28603で「現状:キスかと思って目をつぶったのに見当違いだったので死ぬほど恥ずかしい」とかどうでしょう。
さて…
「…んっ……?」
「……目の下に、……まつげがついてた」
 そう、キスかと思ってびっくりして目を閉じたんだけど、バレてないよな?
 いきなり「純太」からの、手のひらが頬に当たったから当然そうかなって思うじゃん? だからバレててもそれはそれでさ、良いんだけどさ、なんかそうじゃないのに思わず声が出たのがすげえ恥ずかしいんだけど、青八木はどう思ってるんだろう。
 なんにもなかった、急に手が来たから驚いただけって顔で取り繕ってんだけど、じっとこっちを見てくるんだよな。俺のせいじゃないぞ。いきなりほっぺた触ってくるおまえが悪いんだぞ、なあ?
「もし、勘違いさせたならすまなかった」
 わざわざ言うんじゃねえ!!!
 余計に恥ずかしいだろが!!!
 視線を外して青八木が少し頬を赤らめている。
「俺は、その、目に入ったら痛いだろうなと」
 わかるよ、その心配は俺もわかる。おまえちょっと逆まつげ気味な時あるしな。髪が細いとまつげもなんか細くて柔らかい感じになるんだなーって思ってた。
「だから、取ったほうが良いと、思って……」
 わかってる! ごめんな!どっちも悪くねえよな!
 むしろ勘違いした俺のほうが悪いかもな?!?
 いや、俺悪いか?悪くないな?!
「あ~~、……その、分かるしどっちも悪くねーよ……」
 己の行動を恥じらってる青八木をフォローにかかるけど、ひとつ頷いただけでまだ俺を見ようとしない。なんだよ、こっち見ろよ。俺も一人で恥ずかしがってて情けないからせめて顔見て笑おうぜ、なあ。
「とっさに手が出てしまって、今更何なんだが」
 青八木の手が手首を掴んだ。
「埋め合わせを、させてもらっても?」
 間近に寄っておきながらまだ問いかけてくる。それNOって言ったら止まるのか?
 というよりも、俺がNOを言えるのかって話。
 当然落ちは決まってる。
「もちろん、どうぞ」
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キスかと思ってお題
初公開日: 2021年10月07日
最終更新日: 2021年10月07日
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28603で「現状:キスかと思って目をつぶったのに見当違いだったので死ぬほど恥ずかしい」とかどうでしょう。