オタクはなにかと1日のうちに予定を詰め込みたがるもの。なので今日はお役所に行ったり皮膚科に行ったりした後に、食料買い込みも含めて塚口に行ってきました。
 そして今日見てきたのはこれ!
 問題のアレです。まさかの続編ということでこれは見に行かねばということで見てきました。
 恒例の待合室はこんな有様。
 悪しき過去の象徴とも言える通行手形。ほんとにダンボールさえあればなんでも作るなサンサン劇場は。
 そして塚口のファッションリーダーこと秋山殿もこの有様。
 秋山殿は壇ノ浦百美、ボコは麻実麗のコス姿。本当になんでも着てるよな秋山殿&ボコ。これまでのコスチュームの歴史だけで映画が1本作れそう。というかそろそろ制作されると思うんだよな、塚口ドキュメンタリー映画。最終的にはなぜかジャイアント戸村支配人とメカ岩波音響監督が対決するの。
 さておき本作、前作である「翔んで埼玉」がなんというか予想以上にいろんな方面に色んな角度からケンカ売ってるとんでもない映画だったので、続編に当たる本作も期待してましたがもう大盛りあがり。
 現在、全国各地の映画館から自虐キャッチコピーを集めて投票する企画「映画館より愛を込めて」、同じく各地の映画館で本作をPRするための地元愛あふれる装飾を競う「東西対決!劇場装飾コンテスト」といったイベントが行われていますのでみなさん全力で塚口サンサン劇場を推しましょう。(組織票を煽る悪質なマーケティング)
 そして本編なんですが、その、なんというか、率直な感想を言わせていただくと世も末って感じ……ですかね……。
 もう冒頭から「埼玉に海を作るために和歌山県は白浜から砂を持ち帰る」とかいう特殊な世界観(婉曲表現)が繰り広げられており、「埼玉はどれだけネタにしても良い」という認識がもはや公然のものとなっていることを改めて思い知らされます。
 というか前作もそうでしたが、本作の原作者であらせられる魔夜峰央先生が当然のごとく顔出しで登場するだけですでに面白いのがずるい。
 魔夜峰央先生は前作や実写版「劇場版パタリロ!」でも顔出しで登場しているわけですが、いち時代を作り上げた往年の漫画家としては顔出しが多くて驚きますよねこの方。というかこうしてお顔を拝見するたび「実在したんだ……」と思ってしまいます。存在がもうマンガっぽくないですか魔夜峰央先生。
 本編もそんなインパクトに負けないくらい埼玉周辺地域の異常に誇張されたご当地性が反映された結果全体的に人外魔境になっているのが笑えます。
 というか制作陣は京都と和歌山と滋賀になんか恨みでもあるのか。京都は完全にニンジャスレイヤーだし和歌山は未開の地だし。
 しかしやはり本作でもっとも被害を受けているのは滋賀でしょう。「琵琶湖の水を止める」は滋賀県民が用いる主要な捨て台詞として知られていますが、本当に琵琶湖の水を止めた結果滋賀県が水没するという憂き目にあっています。ガメラ2における仙台ですよ。ひどすぎる。
 しかしこの「自らの土地を犠牲にしてでも琵琶湖の水を止める」という行為が本作における大阪精力との戦いを制するのに非常に重要な役割を果たしているのがまたひどい。
 全体的にいろいろひどい本作ですが、なんというか本作、県民性という文化と文化のぶつかり合いと考えるとだんだん大河ドラマかなんかに見えてきたぞ……? いかん粉が回ってきたか……。
 わたくし人形使いは関西に移り住んでからけっこう経ちますが生粋の関西人ではないので、いわゆる関西圏のご当地ネタは実はあんまり分からなかったりしますが、通天閣はやっぱりそういう扱いになるんだなあと思いました。あと恒例の出身地対決での産地偽装で吹いた。
 また、これだけやりたい放題やってても、やはり浦安のネズミの国のアレは直接的には出せないあたりに大人の事情の複雑さを感じたりもしました。大人ってむずかしいなあ。
 まあ本作でナンバーワン不謹慎ネタだったのは間違いなく前作で登場した千葉解放戦線の伊勢谷友介演じる阿久津翔がアレのアレで登場できず気まずい空気になってたところなんですけどね。いやあそこ見てるほうも気まずかったんですが撮影現場ではどれだけ気まずかったんだろうか……。
 などとご当地ネタを挙げているともうキリがないくらいネタまみれの本作、次回ではぜひとも無駄に豪華なCGで通天閣ビームと大阪城ロボを出していただきたい。
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塚口サンサン劇場「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」見てきました!
初公開日: 2023年11月29日
最終更新日: 2023年11月29日
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