ずっと好きだった人とついにLINEを交換した。シンプルに嬉しかった。これで学校以外の時間もやり取りができる!
LINEを交換したその日の夜、その彼とLINEで会話をした。その時流れていたドラマの話、学校の先生の悪口、明日の授業の話……。そんな他愛のない話を延々としていた。
これからはこんな夜がずっと続くんだ。と、その時はピュアなことを考えていたけれど、当然のことながら考えていたようにはならなかった。
そんなにたくさんの会話をしたのは最初だけだった。次の日からは、一言も送られてこない日のほうが多く、一言二言送られてくる日は稀だった。
私は1週間前に送られてきた最新のメッセージを見ながら、古びた駅のホームを連想する。彼と私とをつなぐ線路が会ったって、行き来するには理由が必要なのだ。
彼へLINEを送る理由さえあれば。そう思いながら今日も私は、古びた駅のホームで列車が来るのを、ただ待っていた。