うふふふ、夏コミ原稿最終締め切りまで1週間を切っててなんの余裕もなーい。
でもそういうときこそ感想ですよ。
・東方SFアンソロジー 夢現理論の臨界点(東方SFアンソロジー製作委員会)
今日はちょっと少なめですがやっていきますよ。
・第四〇〇回博麗神社例大祭(壕野一廻氏)
個人的に見出した本作のSFテーマは「ファーストコンタクト」。
本作はタイトル通り、どうやって存続したのやら記念すべき400回を迎えた博麗神社例大祭を描いた作品。
「未来の世界を想像して描く」というのは非常に直球ストレートなSFですが、「現在=現実の世界との地続き感」を出すのは非常に難しいもの。そこ行くと本作は、「東方イベント」というせえっ体を活かして遥か未来の世界に「明らかにあのキャラの系譜に連なる名前」「いつものあの曲」といったネタを取り入れることで、現実世界との地続き感を出しています。
それとともに、それらのネタを本作の重要なテーマである「ファーストコンタクト」という重要課題を安全にクリアするための共通言語として用いているのが実に上手いんですがラストの下りでのゆっくりボイスで盛大に吹いてしまいました。
・夢幻喫茶マエリベリ ほか(夜な子氏)
個人的に見出した本作のSFテーマは「未来世界のシミュレーション」。
「東方×SF」というテーマでさまざまな作品が集まったこの合同誌ですが、本作は一枚絵を「未来の東方世界における広告」としてまとめているという非常に面白いアイデアで描かれています。
「夢幻喫茶マエリベリ」「妖精の繁殖ススム」「弾幕予報」はどれも現代の東方世界からのしっかりした地続き感のある内容。そもそもSFには「未来の世界を想像する」とい古典的かつプリミティブなテーマがあるわけですが、本作はそうした意味では非常にストレートなSF作品であると言えるでしょう。
あと「旅行(トリップ)ってそういう意味なの?」とか「明らかにチルノらしき妖精が複数体いるんだけど……」とか「紅白飛行人間ってこれ何代目の博麗の巫女なんだ?」といったいわゆる暗黒SF的な後ろ暗さも味わえてそっち方面のリビドーも満たされました。
今日はここまで。