今日は野村一家ホワイトデーイベント書き上げます!
号楽と亜南の2人がホワイトデーに何をあげるかとかどうするかとか会議メインに最後に圭に渡して仲良し3人END予定です。
「亜南、今年のプレゼント決めた?」
「あー…まだなんだよな」
「バレンタインが祐樹とだったから、祐樹にも必要」
「祐樹は圭との時間貰えたから別に要らな~いとか言ってたけど、毎年バレンタイン一緒にやった奴はホワイトデーにも貰う決まりだから」
「そう。でも生チョコ・トリュフ・飲み物は避けたいし…祐樹へは寝具系だと思うけど、他の人があげるでしょ」
そういって苦い顔をする号楽の手には調べるのに使われていたであろう数日行方不明だった家族共用タブレットが握られている。彼らは家族の中でも初期からいるため、人外組にも頼られることが多いためイベントの時はこうして頭を悩ませていることが多い。
亜南が座っているPCの画面に表示されているのも【バレンタイン お返し 流行り】【睡眠グッズ おすすめ】などの検索履歴が表示されている。
「昔に圭に言われた世間が決めたお返しの意味じゃなく個人が気持ちを込めて私にくれるお返しのほうが嬉しい。って言葉が重たいものだったんだなと感じるようになってきた」
「世間に流された意見のほうが前の年とかぶったりしないし楽だよね。俺もう去年とか頭爆発するかと思った」
「困って綱頼と3人でクソデカ座布団作って贈ったら泣きながら喜ばれてオレも後から困惑した。手作り座布団も分からないが泣いて喜ばれるものでもないだろ」
「…あぁ、祐樹へは二人で人形作る?圭のミニキャラ人形」
「号楽が人形本体でオレは服作るか。そうしたら今後も多分服ねだられるだろ」
「決定。問題は圭へのプレゼント。下手なのは贈りたくないよね」
「それなんだよな…号楽は候補くらい絞った?」
眉間にしわを寄せながら出したタブレットに映っていたのは男女お揃いペアルック♡という文字列。目を見開いた亜南が号楽の顔とタブレットを何度も見比べると居心地悪そうに「手作りで…どうかなって…」とつぶやいてうつむく。自分が迷走している自覚があるからこそ亜南へと相談へ来たのだとパッと見ただけで分かる雰囲気だ
「いや、でもありじゃないか?多分喜ぶし家族の誰とも被らない」
「亜南の候補は?」
苦笑いしながらPCでタブ変更すると出てくるのは初心者でも簡単かご編み方法という文字。納得したように頷く号楽にホッとしたような表情をする。それはそうだろう、このかご編みを考え付くまでに食べ物や服色々考えて歴代とかぶらないもの、被っても大丈夫そうなもんのを考え抜いてコレになったのだから
「なんでかご編みにしたの?あみぐるみとかのほうが喜びそうなのに」
「圭はお菓子を家族から貰ったり、渡すのに作ったりするからそれ入れれる保管用か配るとき用の籠あったら喜ぶかなって思ったんだよな。あと前に動画見ていいなぁって言ってるの聞いたから…何年前か覚えてないが」
「確かに竹とか木とかの小物好きだからね。…一人で作る?」
「いや、一緒に作ろう。お前は前にもっと小さい小物入れ用で作ってただろ」
「うん。じゃあお互い教えあおう」
まずは材料を集めなくては…という話から、かご編みの素材はこの山のアケビを含め使えそうなツルを採って編めばよい。という話でまとまったのは良いものの問題は号楽の服の素材。魔獣・神獣達やその他山の動物・虫たちのおかげで素材自体はあり加工も済んでいるが圭の許可がないと警固している動物たちが中に入れてくれないのだ
「…圭に、伝えるのはちょっと違う気がする」
「まぁオレたちが言葉を理解できなくても向こうはオレたちの言葉を理解してみるだけだから試してみたらどうだ?」
「そうだね、どちらにせよ成功させるにはそうしないと…」
そうして号楽は動物たちと交渉して服の材料、布を。亜南は籠を編むためのツルを集めて次の日に集合することに。結局楽だったのは号楽で「圭にサプライズで、バレンタインのお返しを…」と言ったら快く中に入れてもらえたので実際時間はそこまでかかっておらず、集合までに型紙作りまで終わらせることが出来た。
亜南は思ったよりツルが集まらず、頑張って集めていたが結局集合時間ギリギリまで集めて失敗は許されない量しか集まっておらず1種類のツルではないので太さなども違い編むのが大変そうな材料になっている。
「俺が先に終わったら集めてくるよ」
「頼む…号楽のほうが材料集めキツいと思ったのに、本当にこの山に存在する全てが圭にだけ優しいよな」
「愛されているからね」
ぽつぽつと圭との話や過去の思い出話をしながら二人は手を止めずに目的のものを作り続けて、1日目では号楽が型に合わせてすべての部品を作り終わり亜南は籠の底が完成。
2日目、号楽は自分用のチャイナの仮縫いまで。亜南も籠のカタチに向かって進んでいます。
3日目、両方の服が仮縫い終了。本縫い途中まで。亜南も残りは取っ手部分のみ
4日目、一部分にポイントで刺繍を入れ完成。籠だけでは寂しいので籠の中に練り切りを入れ完成
「…眠い」
「練り切りのあまり食う?」
「食べる…美味しい…」
「1日どんくらい寝てたんだオレたち」
「作業してないの、ご飯食べてるときと…あと…3時間くらい寝てたから、それ以外全部作業」
「…持ってくか」
「うん。もってこう」
二人はふらふらしながら暗い廊下を歩いて圭のもとへ。きっと明日になったら今日持っていけばよかったのにあんな夜遅くに…と頭を抱えることになるでしょうが、現在の寝不足で疲れ切っているけれど達成感にあふれている状態では冷静な判断はできないでしょう
「…圭」
「入っていいか?」
「号楽と亜南?いいよ~」
扉を開けると布団でうつらうつらとしている圭。声が眠そうだったからなぁと二人が少し笑ったことに首をかしげる彼女には暗くてほとんど姿は見えていないようで不思議そうに声を出す
「どうしたの?寝れない?」
「ホワイトデー、少し早いけど」
「貰ってくれるか?」
「まって!電気付けるから!」
慌てたように布団から飛び出して電気をつけると二人を見て目をキラキラと輝かせる彼女に安心した二人は口々にどうして選んだのか、頑張って作ったからと伝えだす。それを嬉しそうに頷きながら服はハンガーにかけ、籠は机の上に置いて二人を布団に入れて電気を消してから間に挟まる。それを自然にこなすのが彼女のすごいところだろう
「私のためにたくさん頑張ってくれたんだね。嬉しい…明日たくさんお話聞かせて?今日は一緒に寝よう」
「「一緒に?」」
「そう、久しぶりに3人で寝ようよ」
こくり、とうなずいた後にスースーと寝息を立て始める二人の額に軽く唇を落として「今年も、私のためにたくさん頑張ってくれてありがとう。大好きよ」と笑う彼女。クスクスと笑いながら明日を楽しみに彼女も瞳を閉じた。
というわけで今年のホワイトデーでした!
ありがとうございます!
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ホワイトデー野村一家2024
初公開日: 2024年03月11日
最終更新日: 2024年03月11日
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自創作野村一家のホワイトデーイベント書きます