面白い映画は何回見ても面白い。
というわけで2回目見てきました「グリッドマンユニバース」。
抱けーーーーーっ!! 抱けぇーーーーーっ!!!!
何回見ても買い出しのシーンでは気ぶり爺になってしまいます。このシーンの「六花は直接的なことは何も言わないけど絵だけで裕太からの告白を必死に促してる」感、素晴らしい。フィクションにおいて「空気感を伝える」って並大抵のことじゃないと思います。
いやー面白いですグリッドマンユニバース。前回の感想で書いた通り、単純にお祭り映画としても面白いだけでなく、作品としての質が非常に高いです。
セリフによらない空気感といえば、ラストの六花に告白するシーン。校舎の外へ向かう裕太の背中だけを映したシーンで、裕太が明らかに緊張してるのが分かるんですよね。こういうのを顔を直接映さずに、さらに言うなら顔に次いで表情が出る手も映さずに表現してるのが本当にすごいと思います。
上記の空気感の演出はもちろんのこと、会話劇も非常に質が高いと思います。「SSSS.GRIDMAN」のときからそうでしたが、自然体に大きく寄せた独特の会話のテンポが会話劇としての側面のクオリティを大きく向上させているのがわかります。特に六花の後ろで話してる蓬と夢芽の会話の自然さというか、「TVシリーズで告白を済ませて付き合うようになってから、十分に関係を深めている二人」感のある会話なんかはもう見てるだけで白面の者になってしまいます。ナンデ……ワレハ……アアジャナイ……。
そこからのバトルシーンが徹底的におもいっきりコッテコテなロボットプロレスに振り切ってるのがまたいいんですよね。いわゆる勇者系ロボの流れを汲む合体変形バンクは、明らかに意図して「おもちゃっぽさ」を残してるように感じます。
また、本作はロボや怪獣の動きが決して重さや巨大さを失わないものになっているのがさすがの円谷といった感じ。個人的な感覚として、あんまりキャラが素早く動きすぎると重量感や巨大感が失われてしまいがちな気がするんですが、本作ではカメラアングルや周辺の瓦礫の吹っ飛びや土煙で重量感と巨大感をしっかり表現してるので、怪獣映画の文法で見られます。また、本作は怪獣やロボが人間と同じ画角に入ってることが多いのもその要因のひとつかも。
本作はまだまだ見るべきところや考えたいところがあるので、上映期間中にあと何回かは見ておきたいところ。あと小説版も気になる。