新作映画がどんどん公開されていく上にコミケと紅楼夢の原稿もあるので自分が何人いても足りません。
 というわけで今日見てきたのはこれ!
 「全米が吐いた」というキャッチコピーがすべてを物語っている感じですね。
 前作「テリファー」の続編である本作は、R-18ということで前作以上に景気よく人が死んでいく展開となっています。
 わかりやすく言うと大江戸ファイトとモータルコンバットを足して足しっぱなしといった感じでしょうか。
 もう遠慮なしに血がドバドバぴゅーぴゅーと景気よく吹き出しててほとんど水芸。 
 しかし本作は、直接的なグロ描写はもちろんのこと、生理的嫌悪感を催すシーンが山ほどあるので前作以上に人を選ぶ作品となっています。具体的には虫とミミズ。詳しくは君の目でたしかみてみろ!!
 直接的なグロ描写もパワーアップしてスクリーンを彩ってくれます。そして殺し方がまたエグい。全試合フェイタルムーブをキメてるので、顔面スイカ割りや首チョンパ、四肢切断は当たり前、脳みそ丸出しや硫酸攻撃、さらには死体をリサイクルした現代アート(婉曲表現)などなどバリエーションに富んだグロ描写が楽しめます。
 でもやはり個人的にヒットしたのは冒頭のデカいネズミの死体でしょうかね。ああいうネコとかネズミとかの死体は日常に転がってて不意に出くわすものなので、むかーしむかし通ってたそろばん教室の裏で目撃してしまったいろいろを思い出しておもひでぼろぼろ。
 また本作は追加キャラ?としてアート・ザ・クラウンと対になる女の子のピエロも登場し、冒頭ではなんか小さな恋のメロディといった感じの展開になってますがやってることは全部惨劇です。
 前作ではストーリーはあってないようなものでしたが、今回は主人公となるシエナとその家族が明確に設定されており、ホラー映画としての屋台骨がしっかり設置された感じ。
 しかし、相変わらずアート・ザ・クラウンの正体は明示されません。しかしまあ彼の正体云々に関しては突っ込むのは野暮というものでしょう。前作と同じく、滑稽な仕草で人々を惨殺するも一切言葉を話さないという強烈なキャラはそれだけで完成していると言えます。
 というかこいつ、やってることはレザーフェイスもドン引きの残虐ファイトなんですが、基本がピエロなせいか変なところで愛嬌があるのがタチが悪い。個人的にはハロウィンのグッズショップで花メガネかけてるシーンが好き。あの棒立ちのポーズが笑いを誘います。
 しかし今回のアート・ザ・クラウンは、人を殺すときは基本的に悪ふざけ的に殺すんですが、主人公であるシエナに対してだけは純粋に暴力というか憎しみがこもった暴行を加えているのが印象的かつ意味深。前述の通り、アート・ザ・クラウンの正体は明示されませんが、今回の主人公であるシエナと彼とは明確に対峙関係として配置されているのでなんらかの意味がありそうです。個人的には今回のアート・ザ・クラウンはシエナの内面のフラストレーションが反映されてるような気がします。
 また、シエナはアート・ザ・クラウンと対決する際に自作のハロウィン用コスチュームを着込むんですが、これはアート・ザ・クラウンという得体のしれない悪夢のような存在と対決するために、自分もまた幻想の産物であるコスチュームを身にまとっているという意味があるような気がしますね。あとあの「鎧+背中に羽」ってどっかで見たことあるなーと思ったらアレだ、未来世紀ブラジルだ。
カット
Latest / 72:51
カットモードOFF