昔々あるところにおじいさんがいました。
ある日いつものように畑に行くと飼い犬のシロが畑を掘っています。
不思議に思ったおじいさん、その場所を掘ると財宝が出てきました。
おじいさんはその財宝を近所の人に配りました。
次の日おとなりさんがやってきてシロを借りたいといいました。
おじいさんは貸しましたが、
「おい、財宝はどこだ」
お隣さんはシロを無理やり引っ張ります。
シロはヘトヘトに疲れ、畑の隅を突きました。
「よしここか!」
お隣さんはニヤニヤ笑いながらその場所を掘ります。
しかし、出てきたのはガラクタばかり
お隣さんは、怒ってシロを叩いてしまいます。
そしておじいさんのもとに戻ってきたシロはぐったりとしていました。
おじいさんはシロのお墓に寂しくないように松の木を植えます。
しばらくしておじいさんは夢の中でシロに出会います
「お墓の松の木で臼を作って餅つきをして欲しいワン」
「おおわかったぞ」
次の日、おじいさんは早速松の木で臼を作りもちをつきました
ぺったんぺったん
シャリンシャリン
なんと餅をつくたびに小判が出てきます
おじいさんはその小判でご近所に振る舞いしました
そのまた次の日、お隣さんが臼を貸してほしいとやってきました。
おじいさんはシロのことがあったので嫌でしたが、お隣さんの気迫にまけて貸してしまいます。
ペッタンペッタン
ジャリンジャリン
お隣さんが餅をついたら瓦が出てくるので怒って臼を燃やします。
おじいさんのもとには灰が帰ってきました
おじいさんは悲しくてそのまま眠りました。
また夢の中でシロに会います
「その灰を庭の桜に撒いてほしいワン」
「わかったよ」
次の日おじいさんは不思議に思いながらそっと桜に撒きました
すると、春でもないのに桜が咲きました
それをたまたま通ったお殿様が見て、その光景に褒美をくれました
お隣さんが急いできて、
「わしにもそれを貸せ!」
おじいさんから灰を取り上げ、灰を撒きます。
その灰は風に乗りお殿様の目に入りました。
怒ったお殿様は家来にお隣さんを捉えるように命令しました
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