大異界ってなんだろう。
大異界っていうとアレなイメージがあります。すごく歪な感じの。
ということで歪な漢字で進める予定でございます
頑張るぞ☆
あっそうだ途中から江戸くするのもありか…
どうせ誰も見てないし))
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「いやここどこぉ!?」
私の名前は渡辺理保、25歳。ただのブラック企業勤めの平社員だ。
いつも生理が重い私はあまりにもひどすぎるため一度会社を休み、ピルの購入を検討していたのだが…
どうしてもトイレに行きたくなったのでトイレに行く途中で、貧血で急にフラついた。一度座って休憩しようと思って腰を下ろそうとした途端前にあった壁にゴン!!と勢いよくぶつかり…このざまだ…
(はぁ…なんであんなことしてしまったんだろう…
せめてすぐそこに友達の家があったんだし、そこに頼れば良かったなぁ)
なんてことを考えている場合ではないのかもしれない。目の前には未知の世界が広がっている。
赤いのか茶色なのか黒なのかよくわからない地面、そこに刺さる十字架、黒い雨が降る紫色の空…なんだここ地獄か?
その世界観に合わないファンシーなアーチには「大異界へようこそ」
いやどういうことだよ!!と思わず突っ込みたいのだが一応我慢する。
とりあえずすごく喉が渇いたので水を探しに歩くことにした。
1歩、2歩と歩いていくと泥が溜まる。すごく重たい泥が溜まってゆく。なんだこの重すぎる泥は!!と苛立ちを感じながらも前に進んでいくと、すぐそこに水を飲めるウォーターサーバーが親切にも置いてあった。
そこに近づいていくと行列になっていることがわかった。並んでいるのは体が緑のゾンビのような人やそもそも人の形を保ってないよくわからない何か、それに…悪魔?天使?みたいななんかようわからん動く二頭身の何かがいたり、血走った目をする人だったり…とにかくいろいろな人がいた。これを人と言っていいのかわからないので生命体とでも言おうか…
行列はすごく長かった。並ぼうと最後尾にいこうと足を進める。相変わらずここも泥があって踏みずらい。
どうしたものか、いつまで経っても最後尾に行けないくらいに列が長く、これでは喉が渇いて死ぬのが先かわからなかったので違う水が飲めるところを探してみる。
その近くに皿なのかコップなのかよくわからない物体があった。そういやずっと雨が降っているし、これで雨水を貯めたら飲めるんじゃないか?
(いや、ここはあまりにも未知な世界だしあまりにも危険すぎる…それに、そもそもこの黒い雨が飲めるかどうかもわからないし)
そう思った私は、お椀(?)を使うのをやめて他のところを探した。
次に見つけたのは湖だ。ラッキーなことに誰もいないから今のうちに飲めば飲み放題!
早速飲むことにした。手で掬ってみると意外にも現世というか現実で見た普通の水に近い色をしていたので、迷わず私は口にした。
「まっっず!!!!」
すごく不味かった。めちゃくちゃ不味かった。
大異界なのでこれが普通かもしれないけどただひたすらに不味かった。なんか若干ふわっとするからアルコールが含まれてたのかもしれないな…
とにかくこの世界について知らないと何もできないと思った私は、どうにかしてこの世界(?)の情報収集をしようと重い立ち上がった。
とりあえず一応ないよりかはマシということで手に持っていた水筒に湖の水を汲んだ。
それから私はもう一度歩き出した。誰かいないか探すために。
腕の歩数計を見るともう今日だけで数万歩も歩いてる…結構広いんだなこの世界…
ふと前を見ると、そこには同じ現世の人らしき人がいた。思わず声が出た。
「えっ!?!?同じ人!?!?」
その人もこっちを見て相当驚いたようで声も出せないくらいに驚いていた…が、すぐに冷静になって答えた。
「えっもしかして…なんか頭とか打ってここに来た、地球の人?」
「全くもってその通り」
「同じだわ…ここどういうところなんだろう?」
「あなたも分かってないの?」
「さっき来たばかりだからね」
「そっかぁ…」
「一緒に行動しない?」
「別にええよ」
「よっしゃあ!」
その後1分くらい他愛のない会話をし、お互いに自己紹介した。
相手は同い年の25歳、男らしい。
そういう私も一応男だ。性自認が女である男だ。
生理が云々言っていたのは最近の技術で性転換をしたからなのでそういう意味では女なのかもしれない…もうわっかんないなこれ…
で相手は奇しくも同じような境遇だったが、ここに来る前の日に会社を辞めたらしい。名前は田中理人と言っていた。田中さんでいいだろう。
田中さんと出会ってから大体一時間くらい経った。今のところ分かっているのは、
・私たちは転移して来たということ
・私たち以外に地球から転移してきた人はいないということ
・大異界がなんなのかというのは現地人でもよく分かっていないらしいということ
・帰る方法は皆無とのこと
ということはいろいろな経緯があり分かってきた。
この世界に慣れないと生活できなさそうなので、もう少し情報を集めてみようと思う。
田中さんと出会ってから二時間くらい経った。
ついでに分かったのは、
・この世界の水は黒が当たり前であり、私が最初に飲んだ水が不味かったのはそのうち慣れるらしいということ
・異世界なのでなんか色々あるけどスキルなどはなく、あくまでなんか悪魔みたいな存在とか天使見たいな存在のようなものが増えて世界の法則が大幅に変わっただけの世界と認識した方が正しそうだということ
・水が不味かったり違和感を感じるのはよくあることらしい、他の銀河や他の世界線からいろんな人が来ているけどみんな大体慣れているということ
・この世界は無制限に広がっていて、どこかにパラレルワールドの入り口があるとかないとか噂されているくらいということ
のようなこともわかってきた。そろそろお腹が減って喉が渇いてきた。飲み物屋さんや食べ物屋さんはないのだろうか。
田中さんと出会ってから大体四時間くらい経った。
この世界にはどうやら建物が密集している地帯と建物が全くない地帯があるらしく、それは一日ごとに変化していくという。
とても不安定な世界だ。
十字架はどこにでもあるらしい。何かが埋められているらしいが、それは知らなくていいと教わった。
現地民が言っているのだから本当に知らなくていいのだろう。
ここから建物が密集している地帯に行くには三日程かかるそうだ。本当に辿り着けるかどうかもわからない。
建物が密集している地帯を教えてくれる機会をもらった。
田中さんと出会ってから一日経った。
三大欲求が爆発しつつある。
どうやらこの世界には移転者を狙う奴もいるらしい。狙われたら命はないくらい強力な奴なのだそう。
今のところそんな奴はいないから大丈夫だ。きっと。
田中さんと出会ってから二日になりそうなその時、突然目の前に無数の建物と無数の人?生命体?が現れた。そうか!移転したんだ!
今のうちにいろんなものを食べておいた。ぐっすり寝た。
…最後の欲求を発散できる施設はなさそうだ。
田中さんと出会ってから三日目になった。衝撃で目が覚めた。
背中が痛い。きっと建物が密集している地帯が移動して、止まってた宿も瞬間移動したのだろう。この世界は本当に不安定らしい。
それはそうと昨日夜🆓