木曜日といえば上映作品が切り替わる日。
 ということで何を見るかかなり迷ったんですが、迷った末に選んだ作品はこれ!
 こないだマサラ上映で生命の危険が危ぶまれるほど楽しんできたばっかりですが、面白い作品は何回見ても面白いもの。なのでもう一回見てみることに。もう同じ作品を複数回見ることには何の疑問もありません。実際、複数回見ることで見えてくるものもあるわけです。
 今回こうして2回目を見ると、本作がいまいちいわゆるスパイものや怪盗ものに感じられなかった理由がわかりました。
 本作のキャッチコピーは「ド派手な怪盗&地味めOLが世界を救う!?」とありますが、考えてみるとそもそもラージヴィールは怪盗じゃないんだよな。
 そして前述の「本作がいまいちいわゆるスパイものや怪盗ものに感じられなかった理由」なんですが、そうしたジャンル映画のお約束、冒頭部分のつかみであるはずの「忍び込んで盗み出すシーン」が完全に抜けているからなんですね。
 冒頭では、「コヒヌールという宝石がロンドンにある」「もとはインドのものだったので返還運動が起こっている」コヒヌールが盗み出された」という情報は提示されるものの、肝心の盗み出されるシーンはまったく出てきません。
 そして1回本編を見たあとだからこそわかるんですが、これこそ「コヒヌールは実は盗まれていなかった」の伏線になってるわけですね。実に巧妙(うま)い。
 また本作は、先に見た同じくリティク・ローシャン氏主演の「WAR!!」に比べるとコメディ色が強いんですが、改めて見るとハルリーンと初対面のときのラージヴィールの言い訳があまりにもグダグダで笑えます。でもそこから何食わぬ顔でトゥメリに入れるんだからイケメンは得だなあ。
 あとこないだの日記では書き忘れてましたが、銀行の副頭取の人、ハルリーンに言い寄ってくる嫌な奴ポジションかと思いきや、店の修理費用は請求される、足を撃たれる、車は奪われる、挙げ句に警察に捕まって尋問されると完全に被害者で笑ってしまった。ちょい役ですが非常にいい味出してたキャラでしたね。世の中には「脇転び症候群」というスーパードクターKでも匙を投げる不治の病がありまして、こういうキャラが刺さる人が界隈には一定数いるわけですね。バーフバリのクマラが好きな人は刺さってると思うんですがどうでしょうかね。かわいそうはかわいい。
 というか本作のコメディやギャグのノリってなんか全体的にジャッキー映画の塩梅じゃないですかね? 冒頭の毒入りラッシーが間違えて隣のテーブルに運ばれててテーブルの全員がぶっ倒れてるのとか完全にジャッキー映画のノリだと思うんですけど。
 なんかこういうノリのアクション映画、久しぶりに見た気がします。木曜ロードショーとかでタイトルも俳優の名前も知らずただ単にカーチェイスと銃撃戦と大爆発というアクション映画のプリミティブな魅力に引かれてブラウン管(年代を考慮した発言)に釘付けになってた紅顔ありし頃を思い出しました。おもひでぽろぽろ。
 さて明日からはそんなおもひで完全ぶち壊しのカブトガニですよカブトガニ。
 写真撮り忘れましたが塚口の待合室は、今やポジションゼロにキリンにカブトガニに仮面ライダー秋山どのとか全宇宙探しても見つからない待合室が爆誕しておりもうなにがなんだかわかりません。
 塚口には今後もこのカオスを突っ走って頂きたいものです。
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