今日は夏コミ原稿最終締切日でしたが、昨日のうちに入稿完了してるので心穏やかに過ごしています。
そしてペンギンSFアンソロジーも今回で上巻分の感想は完了! よくやった俺!
・コウテイペンギンのヒナはまだ海を知らない(坂水氏)
ペンギンSFアンソロジー上巻最後の作品。コウテイペンギンの生態、分けてもその過酷な子育てをその下敷きとしたストーリーです。
本作から感じるペンギンイメージは「家族」。
こうして人間の家族関係になぞらえられるのを見ると、逆説的にペンギンという生き物の持つ家族という形態の特殊さを改めて感じさせられます。
分けても印象的なのは作中で描かれている家族の距離感。十二年という年月を隔てて、機械仕掛けのペンギンを通して娘に語りかける姿には、絆よりは埋めようのない隔たりを感じます。そしてペンギンと同じようにやがては親から離れていかなくてはならない。
そしてその隔たりがあるからこそ、「私の声が聞こえますか?」の呼びかけが響きます。
今日はここまで。
引き続き下巻の感想を書いていきます。