こんにちは、はじめまして、大狼虎太郎と申します。
本日はご来場ご視聴いただき誠にありがとうございます。
本日のライブの内容はこの枠で完結(する予定)の歌詞とそれをモチーフにした小説について考える。でございます。
とりあえず歌詞から製作していきますのでどうぞゆっくりしていってください。
コメント等はしっかり目を通していくつもりですので気軽にお声掛けください
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少し雨まじりの雪が降る 白い息と赤い目
風が少し冷たい 
家族の待つあの家へ帰ろう 優しい明かりの灯るあの家へ
昔の人≪じいちゃん≫が言っていた 新年の夢は縁起がいい。
夢を見ることを楽しむ世界が終わったのはいつからだろう
家にこもる家族 手をつなぐ恋人たち
来年も生きていたい みんなと一緒に生きていたい
無慈悲な神罰を免れるために 私たちは神に祈る
夢も希望もありふれた思い出が 彼方に見える
ただの数字の切り替わり 数えた数字の意味はなし
家族と 恋人と 友人と
祈りながら待つ 死のカウントダウン
今日は今年最後の日
待ちに待ったカウントダウンが始まる
321 BANG
死を逃れた私たちの ハッピーニューイヤー
果たしていくつの血が流れたのだろう
雨まじりの涙が落ちる 白い息と赤い眼
風が少し冷たい
家族の待つあの家へ帰ろう 温かな明かりの灯るあの家へ
昔の人≪父さん≫が言っていた お前の夢は叶えられる。
夢を望むことを羨む世界が始まったのはいつからだろう
家にこもる家族 手をつなぐ恋人たち
来年も生きていたい みんなと一緒に生きていたい
無慈悲な神罰を免れるために 私たちは神に縋る
夢も希望もありふれた思い出も 彼方に消える
いわば数字の切り替わり 数えた数字の意味はなし
家族と 恋人と 友人と
祈りながら待つ 死のカウントダウン
今日は今年最後の日
待ちに待ったカウントダウンが始まる
321 BANG
死を逃れた私たちの ハッピーニューイヤー
果たしていくつの血が流れたのだろう
ある時誰かが言ったんだ
こんなバカみたいな世界は誰が作ったんだと
理由も知らない子のせいで 一人の親が怒ったらしい
赤い木の実が落ちた時 目を光らせた巳の笑い
321 BANG
死を逃れた私たちの ハッピーニューイヤー
果たしていくつの血が流れたのだろう
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(歌詞おしまい)
 「来年もまた元気に学校来いよ!今日、そして今年の練習はここまで」
 「ありがとうございました!!」
 身に刺さるような風がグラウンドに吹いている。冬休みに突入して少し経った今日12月28日。俺が所属しているサッカー部の練習納めの日だった。少し表情の硬い顧問の森下先生は部員それぞれに「今年一年よくがんばった。来年も一緒に頑張ろうな」と声をかけている。毎年の恒例行事で、いつもは暑苦しい顧問に嫌な顔をする部活の仲間たちも今日に限っては、「一年間ありがとうございました!」と深々に礼をする。微妙な顔つきで。少し緊張しているような表情で。やりとりが済んだ部員たちは着替えが終わればそそくさと部室を後にしていった。勿論理由は急いで家に帰るためだ。練習が終われば少しの時間も惜しむことは出来ないとそれぞれ全力で帰路へ着く。
 基本的には家で家族と一緒に過ごす人が多いけど、大晦日以外の年末だったら神社やお寺に行く人もたくさんいる。「締め詣」といわれるもので神社やお寺、教会なんかで今年一年の感謝と来年のお願いをする。俺の家では明日に地元のお寺に締め詣に行く予定だ。昔は年を越して元旦とか年初めにお寺とかに行く「初詣」って風習だったらしいんだけど今ではそれだと遅いからって言って年末にみんな足を運ぶようになったみたい。じいちゃんの時代では「初詣」の文化はしっかりあったらしい(本当かよくわかんない)けど今では無事年を越せたことの感謝や報告するために「初詣」みたいに年始に行く人もいるらしい。テレビでやってた。
 次の日に俺は家族と一緒に締め詣に地元のお寺に行ってきた。やっぱり年末ってことで人はたくさんいて、お賽銭箱やらおみくじの前にはそこそこの列ができてた。「きっと明日だったらもっと人がたくさんいるだろうな」って母さんと話しながらその列に並んでた。そしたら遠くに同じ部活の後輩が見えた。列に並んでお賽銭の順番を待ってるみたい。俺は後輩が家族と一緒に居るのが見えたからきっと締め詣だと思った。だから声はかけなかった、マナーは大事。大切な家族との会話を部活程度のつながりで遮っちゃだめだから。お参りが済んだらお守りとか名前忘れたけど矢のやつとか買って家に帰る。こんな日でもお寺には働いてる人がいて社会人ってやっぱり怖いって感じる。
 大晦日前日、今日はどこにもいかずに家でのんびり過ごす。家族と一緒に映画見たりゲームしたりして過ごした。年末年始のテレビは再放送の番組しかやってないから面白くない。ニュースも流れないのは俺からしたら嬉しいけどあんまり変わらないように感じる。今日は母さんが一年でいっちばん力を入れた豪勢なご飯を用意してくれる。今日のスーパーは午後からはしまっちゃうしそれ以前に商品が全然ない。昨日のうちにしっかり買い物出来てて良かった。今日の晩御飯はお寿司とローストビーフ。きっと明日はご飯はのどを通らないかもしれないから明日の分もたくさん食べておかないといけない。笑顔で食べるご飯はやっぱりおいしいな。来年もまたおいしいご飯たくさん作ってね。
 今日は今年最後の日、町には誰もいない。俺の家では大晦日は一日中リビングで過ごすことになってる。きっと他の家族も同じような過ごし方をしてるはず。かなり緊張した顔の父さんは震える手で一昨日買ったお守りを握ってる。やっぱり緊張してる母さんと今年会ったことや来年したいことなんかを話して今日という日が過ぎるのを待つ。毎年恒例の家族の姿。やっぱりご飯を食べる気は起きなくてずっと時計を眺めてる。心臓が爆発しそう。11時45分ぐらいで父さんと母さんが俺をギュッと抱いた。なんか涙が出て来ちゃってすごく恥ずかしかった。去年はどんな感じだったっけ。多分泣いてたと思うけど。
 時計の針が12時を指した。俺は思わず目をつむっちゃった。目を開けると号泣した両親が叫びながら飛び跳ねてる。
 「ハッピーニューイヤー」
って俺が言うと二人そろって「おめでとう!」って言う。来年もよろしくね。
 1月10日。今年の初めての部活の日。行ってきますって言って学校に向かうとサッカー部のみんながいた。何人か姿が見えない。あの日見た後輩もだ。少し経って顧問の森下先生が部室に来た。
 「今年もお前たちの顔が見れて嬉しいよ。」
 部員の一人が先生に尋ねる。
 「ここにいない人たちはどうなんですか?」
 「サッカー部の部員は一人もかけることなく無事年を越すことが出来た。ここにいない人たちは家族や身内がな。」
 先生は続けてこう言った。
 「今日はとりあえずみんなの事情や安否の確認が第一だったから、帰りたい人はかえって問題ないぞ。」
 先生の本心なんだろうけどそれは帰りたくても足動かないやつだなって俺は思った。
練習が終わって家に帰ってきた。母親がニュースを見てる。
「今年の被害者の数まだ発表されてないみたいね。どれだけの人が去年に取り残されたのかな。」
来年も生きたいと願いながら、彼方へと消えた夢はいくつか。儚き思い出はいくつか。
果たしていくつの血が流れたのだろうか。 2060字
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(小説おわり)
お疲れさまでした。本日のライブは以上となります。
ライブ時間は約100分でございました。創作成果は一つの歌詞と一つの短編(もしくはショートショート)でございます。
本日のご来場ご視聴誠にありがとうございました。
次回のライブもよろしければ。お待ちいたしております。
本日は誠にありがとうございました。
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向き
虎太郎My live
初公開日: 2021年01月01日
最終更新日: 2021年01月02日
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こんにちは、はじめまして。大狼虎太郎と申します。
今回は初めてのライブなので、この枠で完結(するつもり)の歌詞を書いていきたいと思います。
よろしくお願いします。
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