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すらすらと文字をパソコンで打っていく。それはきっと人にとってみればただの文字かもしれない。けれど私にとってみればそれは何にも代えがたい、たとえ嫌いである私が書いたであろうと、私だけが愛せるもので。ほかの人に見せたらきっと愛してくれるかもしれない。でも最初にこの子たちを愛せるのは私だけ。要は親のような気分なのだ。この世にはひどい親もいると聞くけれど、でも私にとってみれば確かにこれは親が子に持つ愛情と似ている。いや、同じなのかもしれない。それくらいに私はこの子達が愛おしいし、目に入れても痛くないと思う。私がどんなに作品を書こうと、覚えている。私がどんなに設定だけのものを増やそうと。私は覚えているし、全員を愛している。そんな愛おしい我が子。きっと存在したら親バカみたいに甘やかすのだろう。
かわいい、かわいい。我が子。
――だけどまさか、実際に現れるとは思わないじゃない。
次の日、目を覚まし、くぁと伸びをしようとして気づく違和感。慌てて手を見たり足を見たり胸を触ってみたりしたらそれはとてつもないくらいに小さくなっていた。急いで全身鏡の前に向かい覗き込む。そこに見えたのは、――幼少期の頃の私で。
まんまるな頬に椛のような手。極めつけは少しだけ気になって喉から出した声が甲高くなっていて。
――ああ、神様。この世にそんな存在がいるかは知りませんが。
どうしてこんなことをしてくれたのですか。幼くなってしまえば、何もできなくなるというのに。
こんな状況にもたらした人に恨み言の一つでも呟きたいところ。けれどよくある小説で出てくるような神様や傍観者なんていう存在は出てこない。私は突然こんな状況下に置かれて、これから生きていかなくてはいけない。
「……いけるのかな」
『大丈夫だよ』
ふと漏れた泣き言に答える声があった。
それは私の頭の中で何度も考え妄想しまくった声。その声は、私の書いた小説の主人公のものだ。
――確か、名前は……
『硝子天夢。気軽に天夢って呼んでよ!』
その姿には、元となった存在がいる。とあるゲームの仲間キャラとして登場し、最期は王子様にこれからを託してあの世へ行く。そんな女の子。当時の私にとってみればとても心が痛んで、でもとても大好きだったからこそ、なんとかして彼女の生きている世界線を形に残そうと躍起になっていた。そんな最中できた子がこの子。結局大好きなゲームのキャラとは程遠くなってしまったけれど。でも確かに私はこの子も愛していた。だって大切な我が子だもの。愛さないで、どうするの?
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市之瀬 春夏
【お試し】とりあえず書きたいもの一つ
二次創作
夢小説
初公開日:
2021年01月19日
最終更新日:
2025年01月26日
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妄
妄想の箱庭
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初めてやるので試しながらやります。なので文字書いているだけじゃないかも。眠くなったら落ちます。
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妄
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