146分+171分=317分、どこを見てもシャー様! シャー様! シャー様!
 上映時間中どこを見てもカッコいい! カッコいい! カッコいい!
 常に見せ場の金太郎飴!
 *「PATHAN」+「JAWAN」連続マサラ上映、ついに解禁!
 以前行われた「PATHAN」マサラ上映でものすごい盛り上がりだったのに、さらに「JAWAN」まで追加されたらどうなってしまうのか。
 結論から言うとどうなるもこうなるも……って感じでしたねハイ。
 言うまでもないことですが塚口のマサラ上映はチケット購入の段階から始まっています。チケット販売開始の数時間前から、あるものは禊をして身を清め、またあるものは水牛を屠ってシヴァ神に捧げ、またあるものはF5キーを1秒間に256回連打するために砂鉄を入れた砂袋に指貫き手を繰り返す修行を積んでいるという。しらんけど。
 そして運命のとき、日付が変わった瞬間に塚口のサーバーに過負荷が集中し攻性防壁が灼き切れる!
 結果、数回弾かれたもののなんとかチケット入手! 今回は久々の3分完売でさすがに冷や汗が背中を伝いました。塚口のマサラ上映にはもう何回も参加してて数々のチケット争奪戦をくぐり抜けて来ましたが、今回はモノがモノだけに焦りましたね……。
 また、TLを見ていると塚口のチケット購入システムが変更されたことで購入に手間どってしまったという声も見られましたね。個人的には「上映スケジュール」の画面でF5キー連打をおすすめします。
 というわけでチケットは確保できたので次は火薬の準備。塚口でのマサラ上映が近づいてくると関西じゅうのダイソーからクラッカーが消え失せるらしいので、早めにクラッカーを買い占めなくてはということで梅田のダイソーに行って数も数えずにそこにあった散らからないクラッカー7個セットを列買いします。あとで数えてみたら7個入り✕30個で210個でした。
 そして当日。
 家を出てから財布を忘れてゆかいなサザエさんを久々にやらかしてしまい到着が少々遅くなってしまいましたが、劇場に到着したときにはもう待合室の熱気が1階部分にはみ出してるはみ出してる。
 塚口のマサラ上映といえばコスプレしてくる人も多いですが、今回は特にコスプレしてる人が多かった印象ですね、というか今回は上映作品の特性上やたらと囚人が多いので全体的に治安が悪いですが治安が悪いのは見た目だけ。
 今回も突っ立ってるだけで無限にホスピタリティでタコ殴りにされました。また上映開始直前や休憩時間中でも容赦なくホスピタリティが殴りかかってくるので油断できません。以下、今回いただいたホスピタリティです。
 いやーもう毎回みなさんよく考えるなと思います。お菓子に付属しているイラストやカードは全部保管しているので1000年後に地層の奥底から発掘されるときが楽しみです。
 さて開場時間が来たので館内へ。恒例の上映前スクリーンはこんな感じ。
 来ましたよ「ダンスシーンはスタンディングOK」。もうこれだけで空前にして絶後の盛り上がりが約束されたも同然ですよ。ここほんとに映画館?(いつもの)
 そしていよいよ上映時間が迫ってきて……日本じゅうに名を轟かす珍百景の仕掛け人、戸村支配人の登場だ!
 今回は包帯グルグル巻きの「JAWAN」スタイル。かゆいの我慢してしっかり前説してくださる姿に涙を禁じえません。
 いやしかし、毎回のこの前説の「マサラ上映は映画鑑賞+α」という言葉、ほんとに素晴らしいと思うんですよね。自分本位に騒ぐのではなく、映画を、そして一緒に映画を見る人達を尊重したうえで思いっきり騒ぐというルールとマナー。
 そしてそのルールとマナーに観客側もしっかり応えこそ塚口のマサラ上映は成立しているわけですね。では観客側がどのようにしてこの言葉に応えているか。それをこれから書いていきますよ。
 というわけでまずは前半戦、「PATHAAN」上映開始(はじめ)ッッッ!!
 いやーもう最高だった……。
 もういつものことなんですが、本編どころか予告の段階で館内のボルテージが一気にアクセルベタ踏みフルスロットルになるの最高。
 特にインド映画の予告はもうみんな無条件でブチあがるわけですが、今回の予告は全人類待望のデーヴァラとジェイラーなのでその盛り上がりもむべなるかなといった感じ。予告の段階の熱量じゃないだろあれ。今回初めて塚口に来た人はどんな感想を抱いたんだろうか。このブログを読んでたらぜひとも新鮮な初見感想を食わせていただきたい。おらジャンプしてみろよ持ってんのは分かってんだよ。(初見感想のカツアゲ)
 
 わたくし人形使いももう何度もマサラ上映に参加してますが、もう参加するたびに楽しみが増していますね。
 当然のことですが映画の内容自体は何回上映しても変わりません。しかし塚口のマサラ上映は毎回変わる。何が変わるのか? 紙吹雪とクラッカーと鳴り物の練度ですよ。
 マサラ上映のたびに塚口に集った観客のみなさんの応援には毎回驚かされますが、マサラ上映が開催されるたびに最高が更新されるという。超サイヤ人かよ。
 まずは紙吹雪。
 本作は頭から尻尾までアクションアクションアクションが詰まってる作品なんですが、爆発に合わせての赤い紙吹雪、水しぶきに合わせての青い紙吹雪と完全にスクリーンと同期した紙吹雪が館内を彩る! 毎回言ってますがこれがたまらなく美しいんだ……。場面に合わせた紙吹雪の色のチョイス、量、そして高さ。もはや国の重要無形文化財に指定されるのも時間の問題と言えるでしょう。
 そして今回の紙吹雪でいちばん驚き感動し、思わず声を上げてしまったのが終盤の空中戦。
 基地から脱走したジムが飛行ユニットを装着するシーン、飛行ユニットの翼が左右に展開されると同時に客席の前の方から左右に向かって高く舞い上げられる白の紙吹雪!
 今日のマサラ上映に参加した人はわかると思いますがあのシーン、まさに戸村支配人言うところの「映画鑑賞+α」の「α」の部分そのものと言えるでしょう。
 鳴り物も実に見事だった。今回はハンドベルがメインでしたが、BGMに合わせてのハンドベルの「入り」と「引き」がもう完璧。ハンドベルは音が高いのでともすれば鳴らし過ぎでBGMを阻害してしまいそうなものですが、音量調整が完璧なので耳の邪魔にならない。まさに芸術的と言えます。
 さらに今回の鳴り物、BGMだけでなく雰囲気や空気感にも合わせてるのがさらにすごかった。なんだか不穏な雰囲気になってくると最初は小さく、徐々に大きく……という演出。そう、塚口のマサラ上映では演出という形で「映画に参加」できるとという魅力があるのです!
 そして鳴り物との抜群の連携を見せてくれたのがクラッカー。塚口では同じ作品のマサラ上映を何回もやってくれるんですが、そのたびにクラッカーのタイミングがだんだん揃っていくのが素晴らしい。まあ場合によっては初マサラなのになぜかタイミングが揃ったりもしますが……。
 今回も爆発や打撃に合わせてぴったりのタイミングで鳴り響くクラッカーがアクションシーンをより鮮明に彩っていました。わたくし人形使いは映画館で映画を見る意義は音にこそあると思ってるんですが、塚口でのマサラ上映のこの一斉に鳴らされるクラッカーの音はここでしか味わえません。配信で映画見てて100人単位でクラッカー鳴らすなんてことまずないですからね。よく考えたら映画館でもないのでは? 塚口サンサン劇場は業態を映画館とするのがそろそろ厳しくなってきたんじゃなかろうか。
 そしてもうひとつ忘れてはいけないのが歓声ですよ。今回参加した皆さんは今頃全員デスボイスになってませんか?
 もうキング・カーンことシャー・ルク・カーンがスクリーンに映るたびに黄色い声というか絶叫が館内を揺るがします。野暮なツッコミやウケ狙いの発言なんてあの魅力の前には出してる余裕なんてありませんし、そんなことしてる暇があったら血反吐吐く勢いで我らがシャー様の美貌を称えるのが塚口の作法ってもんですよ。
 さらに本作ではシャー様に加えてこれまた美貌のディーピカー・パードゥコーンが出るのでなんかもう目が潰れる。序盤の「Besharam Rang Song」のシーンの盛り上がり最高だった。もうそこら辺に拍手のしすぎとハンドベルの振り過ぎですっぽ抜けた腕が40本くらい転がっててもおかしくないレベルだった。映画を見に行って筋肉痛になれる映画館、サンサン劇場。
 さっき「映画館で映画を見る意義」という言葉を出しましたが、今回のマサラ上映で「塚口のマサラ上映に参加する意義は好きな作品、好きな俳優をみんなで応援できること」にこそあるという思いをいっそう強くしました。こればっかりはひとりで見ているときにはできないことですから。
 今、このブログを書きながらちょくちょくTwitter(かたくなにXとは呼ばない)を確認してるんですが、少なくない人が「余計なツッコミや作品の邪魔になるような発言がなくてよかった」とツイートしています。これが答えですよね。誰もがパターンやルバイやジムを応援し、作品をともに楽しむという姿勢こそがこの最高の、好きな映画をもっと好きになれる空間を成立させていると言えるでしょう。あれだけ大騒ぎしておきながら誰もほかの人と作品の邪魔をしていない。これって言うほど簡単なことじゃないと思いますよ、いやほんと。
 ……といった感じで、今回の「PATHAAN」も最高でした。
 ちなみにこれが「PATHAAN」上映終了直後のフロアの様子です。
 しかし、宴はまだ終わらない! おかわり自由のシャー様祭りはまだまだ続く! しかも次はダブルシャー様! シャー・ルク・カーンはカッコいいので二人いれば2倍カッコいいというアホの算数によって生み出されたカッコいいしかない映画「JAWAN」が終わったとき、シアター4はどうなってしまうのか!
 後半に続く!
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塚口サンサン劇場「PATHAAN」+「JAWAN」連続マサラ上映成し遂げました!前半戦
初公開日: 2025年03月01日
最終更新日: 2025年03月02日
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