秋季例大祭戦利品レビューもこれでラスト、そして今回が今年最後の同人誌レビューになります。
今年も成し遂げたぞ!
・なかよしまめあず。(小豆粥)
東方二次創作界隈きっての飯テロサークルである本サークルさんの新刊は、短編マンガを集めた「まめあず。」シリーズ第7弾。
今回は獣王園の新キャラであるちやりと饕餮の出番が多い感じです。それでは収録作品ごとに感想を。
・逢いたさ見たさ病めるmy mind
「仙台銘菓萩の月」と言えば南国少年パプワ君で全国的に知られることになったことはつとに有名ですが(※要出典)、こんな大量にジェネリック萩の月が存在したとは寡聞にして知りませんでした。
それはともかくのっけから元カノと今カノの対戦とか小豆粥さんの作品にあるまじきドロドロ展開か!?と思わず身構えましたがあまりにも平和な世間話で安堵のあまり腰が抜けました。そしてまあ毎回のことですが紫さまの言動のそこかしこに正妻の余裕というか藍さまに対する不動の信頼と愛情が垣間見えるのが好き。
・ニャーンBRIDE
実に微笑ましい橙の結婚式ごっこ。これが現実に起こったら藍さまはどうなってしまうんだろうか。いっそのこと相手をたぶらかしてしまえば……!とかそういう方向に暴走しそう。
・すぐ美味っすすごく美味しっす
これだよこれ。このサークルさんの飯テロサークルたる所以が凝縮された一編です。言うまでもありませんが深夜に読んではいけません。
夜食! アルミ鍋! そしてチキンラーメン! そしてダメ押しの卵! あまりにも危険すぎる。
度々書いていることですが、本サークルさんの食事がうまそうなのは、メニューだけでなくその周辺環境の描写が魅力的だからなんですよね。本作はインスタントラーメンが最大の威力を発揮する時間帯である深夜、そしてガスコンロの火の前で語り合う饕餮とちやりというシチュエーションが実に効く。
そしてこれまた本サークルさんの作品に欠かせないうんちくですが、チキンラーメンの発祥を語るのにかこつけてイチャイチャしてるゆからんが実に相変わらずで好き。
・華燭典
調べてみたらタイトルは華やかで美しいともしびの意から転じて、結婚式で灯されるろうそくのこと、転じて結婚式そのものを指すとのこと。
まーた藍さまはそんなはしたない姿で。というか本サークルの藍さまはしばしば当然のように首輪を装着してるんですがそれは橙の教育的観点からだいじょうぶなんでしょうか。
そしてラストページの饕餮の後ろ姿がなんともよろしく哀愁といった感じ。デフォルメ等身で描かれていますが、この辺がなんかオトナな雰囲気なんだよなこのサークルさん描かれる饕餮は。
今年はここまで。
サークル「小豆粥」の小豆長光氏は今年の10月16日に急逝されました。
この場で改めて御冥福をお祈りします。