なんか……今はまだ冬なのか春なのかよくわからない気温で何もかもよくわからない……。自律神経がフラフラしてる……。
そんなわけで左右に揺れながら同人誌レビューです。ゆーらゆーら。
・あたいとげんそーきょー~サンタ・マリサ~(北国もやし製造所)
毎度おなじみの「あたいとげんそーきょー」シリーズも本作で早くも13冊目。今回はクリスマスだ!
本サークルさんの作品を読んでいる人には、このサークルさんにとっては魔理沙とチルノは特に好きなキャラであることは明白ですが、「じゃあどういうふうに好きなのか?」という答えが今回の新刊には詰まっているように思えます。
冬の一大イベントであるクリスマスが近づく幻想郷。そんな折、魔理沙はサンタさんを信じるちびっこたちからサンタさんへの手紙を渡してくれるように頼まれます。ちびっこたちの夢を壊してしまいかねないセンシティブな依頼ですが、霊夢の一言で魔理沙は仕方なく(ノリノリで)サンタさんへクラスチェンジ、幻想郷のクリスマスの夜を駆けます。
まずサンタコスの魔理沙が実にかわいい。いやこのサークルさん描かれるところの東方キャラはだれも彼もかわいいんですが今回のサンタコス魔理沙はここぞとばかりにかわいい。胸のところにベルと柊の葉をあしらったデザインがとてもいい。
ちびっこたちもとてもかわいい。というかもう汚れに汚れきってしまったわたくしの目にはちびっこたちの純真さが眩すぎて目ェブッ潰れるかと思いました。特にこのサークルさんの作品においては完全に4歳児かつ咲夜さんのおもちゃと化しているおぜうさまは己が吸血鬼であることを思い出していただきたい。
そして今回のメインとも言えるチルノと魔理沙。たしかにこういうときは真っ先に魔理沙のところに来そうなチルノが確かに来てないことに中盤まで読んでやっと気づきました。その理由というのが前述した「じゃあどういうふうに好きなのか?」というところにつながるわけですね。
思うにこのふたりは自覚している/していないの違いがあるものの、ふたりとも「孤独を抱えたもの」なんですよね。魔理沙は冒頭で示されている通り実家とのあれこれがあり、一方でチルノは冬の間は妖精たちから疎まれ避けられている。このつながりとも言える共通点が魔理沙とチルノが特別たる所以なんじゃないかと思いました。
そしてふたりとも、孤独を抱えつつも実はそばにいてくれる人がいるという共通点もあるというのがいいですね。このエピソードをクリスマスにやるというのが実に効くんだよな……。レイマリはいいぞ……(余韻に浸っている)。一見飄々としているように見える霊夢のほうがじっとり重い感情を魔理沙に向けてるのに暗黒レイマリ成分を感ぜられました。
今日はここまで。