蒸し暑い空気は陽が沈むとともにその姿を薄れさせていく。蝉時雨の中、縁側に腰掛けた君の隣。付き合いたての距離感じゃ何て言えば良いのか分からない。
足を忍ばせてやってくる夜の藍色が心まで染めていく。星々が煌めいて。
「今夜は一杯どう?」
目があった君の瞳に、綺麗な月。
#140字小説
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