なんかまたじわじわと生活リズムが乱れてきているのでとても良くない。もろもろの原稿もあるし変な時間に寝るのをやめなくては。
・月の鳥(化野夕陽氏)
月でのパイプ清掃の仕事に従事するために生み出された改造生物としてのペンギン、通称「P」の生活を描いた一編。
本作から感じるペンギンイメージは「亜人」。
月という地球から離れた環境で独自に生まれた人間の亜種としてのPの設定が、その社会的地位から生活様式までしっかり細かく描写されており、「フィクションにおけるリアリティとは現実と同じかどうかではなく説得力である」という認識を改めて強く感じました。
また、月におけるPの生活をそれ単体ではなく普通の人間であるパートナー・ジノとの関わり=人間関係の側面から強く描写することで、主人公であるバーダの内面をうまく表現していると感じました。
また、月世界の独特の閉塞感の雰囲気、だからこその空を飛べない鳥であるペンギン=Pの抱く自由への渇望もテーマに沿った構造でお見事。
短いですが今日はここまで。