例の前説で戸村支配人が毎回言っている通り、マサラ上映や応援上映は映画鑑賞+アルファ。なので、各々の作品に合った上映形態が選ばれるわけです。
 今日の応援上映に参加された方なら、今回のレギュレーションが本作に最適なものであったと納得できるでしょう。
 恒例の前説ではいつものアンケート。やはり今回も毎回のごとく初パリエト、初応援上映、初塚口の方がおられて改めて塚口の人気を思い知るなどしました。特に今回は子供連れの方も来られてたようで、若い世代にも確実に塚口の魅力が感染しているのを感じました。
 それでは「パリに咲くエトワール」応援上映、開幕です!
 本作の応援上映は今回が初めてでしたが、やはり前述の通り鳴り物を封じたレギュレーションが実に効いてた!
 本作はバレエが大きなテーマとなっていますが、そうなると必然的に「舞台と客席」という線引が生じるわけですね。
 わたくし人形使いはこれまで書いてきた塚口のマサラ上映のレポで何度も「塚口のマサラ上映ではスクリーンと客席の境界線が消失する」「観客が作品の一部になれる」ということを書いています。
 しかし今回の応援上映では、レギュレーションを「拍手・歓声・うちわ・サイリウムのみOK」にすることで、あえてスクリーンと客席とのあいだに境界線を引き、あくまで我々を「観客」の立場に留めることが最適解だったと感じました。今回の応援上映はレギュレーションの成功だったと断言しても過言でも華厳でもない。
 特に今回の応援上映では拍手が非常に効果的でした。作中にはなんども拍手したくなる、祝福したくなるシーンがあります。思い返せばそもそも、千鶴のバレエへのあこがれも幼少期に見様見真似で横浜ゲーテ座の舞台で踊っていたときに舞台袖からもらった拍手から始まってるんですよね。だからこそ、今回の応援上映での要所要所の拍手は実に効いてました。これはまさに前述の「舞台と客席が分かれている」からこその効果だったと思います。
 そしてその拍手が文字通り最大規模で爆発するのがクライマックスのジゼルの舞台。実際の舞台がそうであるように、静寂を保っての観劇。その中でサイリウムの光だけが静かに客席で揺れています。
 ――からの、千鶴の達成感とフジコの内心の感動とひらめきを体現するかのような、割れんばかりの拍手!
 この感動こそが塚口よ!と思わずランバ・ラルになってしまうほどの最高のクライマックスでした。
 あと付け加えるならオルガ母さんへの声援がすごかった。個人的にはマチルダ様に絶叫できたので満足です。アンナの次に感情表現が下手なマチルダ様大好き。
 ……といった感じで今回の応援上映も非常に楽しめました! 塚口ではやはりなにかというとド派手なマサラ上映が有名ですが、今回のような応援上映ももっと注目されてほしいですね。応援上映には応援上映の良さがあると改めて感じられた一日でした。
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