夜間はともかく夕方から夜にかけての暑さのピークが本当に辛い……。図書館などに避難しようにもそのあいだの道中が辛い……もはやクーラーが命綱となっている昨今みなさんいかがお過ごしでしょうか。
 まあ家に引きこもってても夏コミ原稿をはじめとしてやらなきゃいけないことは山ほどあるので退屈はしませんが、その山ほどあるやらなきゃいけないことを全部こなせるかどうかはまた別問題であってですね……(暑さで液状化しながら)
・電脳ペンギンは青図に可愛いを描く(長月瓦礫氏)
 主人公モモが、ペンギンのアバターをまとって電脳世界で活動する姿を描く一編。
 本作から感じるペンギンイメージは「可愛いのアイコン」。
 不可侵条約で守られている南極の地下に電脳空間を作って、それを南極アンダーグラウンド、通称「南グラ」としているこのネーミングセンスが好き。
 そしてその南グラにおけるペンギンのアバターは、その可愛さ故に超レアな一品となっており入手確率は1%を切るほどになっているというのがまさに可愛いのアイコンとしてのペンギンの価値の高さを物語っています。可愛いは正義。
・ペンギンよあれが巴里の灯だ(上原友里氏)
 「軽妙洒脱」という言葉がありますが、本作にはまさにその言葉がふさわしい。
 本作から感じるペンギンイメージは「走る鳥」。
 ペンギンと言えば「飛べない鳥」ではありますが、本作ではそこから逆説的に主人公・チャールズは「走り」に強いあこがれを抱くペンギンとして描かれています。そしてチャールズは「走る鳥」としての先輩であるダチョウの姿を求めて一路アフリカを目指す! なんでだよ。
 なんかもう最後まで疑問やツッコミを差し挟む隙もなく、文字通り走り去られたという感じですね。こういうの大好き。
 特にダッチョ=サンの下りは内臓が全部出るくらい笑いました。
 今日はここまで。
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ペンギンSFアンソロジー感想その3
初公開日: 2025年07月14日
最終更新日: 2025年07月15日
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