1日に映画2本見るって言うとけっこう大変な気がしますが、上映時間次第でもあるもののいざやってみると昼頃に出かけて行って夕方に帰ってこられるのでもっと積極的に連続鑑賞していきたいと思います。少なくとも無駄に寝てるよりマシだよな。
というわけで今日見てきた1本目はこれ!
実は本作、監督の名前も知らなければ主演の名前の知らないという作品でした。じゃあなんでこの作品を知ってるのかというと、むかーしむかしに深夜放送で1回見たことがあるからです。1回見たっきりなんですがなんか妙にタイトルが心に残ってたんですよね。そういや最初の東方同人誌のタイトルに使ったなこれ。
塚口ではこういう昔に1回見たっきりだった作品を不意に上映してくれるのでとても助かります。
さて感想なんですが、まさにアメリカン・ニューシネマといった感じ。映画の内容は一言で言ってしまえば「車でひたすら突っ走る」ってだけの話で、昔に見たっきりだったのでストーリーを忘れてただけかと思ってましたが、ほんとにやってることはこれだけ。
しかも、別に家族を人質に取られてとか60キロ以下になると爆発するとかじゃなくて、主人公コワルスキはほんの些細な賭けからコロラド州デンバーからサンフランシスコまで車を走らせるという行為に及びます。
そして作中では、疾走するコワルスキの姿に彼の過去がフラッシュバック的に挿入されるんですが、それから感じるところによれば、つまるところ彼は死に場所を見つけてしまったってことなんじゃないでしょうかね。
フラッシュバックによればコワルスキはかつてプロレーサーとして活躍していたものの事故でリタイヤしていたり、軍人としてベトナム戦争に従軍していたものの負傷で退役していたり、恋人を失っていたりとさまざまなものを失ってくすぶっていたことが伺えます。これに加えて彼は別にわかりやすい破滅的思考や行動を示していないところが逆に静かな狂気を感じさせます。
彼の暴走行為がふとしたことで有名DJに察知されて住民の共感を呼ぶのと威信をかけて彼の暴走行為を止めようとする警察という対立構造はあるものの、コワルスキ自身は住民と強くい繋がりがあるわけではないし警察と強く反発しているわけでもない。そして最終的には、コワルスキは走りきれるわけもなく……。
こうして改めて見ると非常に寓意的な作品だなあと感じます。何もない荒野をひたすら疾走する白いダッジ・チャレンジャーの姿は、まさに自由を求めて疾走する孤独な魂を体現しているように思えました。
また、マイナーでカルトな作品な割にはけっこう人が入ってたのが印象的でした。あと年配の人が多かったな。
次はこの作品。
見よう見ようと思ってたのにまだ見てなかったこの作品。
最近は今まで知らなかったインド映画が次から次に発掘されて改めて沼の深さに戦慄しています。
本作はインド古代史を下敷きにしたファンタジーアクション映画。
神々の武器「アストラ」の中でも最強のものである「ブラフマーストラ」を巡る戦いはまさにインド板マーベルといった感じ。
さらに各種能力を活かした戦闘シーンはビジュアル面のインパクトも非常に大きく、各種アストラの象徴する動物の姿が現れるのは清く正しいおとこのことしては滾るものがありました。特にファーストバトルのインパクトがすごい。
こういう設定を活かした戦闘シーン本当に好き。そして個人的なツボに刺さったのが主人公シヴァを導くグルですよ。わたくし人形使いは強いお年寄りが好き。師匠キャラが好き。加えてチャンバラをするキャラが好き。つまり全部盛り!!!
こういうキャラは時として主人公を目立たせるために戦いには参加せずにフェードアウトしてしまうことも多いものですが、本作のグルはガッツリ戦ってくれるので俺によし。
主人公であるシヴァの戦闘シーンは意外に少ないものの、「破壊の力」である火の力にトラウマがあるので、火種がないと力を使えないという点、終盤までシヴァの力のビジョンがはっきりしない点なども面白かったです。
しかし、ストーリーの方は今回が第1部であることを加味してもちょっと消化不良な感じがありました。終盤になるまでシヴァが能動的に戦うモチベーションがいまいち強く提示されていませんし、ストーリー自体は非常にベタなもので物語的な面白みはあんまり……と言った感じ。3時間というボリュームがあるんだから伏線の作り込みやキャラの掘り下げももう少しやってくれても良かったんじゃないかと思います。と正直これ2部構成で引っ張るほどのストーリーか……?とも思ってしまいます。ラスボスとは直接戦ってませんし。
ただビジュアルは非常にいいので、この方向性でバトルをグレードアップしてストーリーを練り込んでくれるともっと楽しめる作品になると思います。