私は恋を約12年間した事がない。
「私、〇〇くんが好きなんだー。」とか聞くけれど、“好き”ってどんな感じ、思いなのかよく分からない。
私は“友達として好き”という人はいるけれど、“恋愛的に好き”という人はいない。
よく分からない。
ここからは中学1年生の頃の話です。
今まで?
これより前は小学生の頃の話でした(遅れてごめん)
私は母にあるアニメを勧められた。
最初は平和……コメディ要素があまりなくて面白くなかったが、段々と面白く感じてきた。
数日後──
初めて私に“推し”というものができた。
“かっこいい”と思える人が。
その時は、恋愛的に好きとは思わなかった。
優しくて、顔も良くて素敵だなー。と思っただけだ。
その数ヶ月後──
何かよく分からない感情が湧いてきた。
推しを見るとドキドキするような……胸が締め付けられるような……そんな感覚がした。
推しがいると安心する。
好きになる。
「これが……恋愛なのかな……?」
私はふと思った。
「そうだ!これだっ!」
私はテンションが異常な程上がった。
それから両親に「私は推しが好きだ。」と伝えた。
……いや、正確に言うと両親にバレた。
その数日後、父に「現実見なよ」と言われた。
母には「そんな人、存在しないよ」と言われた。
その言葉が胸に刺さった。
そっか……そうだよね……
私は改めて思った。
彼──私の推しは、2次元。つまりアニメキャラクターだったことを。
私は酷く落ち込んだ。
だけど、いつか似てる人に出会うかもしれない。
2次元に行けるかもしれない。
そう思いながら私は、今日も言葉の棘に刺されながら一生懸命生きている。