レーザーが重なるタイミングに合わせて、またがっていたほうきを軸に体をぐるりと反転させて、上下逆さまの姿勢を取りました。そのまま三角帽子の先が地面にこすれるくらいの低空飛行で、レーザーの交差点をくぐり抜けたのです!
「わわわっ!?」
ルーミアは慌てて魔理沙の攻撃の射線から逃れようとします。そのときすでに魔理沙はほうきの上にまたがり直し、ルーミアが次に動くであろう未来位置を予測して八卦炉を構えていました。必殺必中のタイミング!
八卦炉から放たれたまばゆいレーザーが、あやまたず宵闇の妖怪を捉える……かに見えました。しかしルーミアは、レーザーが着弾するタイミングをずらすように、その場でだんっ!と両足で足踏みをして、力を溜めるように膝をかがめます。
「えーいっ!」
掛け声とともに、ルーミアは思い切りジャンプ! 魔理沙が予想していた未来位置よりも先に向かって飛び出したのです。
ぜったいに逃げられないはずのタイミングで発射されたレーザーは、ルーミアの背中をかすめるにとどまりました。そして逆に、魔理沙は攻撃直後の隙を無防備に晒してしまいます。そして――
ピチューン!
被弾音とともに、魔理沙は魔力の輝きを撒き散らしながら吹っ飛んでしまいました。
「なん……だと……!?」
どさりと地面の上に大の字になって倒れ込む魔理沙。対して、勝利を収めたルーミアは嬉しそうに飛び跳ねています。
「ふふふ……魔理沙にも勝っちゃった! 今日のわたしは無敵モード!」