今日も塚口。
 明日も塚口。
 冬コミ原稿締切まで1週間切ってても塚口。
 というわけで今日見てきた1本目はこれ!
 古典的名作は有名すぎてタイトルとあらすじと名場面は知ってても本編をちゃんと通して見たことは意外になかったりするもの。
 「ランボー」シリーズも「怒りのアフガン」あたりは金曜ロードショーとかで見た覚えはありますが、初代はちゃんと見たかどうか記憶が曖昧だったし、少なくともスクリーンで見たことはなかったので見に行くことに。
 ベトナム戦争からの帰還兵、ジョン・ランボー。戦友の手紙を頼りに地元に帰って来るも、その親友はすでにベトナム戦争の化学兵器によるガンで死亡していました。
 途方に暮れたまま街をさまようランボー。そこへ通りかかった警官に難癖をつけられたランボーは警察署へ連行されてしまいます。隙を見て脱走したランボーと追走する警官隊による山中での死闘が始まる――!
 ランボーを演じるシルベスター・スタローンといえば、アーノルド・シュワルツェネッガーと同系統の無敵で最強な軍人!といったイメージのキャラクターを演じることが多いもの。しかし本作におけるランボーは、肉体的にこそ強靭なものの、メンタル面は非常に脆いというかベトナム戦争によるダメージを引きずっていることがありありとわかる、非常に「弱い」キャラクターであることがかなりショッキングでした。
 調べてみたら本作は1982年作品。少なくとも日本ではPTSDやトラウマといった言葉がまったく認知されていなかった時代。そんな時代にこれだけ「傷痍軍人の抱える精神的外傷と社会的冷遇」を描いていることは驚嘆に値します。
 たしかに本作は激しいアクションが目立つアクション映画ではありますが、そうした「動」の部分が目立てば目立つほど、ランボーが抱える心的外傷や社会における帰還兵や傷痍軍人の社会的立場の低さといった「静」というか「暗」の部分が浮き彫りになってくるんですよね。
 結局のところランボーを生きながらえさせたのは戦争で身につけた技術であり、ランボーの苦しみを理解できているのは同じ戦場を味わってきたトラウトマン大佐だけという……。
 こういう作品ではしばしばヒロインが傷ついた主人公の理解者として登場するものですが本作ではそれもなし。派手派手なアクションがあるにもかかわらず、それによる爽快感よりもランボーの抱える苦しみが強く感じられる、苦い作品でした。
 そして2本目はこの作品。
 本作はレーティングをPG-12からR-15+に上げて、本来予定されていた表現にしたもの。
 ストーリーや登場キャラに変更はありませんが、ゴア表現がマシマシになっている感じになってました。
 本作は無印版を見てますが、中盤の惨殺シーンや後半のバトルシーンの流血表現がかなりクリアになっている印象。また、背景美術に関しても後半の桜の色合いなど、カラーリングが微妙に変わっているシーンもありました。
 改めて見るとやはり昭和の暗黒面が目立ちます。半分くらいは自分が実際に経験してるしな。電車に灰皿があったとかもう知らない世代も多かろうて。
 そしていわゆる「因習村」要素がぜんぶそろってて、そっち方面のリビドーもしっかり満たされました。先週の犬神家を見に行けなかったのが悔やまれる。
 いちおう「ゲゲゲの鬼太郎」につながる作品ではあるものの、内容はかなりダークでそれこそアニメ版犬神家といった趣。とくに今回の真生版は流血表現の増加もただ単にゴア描写が増えただけではなくて、本作における重要なキーワードである「血」が強調されることにつながっているのが強い。
 流血としての血、血縁としての血、糧としての血、そして次代へつながる未来としての血。誰もが血を流し、血に狂わされ、血を求める物語。本作はげに「血の物語」だと言えるでしょう。
 あと相変わらずラストバトルがエヴァにしか見えませんでした。
 
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塚口サンサン劇場「ランボー」「ゲゲゲの謎 鬼太郎誕生 真生版」見てきました!
初公開日: 2024年12月13日
最終更新日: 2024年12月13日
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