こないだ2週連続で悪魔祓いをしたばっかりというのに塚口の上映スケジュールは休息を許してはくれません。
 というわけで今日はこの作品のマサラ上映!
 やってほしいと思ったことはたいていやってくれるのがサンサン劇場のすごいところ。どう考えても魔界と契約してるとしか思えない。
 なんかほんの思いつきで「劇場版パタリロ!上映しないかなあ」とかツイートしたら「検討リスト入ってます!」とか返事が来て正直引きました。
 しかもこの作品の主演を務めるシャー・ルク・カーン氏とディーピカー・パードゥコーン氏は、サンサン劇場にて10年前にマサラ上映を行った作品「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」の主演を務めたコンビなんだそう。
 つまり今回のマサラ上映は、上記のふたりの塚口への凱旋とも言えるイベントなんですね。
 さて、さっそく待合室に向かったところ一瞬で取り囲まれてしまいました! ヒィ怖い!
 そして塚口のホスピタリティの絨毯爆撃が俺を襲う!!
 なんかもう久しぶりに実家に行ったら帰りに大量のお土産持たされた大学生の気分です。ほんとに一瞬で持たされたからなこれ。
 しかももらったのが劇中での重要アイテムである鎮痛剤に見立てたタブレット菓子だったりして芸コマ。何度もいいますが塚口は劇場がプロなら客もプロなんです。
 頂いたお菓子や飲み物がもたらすカロリーでこの恒例のレポは成り立っています。実際記事書くのってカロリー使うんですよいやほんと。
 そして今回は以前お会いできなかったフォロワーさんとお会いするために、身元を特定できる服装をしていきました。
 己の名誉のために言っておきますが、わたくし人形使いは日常的にこうした変Tを着用しているわけではありません。大学時代の友人に他人に変なTシャツを送りつけるという奇癖の持ち主がおり、その彼から送りつけられたTシャツのうちのひとつであり俺は悪くねえ。
 今回は到着が遅くなったのでお会いできるかどうか心配でしたが、無事お会いできました。
 さらには以前書いた応援上映のレポの感想などなどを聞かせていただいてわたくし幸福の絶頂に。
 わたくし人形使いは幸福の閾値が低いので、度を越した幸福感で内圧が上昇し全身がミチミチ言ってました。
 少し前から時々twitter(頑なにXとは呼ばない)などにてレポの感想をいただくことが増えてきてたいへんありがたいんですが、プロシュート兄貴が言うように「直(じか)」は効くわー寿命が10年伸びるわー。いやーとても嬉しかった。あとコミケの夜行バス予約間違え事件で笑ってくださってよかった。己の過ちはみなさまの笑いによって浄化されるのです。
 また今回は鈴のみで臨んだんですが、有志の方から紙吹雪を分けていただきました。
 なぜこの色なのか、そしてこのイラストはなんなのか、見た人にはわかるこの仕込みがまた泣かせます。「粋」が味わえる映画館、サンサン劇場。
 そしてすでにいつも通りまだ上映も始まってないのに熱気渦巻くシアター4、いよいよ開場!
 わたくし人形使いは普段はとても知らない人に声をかけたりはできない性格なんですが、マサラ上映のときはなんというか酒が入ってるも同然なので割と平気で隣の人に挨拶できます。すると今回の隣のナイスミドル紳士はなんとマサラ10年のベテランマサラーの方でいらっしゃいました
 会場の熱気が頂点に達したとき、これまたいつも通りの割れんばかりの拍手、鈴の音、クラッカーとともにシネマスター☆トムこと戸村支配人の入場!
 恒例のアンケート、パターンが初めての人、マサラ上映が初めての人、そして塚口に初めて来た人に暖かい拍手と戸村支配人からの「も う 逃 げ ら れ ま せ ん よ ?」の宣告が浴びせられます。
 いや実際塚口の「味」を知った者は誰ひとりとして逃れられませんからね。沼通り越して穴だから塚口は。足を踏み入れたら最後落ちるだけだから。
 そして今回笑ったのが、
戸村支配人「これが塚口の?」
客席「パターン!!!」
 いきなりのコール&レスポンス。もちろん仕込みなし、練習なし。重ねて言いますが塚口は劇場がプロなら客もプロなんです。もはや感動すら覚えるこのコール&レスポンスに、わたくし思わずこのノリ、この勢いこそ塚口よ!とランバ・ラルと化していました。
 毎度のことながら上映前からこの盛り上がり、本編が始まるとどうなってしまうのか!
 まあどうなるもこうなるもないんですけどね塚口なので。
 塚口印度化計画の告知に拍手、RRRマサラ上映の告知にクラッカー、全興連のコロナ注意喚起動画に鈴の音と、いきなりそんなに盛り上がって大丈夫なのかと思われる方もいるでしょうが大丈夫です。上映終了までこのテンションが継続します。塚口のマサラ上映が原子力に代わる完全無公害の新エネルギーとして国連に採択されるのも時間の問題でしょう。
 そしてスクリーンに「TWIN」のロゴが写った瞬間に一気にシアター内のテンションが阪神がアレしたときと同様の盛り上がりに達します。そしてそこから登ったテンションが落ちてきません。
 今回はもうパターン、ルバイ、そしてジムが画面に出るだけでそこらじゅうから大歓声というか黄色い悲鳴が。そりゃああれだけかっこよけりゃあそりゃあ完成も巻き起こるってものでしょう。
 ときにパターンことシャー様はなんかもう一挙手一投足がカッコイイと言うか洒脱で、もう立ってるだけでもカッコイイ。なにもしてなくても前髪がカッコイイ。というか前髪がセクシーの固まり。
 そのパートナーとなって活躍するISIの女性隊員ルバイもまた、初登場シーンからエンディングのダンスでそのセクシーさをこれでもかと見せつけてくれます。
 そして個人的推しキャラ……というか、パッシブスキル「判官贔屓」によって贔屓してしまうキャラであるジムの、要所要所で見せる脆さ。
 まあ単純に顔面がいい男女が大スクリーンでアップになるだけで我々観客は否応なしに歓声を上げるしかなくなるんですが。
 歓声といえば、本作が形づくる一連のユニバース・シリーズである「YRF(ヤシュ・ラージ・フィルムズ) スパイ・ユニバース」における第1作目「タイガー 伝説のスパイ」に登場したエージェント・タイガーことサルマーン・カーン氏が中盤の回想シーンで登場するんですが、彼が直接登場するシーンどころか、列車の天井からスカーフが垂れてきた時点で巻き起こる大歓声。
 わたくし人形使い、これまで数々のマサラ上映を経験してきましたが「スカーフに大歓声が向けられる」なんてシーンは初めて見ました。
 しかし、それもここからある意味本作の最大の見せ場とも言えるパターン&タイガーの共闘シーンを考えるとスカーフ出ただけでこの大盛りあがりも無理からぬことと言えるでしょう。列車の中、そして列車の上での大乱闘はド迫力かつ笑いも挟まる完全栄養食。このへんのコメディ要素にがまたコメディってだけでなくパターンとタイガーとのdostiを感じられてとてもいい。というかこのシーンは実質パターンとタイガーがイチャついてるシーンとも言えなくもない。
 ちなみにわたくし人形使いは「タイガー 伝説のスパイ」はまだ未見なのでぜひとも塚口でやってくれると信じています。というか、塚口ならやる。
 さてこのあたりから物語は急展開を迎えます。前半はコメディ要素も多いスパイ映画と言った感じのノリでしたが、後半はジムがインドに向ける感情がとにかくつらくてたまらない。
 前回も書いたかも知れませんが、そもそもインド政府を崩壊させるためにジムが選んだ細菌兵器が「天然痘」という時点で、母国インドはジムにとって「ただ単に滅ぼすべき敵」ではないということがわかります。1974年インド天然痘流行がなければ、さらに言うならジムがそうした母国インドの歴史を知らなければその選択肢はなかったと思います。
 またこれも前回の感想で書いたと思いますが、ジムの母国インドへの行動は一方的な殺戮ではなく「お前たちは自分と俺の家族を切り捨てたが、今回も同じことができるか?」という問いかけなんですよね。そして問いかけというのは、何らかの答えを求めているからこそ行われるものなんですよね。つまりジムは最後の最後までインド政府に、ひいては自分がかつて持っていたインド政府への忠誠心を体現する存在であるパターンに問いかけ続けていたんですね……。わたくし人形使いは判官贔屓なのでこういうキャラに思いっきり感情移入してしまうんですよ……。
 というようなシリアス展開で沈んだ気持ちを一転させてくれるようなラストからのエンディング! 今回はもちろんスタンディングOKです!
 かなり長いエンディングですが、みんなこの時を待っていたとばかりのダンスと紙吹雪。どこに残ってたのそんな大量の紙吹雪。
 さらにCパートのパターンとタイガーの会話では、ついに「タイガー! タイガー! タイガー!」のタイガーコールが巻き起こる事態に。
 ……といった感じで今回もいつもの感じとも言えますし、いつもの感じとも言えます。うぁぐぐぐぉおあぇ!
 いやーしかし楽しかった。戸村支配人が前説でいつも言っている通り、「応援上映はあくまで映画鑑賞+αです」という言葉を遵守した、歓声と紙吹雪、クラッカー渦巻くマサラ上映でした。個人的には例の注意喚起のあとの応援上映は様子見というか発声が控えめになってきた感がありますが、それもまた最適な発声を模索するための時間ということで。そしてこれもまた毎回言っていることですが紙吹雪のタイミングと色の使い分けが神がかってました。これはもう実際見ないとわからないと思いますが、水しぶき、爆発、血しぶきといった画面のエフェクトとほとんど同一化してるんですよね。マサラ上映が日本の伝統芸能となる日も近い。
 というわけで、今回も非常に楽しく出会いも多いマサラ上映でした。
 ……しかし一流(われら)にはその先がある!
 次は来月めでたく1周年を迎えるあの作品のマサラ上映だ! 塚口のサーバーが火を吹くぜ!
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塚口サンサン劇場「PATHAAN-パターン-発声可能応援上映」ミッションコンプリート!
初公開日: 2023年09月30日
最終更新日: 2023年10月01日
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