紅楼夢原稿締め切りまで1週間を切ってますが、腹が減っては戦はできぬということで心の食事をするべくサンサン劇場へ。
1週間限定の上映作品は放置してるとすぐに過ぎ去ってしまうので、見られるときに見ておかねばならないので今日は2本見てきました。
1本目はこちら!
かのアクションスター千葉真一氏が主演を務める往年のアクション映画。もちろん36mmフィルム上映だったので、フィルム上映でしか見られないノイズや傷を見ただけで熱いしずくが頬を濡らします。
空手道連盟「徹心会」の門下生であり、アメリカでの武者修行から帰国したばかりの牙直人は、徹心会のPRのために私設用心棒「ゴッドハンド機関」なるボディガード会社を開設。そこへ最初の依頼人となる謎の美女が、4日間のボディガードを依頼してくるのですが……。
感想なんですが画面の雄度が高い雄度が。もうギットギトに濃い。
原作が梶原一騎だけあって画面が全体的に劇画。千葉真一ってこんな濃かったっけ……。
まあそういう層向けのそういう作品だから当たり前といえば当たり前なんですが、最近このテの作品を見てなかったので、なんかいきなり二郎系ラーメン食ったみたいな気分で胃もたれしてしまうほどの濃密な千葉アクションを堪能できました。
やはりアクションのキレが凄まじい。冒頭のコーラ瓶斬りに始まり、マフィアや悪党との格闘戦はどれも大迫力。若干人間の範疇をはみ出ている気もしますが……。
そしてこうした古い映画を見るときに楽しいのが当時の風俗や生活。今ではもう見られなくなった黒電話やダイヤル式テレビといった古代のアイテムを見るだけで熱いしずくが頬を濡らします。ダイヤル式テレビとかどえらく久しぶりに見たぞ……。
あと敵役の三兄弟が全体的に北斗の拳から出てきた感じで笑ってしまいました。
というか今この日記を書いてて気がついたんですが、この作品を上映したのってあれか、ジョン・ウィック最新作に備えてか?
そして2本目はこれ! ラッセーラ!
日本でオタクを自認するなら見ておかないと法に触れるレベルの作品であるこの作品。スクリーンで見られる貴重な機会なのでなんとかタイミングを見計らって見なければいけなかったので見てきました。
「童夢」にインスパイアされて作成された「イノセンツ」に合わせてこの作品を上映するあたりが実に塚口。
この作品ももう何回も見て原作も読んでますが、やはり面白い。面白いだけでなく「いつ見ても新しい」のがこの作品のすごいところですよ。
萩原恭次郎言うところの「固まりもつれた電線の脳髄」と化したメトロポリス・ネオ東京、テールランプの光が尾を引くバイクチェイス、数えきれない作品がオマージュしてきたこの作品の代名詞とも言えるスライドブレーキシーンなどなど、この作品から生まれたものは数しれず。もはや35年前の作品であるにも関わらず「最新」の印象があります。
個人的には序盤のビルの看板が窓ガラスを割りながら落下するシーンが非常に印象深いです。あのシーン見るだけで変な多幸感に満たされる。
そして大友克洋作品といえばものがぶっ壊れるシーンなんですが、本作でもそれはもう胸焼けするほど楽しめます。というか本作の崩壊シーンって、迫力を通り越してある種の荘厳さすら感じるんですよね。
そういや本作の実写化のニュースは泡沫のごとく浮かび上がっては消えていってますが、結局どうなるんでしょうかね。個人的にはミヤコ様は柴田理恵にやってほしい。