僕、どうしたらいいかな。ていうかなんでこんなことになってんだっけ。
そうだ昨日確か抽選で負けてこんなことに。あああ最悪。どうしてあそこで16を、16なんか引いたんだよ・・・・・・!!!!!
そのせいで、席替えは見事なまでに大失敗じゃないかっ!
僕が教室の天井を見上げて、黒いぶつぶつの数をやけに入念に数えているのには深い理由があった。それは、僕がどういうわけか二度と目すら合わせたくなかったやつの隣の席をくじ引きで引いてしまったせいだ。
本当に運がない。途方にくれる先も、廊下側の席のせいで天井しかない。だって無理があるんだ、外を見ようと左に顔を向けたら目が合ってしまうからさ。
それにこの席が最悪な席なのにはもう一つ理由がある。とにかく退屈なんだ。周りが女子ばっかりで話す相手がいない。・・・・・・いや、それで言えば別にいないってわけでもない。
わけでもないが、、話せるのは隣の席のあいつだけ。
僕が一番嫌いな隣の席のそいつは、僕のことが一番好きと告白してきた女子だった。あんまり関わりがなかったから僕はそれを断ったんだけど、まったく悲しむことはなくて「諦めずアタックしてやろう!」と、むしろ燃えてしまったようだった。
悪いとは思ったよ。最初の告白まではね!いや、2回目も思ったっけ。とりあえずあいつは異常。もうすでに20回以上は告白されてる。
攻撃は最大の防御と言ったのは誰だろうか。こいつは防御なんてことは忘れて攻撃しかやってきてないぞ!!まじて頭おかしいだろ。
「いつきくん、ここ教えてぇん。わゃかんにゃい。」
「うっさい黙って。」
「冷たいなあ、しゅんってなっちゃうぞ!!」
あああうざい、ウザすぎる。こいつのこういうところが大嫌いなんだよっ。草をむしり取るみたいにぼさぼさになるまで髪を搔き続けた。こうでもしないと心の中のふつふつと煮えたぎっているイライラは治まりやしない。
なんでこんなことになったんだよ、、一生の不覚だ。
早く逃げ出したいと心から祈り続けていると、授業の終わりのチャイムが鳴り響いた。礼が終わると同時にすぐに男子トイレに駆け込もうと走る。
しかし奴は無駄に足が速い。廊下を曲がった先のちょうど誰もいないところで捕まってしまい、僕は今日も耳に入れたくもないクソ情報を伝えられるのだった。
「一番好きです、付き合ってください!」
「無理。」
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