この世界には死神がいる。
自ら命を絶った者。
残された寿命をもってして、他人の魂と身体を切り離す。
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時代:現代(変更可)
舞台:現実
説明:普通の人間と、死神がいる世界です。
自死した人間は死後、黄泉の世界へ行けず、死神として現実で仕事をおこないます。
寿命を迎えた生者の魂と身体を切り離す仕事です。
死神は自死を選んだ人間です。
自死ということは本当の寿命より先に死んでしまったということなので、寿命が余っています。
残った寿命を媒介にして、寿命を迎えた生者の生命と身体を切り離します。
他人の魂と身体を切り離すことで、死神の残りの寿命が減っていきます。
一回切り離せば1年分なのか、10年分なのか分かりません。
自らの残りの寿命の年数も分かりません。
つまり、あとどのくらい他人の命を切り離せば黄泉へ行けるのか、死神たちはわかりません。
残った寿命が尽きるまで働かされます。
せかせか働いていたら、ある日突然黄泉へ行かされます。
自ら死を選んだ罰です。
残った寿命が尽きると、現実での役目を全うしたとして、ようやく黄泉へ『上がり』です。
死神の間では、「黄泉は居心地がいいところ」「極楽」「なにも考えなくていい場所」と噂されています。
死神たちは早く黄泉へ行きたい(現実から逃げたい)のでよく働きます。
寿命が尽きそうな人間のデータは書類やクラウド等で配られます。
死に場所、顔写真、名前、死因が書かれています。
現実にある連絡手段と同一のものがあります。(電話、スマホ、PC、ファックスなどなど)
魂と身体を切り離す作業は早い者勝ちです。
普通の人間に死神の姿は見えません。
死神同士は見えます。透けたりせず、普通の人間と同じように見えます。
死神は生きている頃の記憶を持ったままです。
知人の顔も、家族との記憶も、嫌なことも覚えています。
忘れている記憶も忘れたままです。
死神としての仕事は、たまたま知り合った先輩に教えてもらいます。
自分以外の死神と知り合えないうちは、どうして現実にいるのか、なにをすればいいのか全く分かりません。
キャラクターによって「なぜ自死を選んだのか?」「死後も現実に取り残されてどう思うか」「現実での死と死神での死の違い」がそれぞれ想像できて面白そうですね。