タイトル候補
・幸運な君の1番不運な日
・不運去ってまた不運
・前門のババア、後門の黒猫
君はとても運が良い。
気まぐれに買った宝くじは必ず当たるし、自販機のルーレットは必ずもう1本貰えるし、楽しみなお出かけの日は必ず晴れるし、席替えはずっと深窓の令嬢ポジションだし、飛行機が荒天で欠航する直前の便に乗れるし、E判定の志望校に補欠合格できた。
君は運によって生きてきたと言っても過言ではない。
幸運な君に、これまでの精算をするような不運な状況が待ち受ける。
さあ、その幸運を振りかざしピンチを切り抜けろ!
共鳴者作成レギュレーション
・類稀な幸運の持ち主であること。具体的には幸運5以上を推奨。
・技能は強運をレベル3で取得することを推奨
・散々な目にあってもいいと思える共鳴者であること
●怪異
『アンラッキーババア』
共鳴判定(強度2/上昇1)/ ∞共鳴感情:[嫉妬(情念)]
これから不運が訪れる人の前に現れるババア。
怪しい占い師のような見た目をしている。これみよがしに水晶や壺やカードも見せてくる。
不吉な未来を言うが具体的な事や対処法は教えてくれない。
運が良いだけで良い人生を送っている人が大嫌いで、不運のどん底に落とそうとしてくる……らしい。
双子の姉に『ラッキーババア』がいる。湯婆婆と銭婆の関係性。
●オープニング
共鳴者のRP準備運動を兼ねて好きなように進行する。
(場所はどこでもよいです。
自室にいる場合はRPで外に出る等、周りに人がいる状況にすると次の展開がスムーズです。)
共鳴者に老婆が話しかけてくる。怪しい占い師のような真っ黒のオーブを深く被っているので、ニィッと笑った口元しか見えない。
(対面でも、電話でも、PC越しでも、老婆が話しかけてくればなんでもよいです)
「お主、とても良い運を持っておるな」
「今日はお主にとって、最も不運な日だ。吉日ならぬ『凶日』だ」
「お主は今日、とても不運な目に合うだろう。一歩間違えば命を落とすやもしれん」
「お主の幸運をもってすれば、どんな不運な状況でも打開できるだろう」
「『どんな不運か』だって? そんな酷い事はワシからはよう言えん」
「おお怖や怖や。せいぜい良い運を手繰り寄せるんだな」
老婆はそう言うとふらりと姿を消した。
●メインシーン
今日1日、共鳴者に不運が待ち受ける!
さあ、持ち前の幸運で切り抜けろ!
下記の展開がランダムで発生します。
切り抜け方はPLの発想に頼る大喜利です。頑張ってください。
ランダムに不運決定
↓
不運の状況説明
↓
共鳴判定をおこなう
共鳴判定(強度2/上昇1)/ ∞共鳴感情:[嫉妬(情念)]
↓
成功の場合は共鳴値上昇
↓
PLが状況に対する打開策を提案
↓
幸運(強運)で技能判定
(技能判定に成功すれば、PLの提案通りに状況を上手く切り抜けることができます。失敗すれば不運な目に遭います)
(不運な状況と、それを無理やり幸運な状況にひっくり返すRPを楽しんでください)
(共鳴値が10にいかない程度の不運をお見舞いしてラストバトルに移行します)
不運一覧
(この一覧表はPLに公開してもいいです)
①植木鉢
②通り雨
③盗み
④小指
⑤信号
⑥画面割れ
⑦被り
⑧休み
⑨順番
⑩ペーパー
不運詳細
(この詳細は公開しないほうが面白いかも)
①植木鉢
共鳴者の頭上から植木鉢が落ちてくる。
平和な方がいい場合は、近所の子供がホームランした野球ボールが近くにあった植木鉢を割る。
②通り雨
共鳴者を追いかけるように急な通り雨が降る。一瞬で道路に水溜りができるほどの大雨だ。
横を通った車に水を撥ねられて全身に泥水を浴びる。
帰って服を洗濯したらスマホもティッシュも一緒に洗濯機に入れてしまった。
③盗み
ここに置いてた自分の持ち物が無い!
傘、スマホ、財布、お菓子、弁当など。共鳴者の私物が無くなっている。
迂闊に物を置かない共鳴者だった場合は、万引き犯としてGメンにしつこく疑われる。当然、心当たりはない。
④小指
タンスか椅子か壁に小指をぶつける。
背の高い共鳴者だった場合はどこを通っても頭をぶつける。
⑤信号
通る信号が全て直前で赤になる。頑張って間に合っても中洲に取り残される。
電車の場合は交通系ICカードが何度通しても弾かれる。
信号が無い道を通る場合は、部活集団の外周や保育園のお散歩が道を塞ぐ。
⑥画面割れ
スマホも機械の液晶もリモコンも全然反応しない。
何度も押していたら画面は割れるし、ボタンは埋め込まれて戻ってこない。
⑦被り
良いな!欲しい!と思って買った商品を既に持っていた。しかも明日からセールだったのに今日買ってしまった。
漫画だったり、小物だったり、服だったり。
適当なダイスで物の金額を決めてもいいだろう。
⑧休み
行く店行く店がすべて定休日だったり臨時休業をしている。
近所のコンビニは改装のためすべて閉まっている。
電話のサポートセンターは混雑で一向に繋がらない。
⑨順番
列が短い方のレジに並んだのに別のレジの方が早く進む。並び直した途端に、前に居た列が早く進む。
共鳴者の前の人が複雑な支払い(大量の商品とレジ横惣菜、個別会計、公共料金など)をしていて一向に進まない。
⑩ペーパー
トイレットペーパーは最後の10cm、補充分は置いてない。
ティッシュは1枚、テーブルナプキンは空、ドーナツの包み紙は無い、メガネ拭きがやたら汚れている。
何かを紙に書けばボールペンのインクは出ないし、シャー芯も鉛筆芯も折れる。
弁当を買えばお手拭きも入ってなけりゃ割り箸もない。
●ラストバトル
(不運な状況を十分楽しんだらラストバトルに移行します)
不運をどうにか切り抜いてきた共鳴者の目の前にあの老婆が現れます。
「お主のことはずっと見ていた。上手く切り抜けたようだな」
「今日の不運はこれで最後だ」
「ここを切り抜けることができれば、これからもお主には幸運な日々が待っている。しかし、それができなかったら不運は続くだろう」
突如、ニャーニャーと鳴き声が聞こえてくる。
老婆が差し向けてきたのは可愛い黒猫がたくさん。
(黒猫の数は共鳴者の幸運値×10匹)
(黒猫は不吉であり幸運。どちらの迷信もあります)
黒猫が共鳴者の足の間を通り抜ければ不運な運命待ったなし。
さあ、この状況をどう切り抜ける!?
(PLが状況に対する打開策を提案する)
これは最後の幸運(強運)判定です。最後なので、今日の共鳴者の幸運力の集大成といきましょう。
幸運(強運)の判定値から現在の共鳴値をマイナスし、それを判定値とします。
最低値は1とします。
(幸運(強運)の判定値 - 現在の共鳴値 = 判定値)
ダイス数は幸運(強運)と同値とします。
さあ、共鳴者の運命や、いかに!
●エンディング
(ラストバトルの判定結果で分岐します)
【成功】PLの提案通りに黒猫の集団を切り抜けることができた。1匹たりとも足の間を通る事はない。
共鳴者の未来は、これからも幸運が続くことだろう。
出目がすべて1の場合は、1匹の黒猫が宝くじを1枚咥えて持ってくる。
番号を確認すればキャリーオーバーあり1等が当たっていることが分かる。
成功数×1億が当選している。
【失敗】黒猫が次々と共鳴者の足の間を通り抜ける。全ての黒猫が通ったあと、老婆が笑った。
「キヒヒ。お前の運命は、変わってしまった」
これからの共鳴者は、不運の多い未来になるかもしれない。それはまた、別のお話。
「タイトル」
PL人数:1人〜GMが管理できる人数まで
時代:現代
舞台:共鳴者が住んでいるところ
プレイ時間:1時間程度。RPによっては長くなる。
ロスト率:とても低い
ハウリング、逸脱:基本なし(GMの裁量や改変によってはあるかも)
推奨能力:幸運
推奨技能:強運
特化事項:シナリオ終盤のダイス出目により、今後の共鳴者のラッキー度(能力や技能ではなく自発的なもの、または概念)が変わる可能性があります。
ダイスタス・コモンズ表記
本シナリオはダイスタス・コモンズに従って利用可能です。
■表示:必要
シナリオ制作:星のねこ
■改変:条件付き
著作者を誹謗中傷、攻撃する目的での使用を禁じます。 大幅に改変した際は、改変内容をセッション参加者全員に明示してください。
■公演:許可(収益化含む)
どなたでも配信(収益化配信含む)・公演でご自由にご利用いただけます。
■営利:条件付
個人・法人問わず本シナリオをそのまま再販売・再配布することは禁止です。 本シナリオを利用した二次創作物(リプレイ、動画、そのほか)を創作される場合は、ご自由にご利用ください。