拾い上げた木の枝は細くしっかりしていたけれど、指先には一昨日の夜に降った雨の名残があった。火の食事にするにぴったりだと思ったのに、少し残念。でもこの感じでは、乾いたものを探し当てるのは難しそうだ。手にした籠にぽいと投げ込む。今日はいい天気だから、干しておけば夕方までに乾くかな。
 目についた枝をどんどん籠に投げ入れていく。なるべく細くて、身がしっかりしていそうなもの。ついた泥は指先でなぞって剥がし取り、老いた葉も一緒に仕舞い込んだ。
 一昨日に大雨が降った森は、小枝がたくさん落ちていた。火にくべるのに大きな力にはならずとも、私みたいな子どもでも多く持てる小枝は重宝した。
 もっと森の深くへ行けば、生い茂る葉に庇われ、大樹の洞に眠る枝があるのかもしれない。けれど私は当然、奥深くへ踏み入るのを母さんに禁じられていた。正確に言うと、林檎の木より奥へ行ってはいけないと。
 林檎の木なんて森に入ってすぐそこ。幾分も歩いていないのに、顔を上げるとほんのりと赤みを帯びた果実がぶら下がっている。振り返れば私の家が見えてしまうくらい。だけど私が森に入り始めたときからずっと、母さんはそれを緩めてはくれなかった。
 でも、それにも理由があるってわかっている。森で一度迷えば、生きては帰れない。私はまだ子どもだけど、そのことはよくわかる。
 私が枝を見つけられるのは、林檎の木の手前だから。お日様が葉の隙間から梯子みたいに降り注いで、ぽかぽか陽だまりを作って、地面を照らしてくれるから。振り返れば家があって、雨が降っても風が吹いてもぐっすり眠ることができる場所に、いつだって帰ってこられるから。
 林檎の木を越えてしまえば、その全てが消えてしまう。奥に潜む何かが、ずっとこっちを見ていて、私の足が越えるのを待っている。(、、、)
 そんな気がしていた。
「……よし」
 その林檎の木の手前まで来て、一息。その頃には籠も、小枝でいっぱいになっていた。
 母さんの手伝いをして、ここまで来て。お日様も随分高くなった気がする。木漏れ日が長く伸びてなくて、ぽつぽつと丸いから。いま引き返せば、ちょうどお昼ご飯の時間くらいかな。ふうと空を仰ごうとするけど、当然のことながら空は木々が大きく伸ばした腕と飾りで覆われていて、色さえもわからなかった。
 いっぱいになった籠を、両手で抱え上げる。そうしたらぶら下げていた籠の下に、花が咲いているのを見つけた。黄色の花だった。
「あ、これ」
 思わず一人で呟いた。家で見たことのある花だった。薄黄色の小さな花が綿のように連なっていて、ぶどうのようにも見える。よく見ると萎れている花もいくつかあった。花が咲く時期が終わりかけているみたいだ。私の記憶が間違っていなければ。
「ニガヨモギ」
 そろそろ時期が終わるから、たくさん用意しておきたいな――と、母さんが先日呟いていた。
 少し迷ったけれど、私はそれをかき分けて、なるべく大振りな葉のところを地面に近いところから折った。籠もあるから多くは持てないけれど――なるべくたくさん。そう思いながら、三本目を手折った時。森の奥からさらりと、二日前の雨を含む風が吹いた。咄嗟に私は顔を上げた。
 ――血の匂いがする。
 反射的に座り込んだ。ニガヨモギの背丈が高くて助かった。息を殺しながらまずは目を閉じて、匂いの流れを辿る。――私から見て左奥。当然、林檎の木よりもさらに向こう。私が足を踏み入れてはいけない場所。耳を澄ませる。足音はしない。唸り声もしない。もう一度、嗅覚を研ぎ澄ます。きっとこれは、獣の血の匂い。
 狩られてしまった動物の匂いが、風にのって流れてきたのだろうか。飛び出してきそうな心臓を宥めながら、私はそれでもゆっくり、なるべく音を立てないように立ち上がる。だけどその時にひとつ、森に似合わない音が聞こえてきた。
 それは研ぎたてのナイフが肉を切る音、母さんが気持ち良さそうに料理をするときの音に似ていた。誰かが、奥に潜む何者かの視線を厭うことなく、生き続けようとする音だった。
 林檎の木よりもさらに奥。私が足を踏み入れてはいけない場所。
 折っていた膝を伸ばし、そうっと立ち上がった私の左奥。腕を大きく伸ばす大樹の影に、“それ”はいた。
 鬱蒼と茂る森の中。選ばれた陽の光しか降りることのできない場所で、落ちてきたお星さまのように銀色に光る“誰か”。
 綺麗だった。村中のガラスを集めて重ねて、お日様の光を当てたらあんな感じになるかしら。
 ううん――それよりももっともっと優しくて。森から連れ出してしまったら、消えてしまいそうな柔らかな光。
 一度迷えば、生きて帰っては来られない。ずっとこっちを見ている何かが、私の足が林檎を越えるのを待っている、そんな場所に。
 綺麗な光が、生きていた。
 *
「ただいまっ」
「おかえり」
 家に駆け込むまで無我夢中だった。思いきりドアを開けた私を、台所に立った母さんがのんびりと迎えてくれる。ちりちりと膨らんだ赤い髪が湯気の向こうに見えて、私は思わずほう、とため息をついた。母さんは私を見ずに、ゆっくりと鍋をかき回している。
「遅かったね?」
「……ちょっとね。母さん」
 一番に聞きたかったことはひとまず仕舞い込むことにして、私は籠の中に手を突っ込んだ。からからと軽い枝の中から、柔らかな緑の葉を引っ張り出す。
「これ……」
 湯気の向こうで母さんは、二つのお椀を棚から取り出し始める。そうしながらも私の声に応えて、顔をあげてこちらを見てくれた。瞬間、フレッシュグリーンの大きな目が、さらにぐりぐりと見開かれる。
「ありゃ! ニガヨモギじゃない。綺麗に咲いてた?」
「萎れかけだったけど、まだ綺麗だった。良かった、これ、ニガヨモギで合ってるよね」
「そうよ。さすが私の娘だね」
 春の若葉みたいな目が綺麗に細められて笑うから、私も胸が温かくなった。
 母さんは手を休めることなく、お椀に鍋のスープを注ぎながら、まるで跳ねるような軽やかな声で言った。
「助かるよ。そろそろ時期が終わってしまうからね」
「なら良かった。枝も拾ってきたけど、まだ湿ってたの」
「じゃあ表に干してきて。ニガヨモギも一緒にね。そうしたら手を洗っておいで、ご飯にしよう」
「うんっ」
 私はすぐに踵を返して、入ってきたドアを飛び出した。
 家の壁伝いにぐるりと歩くと、私の家の西側には簡易なテーブルの上に筵を引いた場所がある。大体いつもグリーンの葉が多く敷き詰められているけど、今はところどころ小さな紫色の花や、しとやかな赤い花が干されている。確か小さいのはリンドウで、赤いのは薔薇だ。
 今干されているのはニガヨモギ、バジル、メリッサ……あとはちょっと、わからない。私は筵の端に枝を広げ、お日様の光が広く行きわたるように、重なる場所がないように悠々と並べた。ニガヨモギは整理しやすいように、他のニガヨモギの隣に干した。
 空っぽになった籠を背負い、私はもう一度家に飛び込んだ。テーブルにはほわほわと湯気の立つお椀が二つ。並べられた木製のスプーン。花々が窓際をあざやかに彩って、濃い緑の乾いた葉が天井からカーテンのように吊り下げられている。壁に掛けられたいくつものすり鉢。本棚を埋め尽くす分厚い本。食べ物の匂いはしない。酔ってしまいそうな甘い匂いにはもうすっかり慣れてしまった。
 家の西には天日干しのための筵。東には薔薇を育てる小さなガーデン。南に玄関。北には村を取り囲む広大な森。同じ村の一番近い家まで行くのに、ミサ一回分くらいの時間がかかる場所。
 そんなところで、森と共に生きる私の母さんのことを、村のみんなは“賢女”と呼んだ。
 玄関に汲んであった水で手を清めて、私はダイニングに足を踏み入れる。
「干してきたよ」
「ありがとう。さ、食べよう」
 ちょうど、母さんがスープのお椀をテーブルに置いたところだった。そんな母さんの向かいの椅子に座り、私は手を組み合わせる。母さんの呟く食前のお祈りに心を寄せて、最後の結びで声を揃えた。
 今日はパンとキャベツの入ったスープ。作りたてのそれは温かくて、ずっと外にいた身体と指先にじんわりと沁みる。その時ふと、舌を包み込む豊かな味わいを感じて思わずスプーンの動きを止めた。いつもの野菜とパンだけのスープではなく、そこには肉が――それも干し肉ではない、新鮮なものが入っていた。
「……今日はフォーゲルさんのとこ行ってきたの?」
「うん。この肉はその時にいただいてね」
 そういうことか。家畜を持たない私たちが肉を食べられるのは、母さんの薬を頼る人からの見返りが主だった。
 とはいえ、肉は足が早い。貰ったその日だけ新鮮なものをいただいて、残りは母さんが干し肉に加工する。そして少しずつ、大事に食べるのだ。嫌いな野菜もないし、母さんが作ってくれるスープは好きだ。だけどこうして新鮮なお肉が食べられるのは、ちょっと特別な感じがして嬉しい。私はおいしいものは後から食べるのが好き。だから先にキャベツを口に運んだところで、あの時のことを思い出す。そうだった、私はあのことを聞こうと思って、走って帰ってきたのだった。
「ねえ、母さん」
「ん?」
「森にね、何かがいたの。こう……銀色に光ってて、不思議な感じがした。なんだかわかる?」
「銀色? それは生き物なの?」
「うん、生きてた……と、思う」
 あの時はそう確信したけど、今思い返すと自信がなくなってくる。鬱蒼とした場所に馴染んではいなくて、森に差し込むお日様をぜんぶ束ねたみたいに綺麗で……どこかの貴婦人が落としていった宝石を見間違えたのかもしれない。
 だけど、確かにあそこには生き物の匂いがあって、息遣いがあった。その空気の流れはまるでせせらぎのようで、心地良いものだった――と、思う。
 私の曖昧な言葉にも、母さんは困った様子もなくふむふむと頷いていた。
「そうだな。あんたはそれを見て、どう思った?」
「どう、って?」
「怖かった? 嫌だと思った? それとも綺麗だって思った? あんたはそれを見て、どんな風に感じたの?」
 ――母さんの眼差しは真っ直ぐだった。むしろどこか楽しそうに、私を見ていた。
 どう思ったか。自然に手は止まっていた。私は、あれを見た時に感じたことを振り返る。
 落ちてきたお星さまみたいで、どこかの貴婦人が落とした宝石のようで。漂う匂いは血の怖い匂いだったけれど、それは命を繋ごうとするささやかな息遣いで。――ここまで思い出せば、ううん、思い出すまでもなく、私の答えは決まっていたのだ。
「……綺麗だと、思った。不思議だったけど、悪い感じはしなかったな」
「じゃあ、悪いものじゃないよ。きっとね」
 私が生まれる前から森と生きている、賢女である母さんがそう言い切った。林檎の木より先に行けない、まだ子どもの私の言葉で。
 最初は意味が分からなくて、ぱちぱちと大きく瞬きをした。だけど母さんの言葉が投げ槍なものでないことは、表情を見ればすぐにわかった。瞼を閉じて、唇が薄い三日月になる。優しく、そしてまっすぐに、私の言葉を聞いてくれていた。
「私の娘のあんたが言うんだ。その感覚は信じていい」
 ――私はまだ、子どもなのに。
 やっとニガヨモギの花がわかるようになった。だけど、まだ知らないことばかり。林檎の木より向こうには行けないし、薬の一つも作れない。筵に干してある草の名前も少ししか知らない。薔薇は私一人で育てたらきっと枯らせてしまう。毒草もわからないから無闇な採取はできなくて、獣から身を守る方法も知らない。母さんが水を汲んでくる川の場所も知らない。私はまだまだ、賢女にはなれない。森で生きることはできない。
 だけどその私を、母さんは信じてくれる。知識も知恵もない私が、“綺麗だと思ったもの”を信じてくれる。
 嬉しかった。だけど、母さんが信じてくれる“私”のことを、私が信じ切ることはできなかった。
「また、会えるかな」
 だからもう一度。あの綺麗なものを、確かに美しかったと信じるために。いつかどこかで、あの光に会いたいと思った。
 私の呟きを、母さんはどんな風に捉えただろう。スープの残りを飲み干しながら、まるで花の蕾に包んだような柔らかな息をつく。
「あんたが会いたいと思ったら、きっとね」
 何の答えも出さないのに、どうして母さんの言葉はこんなに安らぐのだろう。とっておいた肉の一切れを、スープと一緒に口に含む。出汁がじんわりと広がってとてもおいしかった。
 私がスープを空にしたのを見て、母さんもお椀をテーブルに置いた。
「ごちそうさま。午後はシュルツさんとこに行くよ。あんたもおいで」
「え」
 困惑がそのまま口から出た。口を噤んだところでもう間に合わない。私のお椀を引き寄せようとした母さんがこちらをじいっと見る。
「……やっぱり嫌かい?」
 困ったように垂れ下がる眉に胸が痛む。私は村に行くのがあまり好きではなかった。それよりは森に行ったり、家にある母さんの本を見たり、草花の様子を確認したりする方がずっとずっと好きだった。家の掃除も火の世話も好きだ。だけど、母さん以外の人とのかかわりは煩わしかった。声がうるさくて、頭に響いて。木々の騒めきや小鳥の囀りを聞いていたほうがずっと心地良かったから。
 黙りこくった私の心境に、きっと母さんは気付いている。母さんは困った顔のまま、私の頭に手を伸ばす。森の匂いがする大きな手が、優しく撫でてくれる。視界の端で、私の金色の髪が母さんの手に合わせて揺れていた。
「あんたがそう思うのは、私の力が足りないからだ。私ももっと頑張らないといけない。だけどね、……アシュリー」
 アシュリー。それはこの辺りでは珍しい響きの、私の名だった。
「薬師には、森を知ることや薬の作り方を学ぶことより、大切なことがある。それが、人々の笑顔を愛すること(、、、)だ」
 ――人々の、笑顔。
 その言葉にぴんとは来なくて、ただ母さんの顔を見上げた。母さんは優しい、まるで秋の昼間の陽射しのような笑顔で、私のことを見つめていた。
「だから、おいで。今すぐ理解しろとは言わないさ。少しずつでいい」
 子どもの我儘さえ受容する母さんの言葉に、私はたっぷり五つ迷ったけれど、結果的には頷いた。
 私の頷きを見た母さんがそれはそれは嬉しそうで、ひとつくらい呟こうかと思った不満も飲みこんでしまった。
 *
 シュルツさんは花を育てるのが上手だ。母さんを除けば、この村で一番くらいに。庭に咲いてる秋薔薇は大振りで、その姿を誇るように凛と胸を張っていた。外敵から身を守るための棘すらその美を飾っているように見えた。母さんはたまに、薬の礼に薔薇を貰ってくることもある。
 そんな綺麗な庭を持つシュルツさんの家は、この村で五本指に入るくらいには大きい。さらにシュルツさんは村長のお母さんでもある。腰を痛めてしまって薬に頼るおばあちゃんではあるけど、村の人からの人望もあって、私もいい人だと思う。村は好きじゃないけれど、あの人のことは好きだ。
 母さんの薬で痛みを和らげて、安心したように浮かべるシュルツさんの笑顔は、確かに見ると嬉しい気持ちになる。母さんの言う「人々の笑顔を愛する」ということは、つまりこういうことだろうとも思う。
 だけど何か足りない。それは自分でもわかる。
 治療を終えた母さんとシュルツさんが、少し難しい話をし始めたので、私は庭に出て綺麗な花を眺めはじめた。そして今に至る。これは私が村に連れてこられるときのいつもの流れ。向かう家によって、家畜を眺めたり農具の手入れを見学させてもらったりとやることは変わるけど、母さんたちも難しい話を私に聞かせたがらないので、暇潰しに村の生活を見ることは多かった。
 だからその時、異変にもすぐ気付いた。
 ふと薔薇から目を上げた先。村を取り囲む森に向かって、駆け出していく子ども達がいた。
 普段、畑で遊びがてら仕事を手伝っている子たちが、五人ほどの集団になって森に入っていこうとしていたのだ。
「……どうして」
 思わず声が漏れた。この村の子たちは、子どもだけで森に入ってはいけないと親から固く言われているはずだった。賢女の娘である私だって、ほんの入り口ほどまでしか行けないのだ。それくらい森は危険で、大人が禁ずるのも当然の場所だった。
 一瞬、見ない振りをしようかと思った。同じ年代の子たちではあるけど、決して友人ではない。むしろシュルツさんとは逆に、私は彼らが苦手だった。怖い目に遭うなら遭えばいいし、それで後悔してしまえと思う自分もいた。
 だけど、そんな私の中に響いたのは、母さんの声だった。
 ――薬師にとって大切なのは、人々の笑顔を愛すること。
 まだ私に、その意味はわからない。理由のひとひらもわからない。喉の奥で気怠さと躊躇いがせめぎ合う。
 見ない振りをすれば、彼らは傷つく。恐ろしい思いをする。それだけならまだ良い、命を落とす可能性だって十分にある。
 そうしたらきっと、愛さなきゃいけない村の人々の笑顔は消える。母さんの言葉を、一生理解できなくなる。
 迷いが再び芽吹くよりも先に、私は走り出した。今まさに森の中へ入っていこうとする子ども達を前に、母さんに声をかける暇もなかった。追いつくよりも先に、彼らの背中に向けて声を張り上げる。
「……何してるの!」
 裏返りかけた叫びに、彼らは足を止めてぐるりとこちらを振り返った。最後尾に追いついた私は畳みかける。
「森に子どもだけで入る気!? それは禁じられているでしょう!」
「なんだよ、魔女の娘が」
 ――不愉快な言葉を放ちながら、先頭に立っていた男の子が私の前に進み出る。
 彼の名前はティオ。シュルツさんの孫で、村長の息子。
 司祭と強い繋がりをもつ村長は、祈りの力を使わず人を癒す私の母を良く思っていない。自分の母が世話になっていることも関係なく。その子であるティオも、私たちのことを魔女と呼び、軽蔑の眼差しを向け続けていた。
 だから村は好きじゃない。その一番の原因がティオだった。
 彼と対峙して、思わずぐっと拳を握る。嫌悪感で逃げ出したくなるのを堪えた。ティオはまるで汚い者でも見るかのような目で私を見ていた。嫌な目だった。そして彼は口を開く。
「ロジャーが言ってたぜ。――今朝、森で白いバケモノを見たってよ」
 ――それを聞いて、決意と共に結んだばかりの掌がほどけた。ひゅ、と喉が鳴った。
 白いバケモノ。この森という場所で、白を持つものは少ない。晴れた日に差し込む光と、雨の後にかさを広げる茸くらい。でも私のこの目には、今朝見たばかりの銀色の光が焼きついている。
 私はロジャーを見る。気の弱い男の子だった。ばちりと目が合ったロジャーは、怯えるように他の子たちの後ろに隠れた。
 もしかしたら、ロジャーもあの光を――私と同じものを見ていた? それを詳しく聞く前に、視界にはまたティオが割って入ってきた。
「ロジャーを呪うな。バケモノは、お前の母ちゃんが呼んだ悪魔だろ。お前たちが本物の魔女だって――オレ達が見つけて証明してやる」
 あんまりにも身勝手にそう言い捨てると、ティオは再び集団の先頭に立って、子ども達を引き連れて森に向かっていく。
 腹が立った。内臓の全てが燃えて炭になりそうなくらい。石のひとつでも思いっきり投げつけてやりたくなった。
 母さんがどうしてこんな奴らの笑顔を愛せだなんて言うのか、私には理解できなかった。母さんはあんなに村の人々のために力を尽くしているのに。危険な森に入って薬草を調達して、それぞれの特性に合わせて保管して、調合して……それを全て村のために行っているのに。ティオ、あんたのおばあちゃんだって、その母さんのおかげで歩くことができているのに!
 そんな母さんを魔女扱いして――それに加えて、あんな綺麗な光をバケモノだなんて!
 腹が立った。体中の血が全部煮えくり返りそうなくらいに腹が立って――私は駆け出していた。走って走って追いついて、追い抜かして、先頭を歩くティオの服を、後ろから思い切り引っ張ってやった。バランスを崩したティオはよろけながらも、体勢を立て直して私を睨む。
「……なんだよ、離せ!」
「私も行く」
「はあ?」
「あんた達だけだと、オオカミに食べられて死んじゃうでしょうから」
 それは聞こえの良い理由付け。本音はもっと泥臭い。
 母さんが化け物を呼び出すだなんて、白い綺麗な光が化け物だなんて、おぞましい勘違いを壊したかっただけ。
 このまま森に行った彼らが怪我をしたり死んでしまったりして、それを母さんのせいにされたらたまらない。ロジャーの話を聞いたのが子ども達だけとは限らない。村長あたりの耳に入って、濡れ衣を着せられることもありえる。ティオの言葉がそれを裏付けている。
 そう言った私を、ティオは表情を変えることなく見ていた。
「嘘つけ。そうやってオレ達をバケモノのエサにする気だろ」
「母さんは魔女じゃない。だから化け物なんか呼んだりしない」
「誰が信じるか!」
「もういいわよ、信じなくても」
 母さんを悪だと信じきっているティオに、何を言っても響かないなんてことはわかっている。だから。
「ただ……この時期のオオカミは、冬に向けてたくさん食べようとするの。もし見つかった時に、あんた達だけで無事に帰れると思う?」
 とっておきの言葉で脅かした。それを聞いた後ろの子たちから、サッと血の気が引いたのがわかった。
「……て、ティオ、やっぱりあたし、帰る……」
「僕も……!」
「あっ」
 ロジャーも含めた子ども達が、ティオの制止も聞かずに散っていった。その場に残ったのは私とティオの、二人だけ。
 ――正直なことを言うと。
 私だって森には入りたくなかった。いつもの入り口と違えば、林檎の木がある場所も違う。林檎がなければ、境界線を見失う。奥深くに棲む何者かが、私の足が越えるのを待っている――その境界線を。
 だからティオにも臆病風を吹かせて逃げ帰ってほしかったし、彼ならそうするだろうと思った。彼曰く“魔女の娘”である私と二人きりで、未知の場である森に足を踏み入れようとするほど愚かではないと思っていた。
 なのに。
「……仕方ない。そこまで言うならちゃんとオオカミを追い払えよ、魔女の娘」
 そう言って踵を返し、再び森へ向かおうとする。思わず間の抜けた声が出かけたのを、なんとか堪えた。
「……本当に行くのね」
「当たり前だろ。魔女を村から追い出すいい機会だ」
 ティオは迷うことなく、私にそう言い放った。
 ――そう。
 私が思っていたよりも遥かに、こいつにとっては己が正義で、私たちは断罪すべき悪であるらしかった。
 でも私たちにとっても、己が正義で、妙な勘違いをしているこいつは悪だ。だから怖くても、立ち向かわなくちゃ。
 ごくりと生唾を呑みこんで、足を進める。
 ――大丈夫、大丈夫。陽の光と色と影を見て、方向さえ見失わなければ。獣が出れば草木の中に身を隠し、呼吸をひそめれば。林檎の木を探せば、とりあえず私の家には着く。
 重たい足を振り抜いて一歩、ティオより前に出た。
 私は母さんの娘。森に生きる賢女の子。
 森を忌避する村人は、先に立って導く。それが、私の役目。
 *
 森に入って二十歩も進めば、差し込む光は薄くなる。晴れやかな午後は消え去って、まるでカラスが羽を広げたかのような暗闇が辺りを包みはじめる。
 林檎の木は案の定無いけれど、きっと境界線はとうに越えた。ここは既に、得体の知れないものの胃袋の中。生き延びたいなら自分で考えて、どうにかしないと。
 なるべく光に近く。森の外周付近を進もうとしたら、ティオに止められた。
「ロジャーが朝歩いた場所はそっちじゃない。こっちだ」
 なんて、より深い方を指差して。
 馬鹿。本当に。森のことなんて何も知らないからそんなことを言えるんだわ。そう怒鳴ってやりたかったけど耐えた。森に潜むのは獣だけじゃない。生き延びるのに一番大切なことは、気配を殺すことだった。それに、怒鳴ったところで不愉快な言葉が返ってくるのはわかりきっていた。余計な頭を使いたくなかった。
 森に入って生きて帰るために。母さんから教わたことを思い出しながら、私は必死に感覚を研ぎ澄ます。
 視覚はあまり重要視しない。森には死角が多すぎるから。本当ならば目を閉じて他の感覚に集中したいくらいだったけど、さすがにそれは無謀だとわかる。
 聴覚は大事にするけれど、二人で歩き続けている現状では役に立たない。足音と草木の擦れる音がうるさくて、異変に気付くのが遅れてしまう。
 だから、いま重視するのは嗅覚。草の匂い、花の香り、根の湿り、常に森に在るものの中の異変を嗅ぎ分ける。それは今までずっとやってきていたことだ。ティオがいてもいなくても変わらない。だから嗅覚に精神を集中させた。
 植物とは違う匂いがすれば、すぐさまティオに身を隠させた。獣の匂いがすれば気配が消えるまで黙らせた。金属の匂いがすれば人の声がしないか耳を澄ませた。
 だけど運良くそれは全て、自然の摂理の中で天に還ろうとする、獣たちのものだった。
 そうこうしているうちに、もはやロジャーが歩いた場所など関係なく、ティオが行きたい場所の案内人と化していた。ティオの指示に従って歩き続ける。己の感覚に集中し、何が起きてもまず生きてはいけるように。
 だけど。
 だけどそれは、間違いだった。それに気付いた私は足を止める。
「……なんだよ」
 後ろから不満そうなティオの声が聞こえた。けど声を返すことはできなかった。
 ――馬鹿。ああ、馬鹿は私だ。森は怖い場所だからと、今生き続けることだけを考えた私は愚かだ。
 森に入る前に、あれだけ考えたのに。陽の光と色と影を見て、方向さえ見失わなければ(、、、)――って。
 視覚は重要視しない、そんな風に考えた私は馬鹿。わかっていたのに、わかっていたはずだったのに。
 陽の光は薄く柔らかい。影は斜めに長く伸びる。色は、怖いくらいに綺麗な橙。方向は――方向、は。
 傾いた太陽。宵闇の迫る夕暮れ時。
 ここがどこか、わからない。
 そう思った瞬間、ぶわりと汗が噴き出てきた。暑くもないのに汗が首筋に滲んでくる。嫌な汗だった。
 どうしよう。だってティオは頼りにならない。私は、私が賢女の娘なのに。森のことは、母さんの次に知っているのが、私のはずなのに。私が道を見失ってしまったら、もう帰れない。ぐるりと辺りを見渡してみても、森の終わりは見えやしない。まるで巨大な水溜まりがそこにあって、繰り返しの景色を見せてるみたい。畑仕事の喧騒も村の営みも、風にすら紛れていなかった。
「……おい、アシュリー。あれ」
 ティオが私の名を呼ぶのは珍しかったけど、それをどうこう言っている場合ではなかった。ティオが、何かを指し示している気配がした。咄嗟に顔を上げる。無我夢中だった。突き出されたティオの指先を、目線で辿る。そして、私は目を見開いた。
 そこに立ち昇っているのは、煙だった。森の火事ではない、何かが――人が起こした小さな火だった。その煙の元には、橙色に光る何かがある。
 いや――違う。あれは橙色なのではなくて――それこそガラスを、柔らかな夕陽が照らすかのような綺麗な光。
 銀色が、橙に染まって光っている。私が朝に見た、銀色が。
 そう思った瞬間、風が吹いた。くゆる煙を揺らす程度の弱い風だったけど、匂いを届けるには十分だった。人が育てる煙の臭い。私はこの匂いを知っている。
 獲れた肉を燻す匂い。足が早い肉を長く食べられるようにするための匂いだ。
「……あれ、ロジャーの言ってた、白いバケモノ……のような気が、するけど」
 まるで零すようにティオが言う。彼もあの橙色が、橙色でないことに気付いていた。
「バケモノじゃ、ない、よな。だってあんなに、」
 ――その後に続いた言葉に、思わずティオの顔を見た。ティオの目は丸く見開かれて、碧い目に映る輝きがまるで星のようだった。
 きらり、その星がひとつぐるりと輝いたのを見て、私は視線を戻した。木々の葉を撫でるようだった煙が消えていた。夕焼け色の木漏れ日を受けた銀色が、ゆらゆらと動いたかと思うと、すうっと浮かび上がった。――いや、立ち上がった。
 茂みに隠れて見えなかったけれど、その光は確かに人の形をしていた。遠くからでもわかるくらいにすらりと背が高く、その身体には髪と似た色のマントを纏っている。無垢な色はそっくりそのまま、木漏れ日の色に染まっていた。
 村人でないのは確かで、盗賊の類でもなさそうだった。戦場を探している傭兵だろうかとも思ったけど、その割に醸し出される空気は穏やかで柔らかい。とても血に飢えているようには見えなかった。
 そして、その人は歩き出した。ゆうらり揺れて、まるでカタツムリのようにゆっくりと。
「……ついていこう、ティオ」
「は」
 私は思わず立ち上がっていた。戸惑うティオの手を、半ば無理やりに取っていた。
 朝、あの光を綺麗だと思った。初めて出会う森の異質さを、怖いと感じなかった。そう言った私のことを、母さんは信じてくれた。
 森に馴染みのないティオが、あれはバケモノではないと言ってくれた。
 何より――あれは森に取り残された私たちの、光だと思った。
 私に手を引かれるティオの顔は見なかった。ただゆっくりと、導くように森を歩くその光を追い続けた。
 聴覚も嗅覚も放り投げて、目を逸らしたら消えてしまいそうな光だけを見ていた。
 影はどんどん長く伸びて、柔らかな橙は温度と一緒に消えていこうとする。
 迫りくる焦燥を呑みこんで、ティオの手だけ離さないように、私はただ光を追って、追って――。
 こつん、と爪先が何かを蹴った。ずしりとした重量がある何かが転がって、咄嗟に私は下を見た。
 そこに落ちていたのは、赤く熟した林檎だった。
 は、と私は上を見る。林檎の木。もう一度、足元を見る。葡萄のように連なった薄黄色の小さな花。背丈の高い、ニガヨモギの葉。
 そこからまた、顔を上げる。そこに木々はない。ぽっかりと空いた穴のような空間から覗くのは、私の家だった。
「……アシュリー!」
 手を繋いだままのティオが、ぱあっと顔を輝かせた。――こいつのそんな顔、初めて見た。初めて見たのに、私もつられて頬が緩んでいく。
 自然に私たちの手は離れ、ティオは出口に向かって駆けだした。私もその背中を追おうとして、足を止めて振り返る。
 あの光は消えていた。ぐるりと辺りを見回して、異質なものを探しても、森は闇に呑まれるばかりで光を見せてはくれなかった。
 *
 村に下りたら案の定、大人たちが総出でティオのことを探していた。もう一歩遅ければ、村長なんかは夜の森に入ろうとしていたんだそう。
 ティオと一緒に私がいるのを見て、村長は案の定、私を憎悪の目で睨んできた。ティオと同じで何言っても仕方ないだろうと思った矢先、私の前に立ったのはティオだった。そしてなんと彼は、自分の父である村長に対して、私を庇ったのだ。
 森に行こうと言ったのは自分であること、その自分を私が守り導いたこと、森に迷ったのは自分のせいであること、私のおかげで生きて帰ってこられたこと。
 ――まあちょっと話が盛られてる気もしたけど、悪い気はしないので黙っていた。何より、ロジャーの見つけた白いバケモノはバケモノではなかったことも、村の大人たちみんなの前で宣言してくれた。
 ティオの話を聞いた村長は暫く黙っていたけれど、やがてなんと、私に向けて頭を下げた。愚息を導いてくれたことを感謝する、ですって。後ろでそれを聞いた司祭がすごい顔をするものだから、笑ってしまいそうで危なかった。
 なんやかんや、他の子たちも森に入ろうとしたことがバレて、みんな親にこっぴどく叱られていた。
 叱られなかったのは私だけだ。母さんは何も言わなかった。叱ることもなければ、褒めることもなかった。
 言われたのは、たった一言。家に帰る途中の道は暗くて、静かで、いつもより随分と長く感じたけれど。
「アシュリー。春になったら、林檎の木よりも先に行こう。母さんと一緒にね」
 それを言われてからは、ちょっと前までの怖い気持ちが全部飛んでいってしまった。
 あの日以来ティオは私を魔女と呼ぶことはなかったし、村長も私たちに対する考えを改めたようだった。
 いつしか村に下りることも嫌じゃなくなった。薬や森の勉強も楽しかったけど、村の人たちが笑顔で迎えてくれるのは心地よかった。人々の笑顔を愛するということも少しわかってきた気がする、なんていうのは現金かしら。
 ――そして、あれから十を超える秋を迎えた。
 亡き母の後を継いで、賢女と呼ばれるようになった私は、その日か細い声を聞いた。
 もう日もとっぷりと暮れた、月の美しい夜だった。異変に気付いた私はランタンを片手に家を出て、声の聞こえるほうを探りに行く。
 ニガヨモギを越え、林檎の木を越え、かつて銀色の光を見たあたりから、その声は聞こえていた。そこは満月の夜は、ささやかな月の光が降り注ぐ場所だった。
「……まあ」
 その光に照らし出される場所に、木の葉の毛布を被った赤子が一人、命を振り絞るように泣いていた。
 抱き上げる。体温は下がっているけど、まだ十分に温かい。冷えた木の葉を払い、肩にかけたストールで赤子の身体を包み込んだ。
 馬車を襲った盗賊か、近くの村人が捨てていったのか。経緯はわからない。だけどこの小さな命が、森の中では夜を越せないことはわかる。私は赤子を抱えたまま踵を返す。林檎の木を過ぎれば、すぐそこに私の家はある。
 村から外れ、皆が忌避する森と共に生きる女に育てられるなんて、あなたは嫌がるかしら。それとも、この生き方を肯定してくれるかしら。
 ――ああ、でも、そうね。
 遍く月の光に愛され、私に見つけられたあなた。遠い昔、母さんに教えてもらったの。遥か遠くの国では、月にも神さまがいるんですって。こんな話したらまた司祭が嫌な顔をするわね。その女神さまの名前は確か、アルテミス。だから、あなたの名は――。
「――アルトリア」
 月の加護のもと、いつかあなたがどんな道を選んでも、どうかそこに人々の笑顔がありますよう。その温もりを、愛することができますように。
「光源」
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04:39
ななし@739bae
👀
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gamehand
ログイン忘れてた案件
05:45
gamehand
聞こえた気がする
06:47
ななし@d3f962
めりです!遊びに来たよ!
06:57
ななし@d3f962
聞こえてるよ!
20:11
ななし@ae8e5d
はじめまして☺︎
21:28
ななし@ae8e5d
書くのはやっw
23:14
ななし@ae8e5d
ゆべしさんの文章好きです…!
26:06
ななし@ae8e5d
字書きさんのライブが見れるなんて感動…!
33:41
ななし@ae8e5d
描写が綺麗だなー
35:07
ななし@ae8e5d
お声が聴けて幸せです☺︎
36:25
ななし@ae8e5d
文章も素敵ですけど作者様も素敵だったのね…
37:50
ななし@ae8e5d
ゆべしさんを最近知りました、FGO作品で☺︎
40:37
ななし@9dda23
黄色の花………
41:31
ななし@9dda23
ミスリード😂
41:39
gamehand
人の文章書くプロセス見てたらスランプ解消しそう 気のせいかもしれない
42:07
ななし@9dda23
分かる 監視されてると進む
42:07
ななし@ae8e5d
文章のプロセス見れるの感動ですね…
43:34
ななし@3fbfb3
ミモザ?
43:51
ななし@9dda23
キャメロットの花…
44:14
ななし@9dda23
www
47:08
ななし@9dda23
ニガヨモギ!
59:44
ななし@ae8e5d
小説がどんどん進んでいく…😳
72:04
ななし@f493d0
生の小説はじめて拝見しました!楽しい!
72:26
ななし@ae8e5d
楽しいですよね☺️
74:36
ななし@ae8e5d
またやってください💕
74:51
gamehand
次も来ますわね
78:11
gamehand
👀
85:02
ななし@f0373f
こんばんは!
174:18
gamehand
覗きに来ました
189:17
来橋石榴
いえ~い こんばんは
259:55
ななし@e6bedb
こんばんは☺️
260:23
ななし@e6bedb
今きました!拝読しますー♡
261:15
ななし@e6bedb
御本楽しみですっ
269:25
ななし@e6bedb
またきます♡
269:39
ななし@e6bedb
お疲れ様ですー!
276:28
gamehand
今日も覗きに来ました
337:04
gamehand
お疲れ様です~
354:51
gamehand
今日も以下略
355:24
gamehand
あくまで片手間なので……
443:21
gamehand
おつかれさまです~
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gamehand
今夜も来ました
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ななし@eac97f
葦です!遊びに来ました~!
545:34
gamehand
書きたいところから書いちゃってもいいのでは?
608:16
gamehand
お疲れ様です~
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森の白い妖精さんの話(えふご)(ほぼモブ)
初公開日: 2021年06月07日
最終更新日: 2021年06月24日
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コメント
べディのお話ですが、べディはほぼ出ずモブばっかりのお話です。
ちまちま少しずつ書き進める予定です。
絆レベル2のモードレッドのお話
前回配信で書いたものの続きです。制限時間は1時間が目標。
ゆべし
FGO二次創作/ワンライ企画
カルデアのモードレッドとマスターの邂逅についてのお話。1時間で配信しながらどれだけ書けるかしら。
ゆべし