昨日は帰ってきてヘロヘロに疲れていたので翌日朝に感想を書いています。
 さて木曜日はだいたいどの劇場でも上映作品が切り替わるタイミングなので、それまでに上映終了してしまう作品を滑り込みで見てきました。
 まずはこれ。
 TVアニメ「SSSS:GRIDMAN」に続く作品で、こないだ見てきた「劇場総集編SSSS:GRIDMAN」とともに完全新作映画「グリッドマンユニバース」に収束する作品です。
 TVアニメ「SSSS:GRIDMAN」に続きこちらも見てたんですが、実は何を隠そう終盤は未見のまま。なので本作の結末をみるのはこれが初めてとなります。
 こうして総集編として通して見るに、本作は重量感あふれるロボットバトルはもちろんのこと、キャラ同士の人間関係、さらに言うなら主人公である蓬とヒロインである夢芽に代表されるキャラ同志の人間関係の変化に非常に重点をおいた作品になっていたと感じました。
 本作は総集編ということで、個人的に好きなキャラである無職のまま死んだ先輩こと山中暦さんと怪獣優生思想のムジナさんとの関係などのエピソードはほぼカットされていたのが残念でしたが、反面夢芽の感情や心境の変化を感じられる部分はおそらくバトルシーンよりも優先してピックアップされていたのが印象的でした。「なんとかビーム!」もあったしな。あとダイナウイングのコクピットにちょこんと座ってるのがかわいい。
 本作の好きなところに、「年齢性別などなどがバラバラなキャラたちが仲間としてつながっている」という点があります。中でも、一見人付き合いを忌避してそうな夢芽も、ダイナゼノンの騒動に巻き込まれてがウマ隊の一員となってからはそれなりに彼らとのつながりを楽しんでいる様子が微笑ましいし、もうひとりの主人公であるガウマもまた彼らとのつながりを縁にして5000年後の本編世界を生きていたことが改めて感じられました。
 というか蓬くんと夢芽の恋愛模様が眩しすぎて見てられん。わたくし人形使いは「すまんがその青春っぷりをしまってくれんか……わしには強すぎる……」とラピュタのポム爺さんになってしまいました。
 もうね、終盤の何の飾り気もてらいもない「好きです。付き合ってください」がたまらん。よくぞ言った蓬くん!と心の中で拍手ですよ。そしてラストが文化祭、そこからの名前呼びで閉めるのが実に良かった。
 さらに、劇場特典であるスペシャルラジオドラマが、まさかの本編中ではほとんど接触のなかった夢芽と暦だったのが最高のサプライズでした。こういう、主人公とヒロインの共通の友人で、別に恋愛感情はないけど仲間意識はあるという距離感のキャラ同士のやり取りって、こういう番外編で映えるんだよな……。個人的にこのふたりの絡み見てみたかったんですよね。いやー満足。
 そして次は「アントマン&ワスプ:クアントマニア」。写真撮ってくるの忘れちまったい。
 わたくし人形使いはいわゆるマーベル作品はそこまで熱心に見ているわけではありませんが、本作の前作及び前々作に当たる「アントマン」「アントマン&ワスプ」は非常に楽しめたので本作も視聴することに。
 アベンジャーズの方はあんまり見てないので、「アントマン&ワスプ」のラストでサノスによってチリになってしまった人たちがどのようにして復活したかとかはあんまり知らないんですね。
 じゃあ何を楽しみに本作を見てるのかというと、いわゆる劇場版ドラえもん的なSF的びっくりです。
 「アントマン」では身近なアイテムを巨大化させたり縮小させたりしてピンチを逃れるといった機転、「アントマン&ワスプ」では量子世界の描写などといったSF的なガジェットが単純に楽しいんですよね。
 3作目となる本作では、ついに舞台は量子世界メインに。2代目アントマンことスコット・ラングの娘・キャシーが量子世界へ送る人工衛星を起動したとたん装置は暴走、その場の全員が量子世界に引きずり込まれてしまいます。そしてそこには、量子世界の支配を目論む征服者カーンが……。
 正直なところ、本作で描かれる量子世界は前作で描写されたものに比べると、キャラはけっこう立っていたものの結局はただのSFファンタジーな造形で量子世界ならではの新規性やインパクトあんまりは感じられませんでした。
 反面、カーンとの取引に応じたスコットがエネルギーコアに接触するシーンは非常にSF的なセンス・オブ・ワンダーに満ち溢れててよかった。
 「さまざまな可能性世界の自分が無限増殖する」という描写自体はあんまり珍しいものではありませんが、そこからいわゆる「きゃあ、じぶんごろし」になりそうなところを、その場の全員が「最愛の娘であるキャシーを救出する」という意思統一のもと、全ての可能性のスコットが協力してひとりのスコットをエネルギーコアまで到達させるという展開に。その無数のアントマンの中に、ヒーローにはならずにサーティーワンアイスクリームで働いている可能性のスコットが混じってるのが実にいい。
 実質このシーンが本作のクライマックスでしたね。「全ての可能性世界の自分が協力しあう」というSF展開に、「ひとつの意思を持ったように行動する大量のアリの群れのイメージ」というアントマンの要素を重ねているのが実に上手い。こういうの好き。
 さらに終盤では史上最小のヒーローであるはずのアントマンが父娘で巨大化、大暴れするという小さいんだか大きいんだかわからない展開に。これ完全にのび太の小宇宙戦争のオチのシーンじゃねーか!!
 前述した通り、わたくしマーベル世界のあれこれにはそんなに詳しくありませんが、「アントマン」シリーズはこのようにSFマインドに富んでいるので面白いんですよね。
 スタッフロール後のCパートを見るに、まだアントマンシリーズは続くようならまた見てみたいですね。
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