にしはたくん 死ねた 大丈夫な人だけ!
普通に好きで、好き合って、ただそれだけの関係。
『いっしょに死ぬねん。俺とおまえは。』
『うん、わかった』
『俺のこと好きやろ?』
『うん、すき』
『        』
手を繋いで、コソコソとマンションの鍵を針金のさきっちょをねじ込んでドアを開けた。ヒューッと吹いた冷たい風が頬を伝い、身震いすると耳を手のひらで塞いで、『寒いな、』と大吾くんは言った。
「死んだらどうなんねんやろ」「死体?」「いろいろ」「んー」「ぐっちゃぐちゃなって、痛いんかな」「痛いのは嫌だな」「真っ先に頭からグチャってなって意識飛ぶんやろな」「ニュースとかに乗るかな」「こんなんで生きてしまったら黒歴史やな」「一気に死にたいね」「…じゃあ、そろそろいく?」「……うん」
「せーので、飛ぼう、」
色違いのパジャマ。裸足の裏には昨日降った雨の残り土が付いていて、ヌチャッとしていて気持ち悪い。
手を繋いでいた手のひらの距離が空いたとき、大吾くんが口を開く。何を言ったのか聞き取れなくて、聞き返そうとしたとき、『だーかーら、』と口元が笑った大吾くんが、こっちに近づこうとしたのか足元を滑らすと、ズリっと下に落ちて、繋いでいた手はいつの間にか解いていて、
真っ直ぐ下に目を落とすと仰向けの大吾くんが血まみれだった。さっきまで一緒に言っていた夢みたいな言葉ひとつひとつ当てはまっている。本当に嘘みたい。
『頭からグチャってなって』『ぐっちゃぐちゃなって、痛いんかな』
ビュービューと吹く風はまるで私にも「降りろ」と煽るように強くなる。
「………だ、だい、……だい、ご、くん、………」
名前を呼んだとき、かえってこない声にもう大吾くんはいないのだと思い知らされる。
「………だいごくん、いたい……?」
1歩後ろに下がって、尻と膝をぺたん、と地面に付けて下を向くと嗚咽混じりの涙声が空に響いた。
大吾くんが死んでからのニュースはほぼ3日だけ流れて、今はもう忘れ去られてしまった。私ももう、目に付くのがしんどくて、画像も全部消しちゃった。
バイトから帰ってきて疲れたのかその日はお風呂に入る前にこてん、と寝ちゃって、気づいたらベッドにちゃんと入ってた。
目が違和感に目が覚める。
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にしはたくん
初公開日: 2021年12月14日
最終更新日: 2021年12月14日
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コメント
にしはたくんの死ねた書く・・・ファンタジー強めな予定
mskdくん
企画のmskdくん書いてく……相変わらず口と手を同時に動かせないのろまなので見守ってほしい〜
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sezwくん
企画のsezwくんを書く
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