なんか年明けてから異常に寒くなってませんか……? もうおんもに出たくない……。
・Kodawari(北国もやし製造所)
 「あたいとげんそーきょー」シリーズでおなじみのサークルさん、今回の新刊はアリス、パチュリー、そして魔理沙の三魔女のお話。
 年末の人形劇の公演の準備に余念がないアリスに付き合って夜ふかししてるパチュリーと魔理沙のまったりだらだら感が好き。この三魔女というグループ自体は東方二次創作の中ではお約束中のお約束グループなので、その距離感にこそ書き手の味が出るものだと言えます。
 しかるに本作のこの年末のまったりだらだら感に漂う「なんとなく毎日部室に集まってだらだらしてる部活仲間感」が好き。あとおぜう様が現在文明に染まりきってるのも解釈一致です。ガキ使とか好きそうだよねおぜう様。
 そして本サークルさんにおける魔理沙の乙女アピールについて言及しないわけには行きますまい。以前の感想で「本サークルさん描かれるところのチルノはどれだけ悪ガキとして振る舞ってても徹底して『女の子』の部分を残して描かれている」と書いた覚えがありますが、それは魔理沙にも同じことが言えるでしょう。魔理沙は一見がさつでも立ち居振る舞いや所作から「乙女」がにじみ出ているし自分からそれをアピールしてるのがとてもいい。さらに言うならその乙女アピールの対象がアリスとパチュリーというのがまたいい。魔女の先輩としての二人に対する憧れがそういう、小説で言うところの行間から感じられるのが好き。
 そして今回の見せ場であるアリスの人形劇。「おもちゃ箱をひっくり返したような」という表現がありますが、コマからを通り越して誌面からあふれんばかりの楽しさが感じられました。優れた作品というのは立体感があるんですよね。平面の世界からこっちに飛び出してくるような。本サークルさんの「楽しい」「かわいい」に特化した絵柄とこの演出がまた相性がいいんだよな。
 三者三様のこだわりも見える楽しい一冊でした。
 今日はここまで。
 
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冬コミ新刊レビュー東方編・その3
初公開日: 2026年01月12日
最終更新日: 2026年01月12日
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