やはりこの2作は連続で見なくては、ということでこの順番で見られる劇場を探してTOHOシネマズ梅田に行ってきました。
というわけで今日見てきたのはこれ!
知る人ぞ知ることなんですがわたくしのこの「人形使い」というハンドルネームはこの作品から来ています。
オタクなら誰もが避けては通れないこの作品、もう何回見たことか。冒頭のシーンとか暗唱できるしな。しかしスクリーンで見たのは今回が初めてだったようなそうでないような……。
そして公開年は1995年……。
公開されたときはまあどこもかしこも話題になってましたね。「映像化は不可能だと思われていた」とまで言われていました。最初に見たのは友達が衛星放送で放映されてたのを録画したのだったっけか。何もかもが懐かしい……。
流石に今見ると映像的には現行作品に見劣りする部分もありますが、そのビジュアルインパクトは間違いなくいち時代を作り上げたものだと改めて感じられました。特に光学迷彩の表現は当時あらゆるメディアで宣伝されてましたよね。
そしてもう全編が名台詞と名場面というコマンドーと同じタイプの作品ですね。「俺はマテバが好きなの」のシーンとか大好き。
また本作にはオリジナル版と効果音や音声をリテイクした2.0がありますが、もっとも大きな違いはオリジナル版では人形使いの声が家弓家正氏なのに対し2.0は榊原良子氏なんですよね。
個人的にはやはり人形使いは女性型義体からあの激シヴナイスミドルボイスが出るのちぐはぐ感が好きなのでオリジナル版が好き。
そして、2024年8月20日にこの世を去った田中敦子さんについて言及しないわけにはいきますまい。長く演じられたキャラクターと声優さんはもうほとんどイコールで繋がれるわけですが、草薙素子を演じ続けた田中敦子さんはもう少佐本人と言っていいくらいです。なのでラストでのバトーとの会話、「お前が良ければ、ずっとここにいてもいいんだぞ」「ありがとう。でも行くわ」で、本当に向こう側に行ってしまったなあ……と思わずにはいられませんでした。
そして次はこの作品!
こちらのほうももう何回も見てますが、こっちはスクリーンで見るのは今回が初めて。
当時はあのラストから直接的な続編ができたと聞いて驚いたものです。そしてこちらもまた当時としては最高峰レベルのCGが話題になっていました。こののっぺりとした独特な質感のCGが、本作特有の不気味さを感じさせてくれるんですよね。
現行のCG作品に比べると、CG部分に対してセルアニメ部分がやや浮いていたり、CGがいかにもCGって感じのグラフィックだったりしてますが、当時はこれが映像表現としてはすごく目を引いたんですよね。
少佐とバトーのコンビがメインだった前作に対して、本作ではトグサとバトーのコンビがメイン。この両者の関係性がかなり深堀りされているのが本作の大きな特徴でしょう。ふたりの直接的な関わりはもちろんのこと、それぞれにとっての少佐の存在がどういうものだったかも含めて掘り下げてある印象です。
あとは原作やTVシリーズでもほとんど描かれていないバトーの私生活に触れているのがなかなかレアですよね。
また本作では押井監督作品のいいところでもあり悪いところでもある長台詞と多数の引用があります。しかし不勉強で引用元がほとんどわからなかったのが悔しいところ。
本作の目玉は中盤の電脳迷路のシーンでしょうかね。ああいうサイバーパンクならではの現実化疑似体験かわからなくなる不気味さ、好き。というか本作のあの橙色を基調としたグラフィックがそもそも幻惑的なんですよね。
wiki情報によれば本作は前作ほどは興行的には振るわなかったらしいですがクリエイターからは絶賛されたようでさもありなんといった感じ。本作はアレですよね、劇パトでいうところのWXⅢみたいなもんですよね。分かれ。
そして前作のラストを経ての少佐のセリフ、「あなたがネットにアクセスするとき、私は必ずあなたのそばにいる」が今となっては全く違う意味になってしまうのがなんとも言えない気持ちになります。