天は割れ地は裂け、星は砕け雷が轟く! 塚口サンサン劇場トークイベント第3弾!
 「トークイベント第3弾 映画館をなくすな 塚口流サバイバル術」!
 これまで塚口ではさまざまなトークイベントが開催されてきましたが、今回はその中でもひときわ危険性の高い岩浪美和音響監督×戸村支配人の血で血を洗う電流爆破デスマッチ。
 常日頃から「Low Intelligence」を標榜している塚口サンサン劇場ですが、特にこのお二人のトークイベントはいつ館内にセーフガードがダウンロードされてもおかしくない空気(イオン臭い)が漂っています。
 そして時間になり、肉がひしゃげ血が飛び散るトークイベントの幕が上がる!
 やはりテーマがテーマなだけに、トークイベントの導入はやはりというべきかコロナ禍による映画業界への打撃の話題から始まります。
戸村支配人「やはりコロナ禍の影響は大きく、去年の映画業界の総売上は1000億と少しとかなり低下しましたね」
岩浪音響監督「まあそのうち300億は鬼滅なんだけどなw」
戸村支配人「いきなり実名出さないでくださいw」
 これが塚口サンサン劇場のトークショーですよ。コンプライアンスはどうなってんだコンプライアンスは。
 のっけからこんな感じで始まった今回のトークショーですが、やはり話していく中でお二人の映画に関わるようになったルーツの話が興味深かったですね。
 ちなみに戸村支配人が初めて映画館で見た作品は「のび太の恐竜」と「ゴジラ」の二本立てだったそう。
 岩浪音響監督は幼少期は周りのお家から大量の株主優待券をもらっててひとりサブスク状態だったとか。
 さて今回のテーマである「塚口流サバイバル術」については、今年で創業70周年を迎えるサンサン劇場のこれからの30年を想定した「塚口100年構想」をお二人が語るという流れになりました。
 そこで岩浪監督から数々のアイデアという名の無茶振りが戸村支配人に襲いかかる! というかそのアイデアがヤケに具体的で、話してるうちになんかだんだん明らかのこんなオープンな場で話す内容ではなくなっていき聞いてるこっちは気が気じゃありませんでした。なんか心なしか空気がイオン臭い気が……。
 いやでも、実際に第一線で映画業に関わっている人から出てくるアイデアをこうして生で聞ける機会なんて早々ないので興味深く聞かせていただきました。いやそんな機会は本来あってはいけないのでは……?
 そんなわたくしの困惑をよそにトークは加速。なるほどなあと思ったのは、岩浪音響監督も戸村支配人も一貫して映画館の務めを「映画を上映すること」にとどまらず「体験を提供すること」としている点。
 岩浪音響監督いわく、日本人が映画館で映画を見る本数は年間1本弱と言われているけれど、割合で見ると全体の7割程度はそもそも映画館に行くという選択肢を持たないそう。そうした状況下で映画館が生き残っていくためには、映画の上映だけではなく「体験の提供」が必須であるとのこと。
 特に、岩浪監督はこれからの映画ファンになってくれるであろう子どもたちに対してのサービスを非常に強く推していました。そこには、最初の映画館体験だけでなく、人生の節目節目に何らかの特別なおもてなしを行うことで「映画館で映画を見た」という体験を強烈に印象づけようとする姿勢を見た気がします。
 我々映画ファンはともすれば自分たちだけが映画館を支えていると思ってしまうこともありますが、実際にはやはり家族連れで来てくれる客層のほうが美味しい客層でしょうし、そもそも普段映画館に来ない客層にリーチしないと今後の映画館は生き残れないでしょう。まあ映画ファンはほっといても名作の上映やオモシロ映画館の気配をホオジロザメ並の嗅覚で嗅ぎつけて殺到するので……。
 いやしかし、今回のトークショーの面白さと素晴らしさは、こうした岩浪音響監督と戸村支配人が語るサンサン劇場の、ひいては将来の展望を聞いて我々までワクワクできたという点にあるでしょう。
 我々映画ファン、塚口ファンはあくまでファンであり、今後の映画業界の展望に直接関わる存在ではありません。個人的にはいちファンが公式や業界を支えているとか介入したいとか思い始めるのは非常に傲慢な思い上がりだと思ってます。そこはいちファンが踏み込んでいい部分ではない。
 しかしながら今回のトークショーでは、そうしたいちファンが普段踏み込まない、目にしない部分をこうしたオープンな場で公開することによって、我々もこれから塚口サンサン劇場の歩む道、その向かう場所と同じ方向を見せていただけたと感じました。これがどれだけありがたいことか、得難い機会であったかはしっかり噛みしめるべきでしょう。
いやほんと普通やらないぞこんなイベント。
 あとサンサン劇場の隣のパチンコ屋がなくなってるとのことで、どうもサンサン劇場が今後敷地を拡大する可能性が出てきました。さらには岩浪音響監督からはサンサン劇場の都心部進出、さらにはミニシアターのロールモデルとなることが提案されましたので、全国のミニシアターが実質サンサン劇場になるのも時間の問題と言えるでしょう。侵食する映画館、サンサン劇場。
 ゆくゆくはサンサン劇場はさんさんタウン、そして兵庫県全体を侵食し、最終的には「サンサン劇場」の名の通り太陽系すべてを掌握するのだ。(太陽系を手にする戸村支配人の巨大イメージ)
 今回でトークイベントは3回目、そして時間は90分とトークイベント最長となっていましたがまだまだ話せそう。例によって岩浪音響監督からは4回目はオールナイトという無茶振りが飛んできてて戸村支配人は本気で困惑してたのが印象的でしたが、まあやるんだろうなあ塚口だしなあ。(全幅の信頼)
 ところで今回のトークショーのタイトルは「塚口流サバイバル術」となっていますが、これって塚口サンサン劇場だけじゃなくサンサン劇場のファンがどれだけ塚口の無茶に着いていけるかっていう意味でのサバイバル術でもあるような気がしてきた……この映画館の無茶に着いていくのも命がけだからなあ……。
カット
Latest / 118:54
カットモードOFF
文字サイズ
向き
チャットコメント通知
塚口サンサン劇場「トークイベント第3弾 映画館をなくすな 塚口流サバイバル術」行ってきました!
初公開日: 2023年07月02日
最終更新日: 2023年07月03日
ブックマーク
スキ!
コメント
今日の日記を書いていきます。