※この日記は9/22に書かれていますが気にしてはいけない。刻が未来に進むと誰が決めたんだ。ターンAターン。
 さておき、いよいよ9月も終りが近づいてきており体温が下がってきました。気温も下がってきたようですがこれは秋の訪れと信じていいんでしょうか。もうなにも信じられない。
・ペンギン、浜辺で恋を拾う。(三屋城衣智子氏)
 ペンギンと人間、トカイとイナカに分かれた男女のお話。
 本作から感じるペンギンイメージは「人魚姫」。
 本作におけるペンギンは、陸上に上がると人間の姿になるという種族。そんな種族であるペンギンの最後の生き残りである清美は、同じくペンギンであると名乗る男性、佐久郎と出会います。
 自分しか生き残っていなかったはずのほかのペンギンの存在に喜ぶ清美は、佐久郎との関係を深めていきますが、ふとしたことから佐久郎の正体がペンギンではなくただの人間であることがバレてしまい、二人の関係は破局を迎え……。
 本作にはこうした直球の恋愛ドラマとしての側面のほか、川を挟んで分かれているトカイとイナカという格差や、歳を重ねて老成した釣り人のおっさんなどと言った要素から、なんとなく昭和のかほりを感じました。ああノスタルジー。
 最終的に佐久郎は機械のペンギンの体を得てまで清美に会いに来ます。ここでの、
 「確率が天文学的でも、家族が増えていく方が良かったですか?」
 清美は、刹那的なロマンティックもいいかもしれない、と思いながら佐久郎の狭くなった胸板に頬ずりした。
 この清美の選択が印象的ですね。ペンギンという「絶滅しつつある種族」たる清美が選んだのが「天文学的な確率でも家族が増えること」ではなく「刹那的なロマンティック」だというのが、なんというか「人間としてのペンギン」の選択だなあ、と思いました。
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