昼間は暖かくなってきたってのに夜になると冷え込んできてガタガタ震えています。
 そして原稿の締め切りも近づいてきていてガタガタ震えています。
 さらにまだ書いてないゲームの感想もたくさんあるのでガタガタ震えています。
 本作は昨年末に発売された「亜電」と同じサークル「takayakata」さん制作のベルトスクロールアクションゲーム。
 同人ゲーム数あれど、ベルトスクロールアクションはあんまり見かけないのでレアな気がします。
 主人公はある病院に入院している女の子・そぼこ。
 ある日突然明晰夢を見るようになった彼女は、「できるなら暴力的に解決したい!」というバイオレンスな理由で明晰夢の中で襲い来る奇妙な人々と戦うことにするのですが……。
 本作は病院の中を探索する現実パートとベルトスクロールアクションで敵を倒していく夢の世界パートに別れています。比重としてはベルトスクロールアクションの夢の世界パートの方が大きく、クリア後には各ステージを選択して攻略できるステージセレクトモード、全ステージを通しでプレイするアーケードモードが追加されます。
 夢の世界パートは全3ステージとコンパクトですが、パンチや投げといったベルトスクロールの基本的なアクションと個性的なキャラクターがしっかりまとまっているのでプレイバリューは十分と言えるでしょう。ステージの長さもちょうどいい感じ。
 現実パートでの探索要素はそれほど大きくなく、主に夢の世界パートで使用可能な攻撃力アップ、体力回復などのアイテムを入手することが目的となります。しかし、この現実パートの魅力はむしろ、探索要素ではなく「病院」という閉鎖環境の空気感であるように思いました。
 レトロな印象のドットグラフィックで描かれた本作の病院の受付やドア、エレベーターや自販機はどこか無機質で冷たい印象があり、それとともに夢の世界でははっちゃけてるそぼこが現実の世界ではいち入院患者に過ぎないという不自由感も強く感じました。
 対して夢の世界のアクションパートでは、なんかドバドバ水を吐く子ややたら長い子など個性豊かな敵キャラと、賑やかながらどこか幻惑感のあるBGMが非現実感を高めてくれます。また、本作のボスキャラは現実にも存在しており、そぼこと同じように夢の世界に入り込んでいます。彼女らの現実の世界と夢の世界との対応もしくはギャップも本作の魅力でしょう。
 難易度に関してはアイテムでのサポートがあるのでそこまで高くはなく、気軽にプレイできる難易度だと言えます。反面、実績狙いやステージセレクト、アーケードモード攻略となるとけっこうな手応え。実績は特定の手段のみでボスを倒すのがけっこう難しく、ステージセレクトやアーケードモードでは純粋にアクションゲームの腕前がものを言う感じでしょうか。
 ベルトスクロールアクションとしても面白いですし、ドットグラフィックで描かれた夢の世界の独特な雰囲気を楽しむ雰囲気ゲーとしても良かったと思います。
 ところで本作のタイトル「夢核」の「core」って、複数の入院患者の夢が入り混じってできた夢の世界の中核としての「core」だと思ってましたが、これもしかして「breakcore」とか「cleancore」とかのジャンルとしての「core」なのか?
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