ライダンのネタバレ注意&メタ的要素注意
本文の執筆配信。もしくは推敲&誤字修正します
コメントが表示されずに順番前後しますが、たまに返します
執筆してる最中は返せない時もあるので、コメだけ残してアーカイブでサクッと確認するのもオススメです
ウマ娘はいいぞbotになりそう
♡どうもです!
響けファンファーレがずっと耳にこびりついていて幻聴が聞こえるほど。BGMが癖になるよね
取っ掛かりは書けたので順調に行けば何とか明日には間に合いそう。やればできるんだよ、やれば……そのやるまでが一番かかるわけで。
実際執筆時間って一日四時間あればどうにかなるので、残りをウマ娘にぶちこんでも問題ないということをちゃんと理解すれば何とかなりそう
サイレントスズカを一番初め使いました。勝ち確スキルよし、見た目良し。でも史実見れば大体どのウマ娘も好きになる感。ハルウララの史実おもろかった。
(もうお前とはやっていけそうもない。破局だ破局)
刻印士のレベルが一気に40になったことで新たな刻印がいくつか刻めるようになったので、努はステータスカードに映っている模様を敗者の服に模写して刻んでいた。だがそれらにいくら刻印油を塗っても乾いたスポンジのように吸い込むばかりでちっとも成功しなかったので、レベルとの破局を宣言しながら空になった瓶をしまった。
せっかくの休日なのに午前中から二度とやらんわこんなクソゲーの精神に包まれた努は、胡乱げな顔のまま自室を出て洗面所で切り替えるように顔を洗う。そして鏡を前にしょうもない、と言わんばかりの特大ため息をついたのを最後に、数時間かけて刻印油を溶かしただけの午前中とは決別した。
(実際、このレベル帯から苦行になってくる感じはあるな。刻印の形も複雑になってきて模写に時間かかるようになってきたし、刻印油の消費激しい割には成功率も微妙。レベルの上がり幅も鈍くなってくるし、先の五十まで見ても強そうな刻印ないしな)
自分のように低乱数を引いて刻印油を溶かしただけの時を過ごしてしまうことは、生産職の中では割とあることだろう。それがゲームなら爆死しましたとスクショ付きでSNSに上げれば済む話だし、努としても同じような感覚なので実際に萎えはするが慣れたものでもある。
だがそれが実際の仕事となればそうもいかないだろう。期日までに納品しなければならないのに確率が偏って刻印油溶かしただけで作成できませんでしたとなれば、その生産職の信頼は地に落ちる。それにレベルの鈍化やアルドレットクロウの圧力など、複数の事情が混じればその安定重視の選択肢を取るのが当然なのかもしれない。
そんなことを考えながらクランハウスのリビングで作り置きされていたサンドイッチをいくつか貰ったところで、自分と同様に若干油臭いユニスが二階から降りてきた。刻印油によってか毛並みも荒れて捨て犬のような見かけをした彼女は、努と目が合った途端に何故かしたり顔になった。
「ツトムの刻印、短縮できるところばっかだったのですから修正してやったのですよ。この通りにやればいいのです」
いつぞやに作成したハンナの刻印装備とユニスが手書きで作成したであろう刻印の図面を両手にバンと眼前に出された努は、少しだけ興味深そうな顔をした。ただその図面を見て彼女が言いたいことを理解した途端に、興味なさげな表情に逆戻りした。
「いや、これですら刻印する場所余ってるんだからそもそも短縮する必要ないよね?」
「……でもこれで刻印する手間は少し省けるのですよ」
「確かに刻印の紋様で同じ場所を見つけてそこを繋げるようにすれば書き数は短縮できるけど、それよりも新しく開放された刻印を無心で模写した方が早いよ。それに正解はいずれ誰かが導き出したらすぐに出回るし、これも最適解じゃないからね。こことここ、左右で繋げると水圧耐性の紋様になるから組み合わせが違う」
「そんなわけっ……いや、これだと、えーっと……あるかも……しれないのですねぇ?」
そんな努の指摘をすぐさま否定しながらも一応確認したユニスの言葉はどんどん尻すぼみになっていく。そして最後には目を丸めて小首を傾げることに収まった。
確かにその小学生でも時間をかければ解けるような間違い探しとクロスワードパズルを組み合わせたようなことをすれば、複数の刻印を短縮した形で書き込むことができる。そうすれば小さな装備品に刻印する際にはスペースを確保できるし、生産職に言わせると見栄えもよくなるらしい。
ただそれで得られるメリットは、努が調べて検証したところでは現状それだけである。恐らく十個の刻印を一つの装備に施す際にはこの小技にもこだわる必要性は出てくるだろうが、レベル四十程度では趣味の脳トレのようなものでしかない。そんな細部よりもまずはとにかく物理で殴るほかない。
「レベル10の白魔導士が撃つヒールの練習にこだわっても微妙でしょ。いや、それよりもさっさとダンジョン潜ってレベル上げろやって思わない?」
「……その例だと確かにそうなのですが、でも本業の刻印士はまず各素材の彫り込みに慣れることからって言ってたのです」
「それならその人の言う通りにすればいいんじゃない? 僕は刻印士が本業じゃなくて、あくまで探索者だし」
「……んぅー」
妙な唸り声と共にユニスの狐耳がアンテナのように立って硬直する。