小説のフォロー/ブクマが欲しい!PVが取れない!ピエン!!!
となってこの怪文書を読んでいるあなた!(ありがとうございます)
残念ながら、広く受けるように書け!!!!!!!!!!!!!!!
としか言えません。
具体的にどうすれば良いのかについては以下に書いておきますが、専ら独断と偏見、経験と歴史に基づいたモノであるので、その信頼性については眉にツバを塗りたくって頂きたいという事を前提と致します。(如何せん怪文書でありますから)
さて、Web小説に於ける『受けるように書け』とは、言い換えますと、読者への『思いやり』を以て書けという事であります。
さて、あなたの小説作品に『思いやり』はありますか?
別にターゲットを絞るなとか、そういった事を言っている訳ではありません。ターゲットを絞ってニッチを攻めるというのは極めて重要な事ですし、コレが出来ないというのは初心者が陥りがちな失敗です。
そして、これもまた初心者が陥りがちな失敗なのですが、『思いやり』無く設定情報を読者にぶつけるという失敗があります。
例えば『22式軽機関銃は極めて軽量かつ強力な分隊支援火器であり、陸上自衛軍の歩兵部隊に広く配備され云々』という説明を出されて、喜ぶのは少数のオタクしか居ませんし、その少数のオタクであってもプロが書いた様々な説明文によって『目が肥えて』いますから、余程上手く無ければ、あなたが今しようとしているようにシュバッ!とブラウザーを閉じられてそこでオシマイとなってしまう訳であります。悲しいですね。
これを回避する為に肝要であるのがここで提唱し後述する『思いやり』であります。
さてこれは一旦置いときまして、Web小説の他のコンテンツに対し『比して優』である部分として、その手軽さと多様性が挙げられます。
つまる所、書籍である小説が持つ特性の他に、お手軽なWebコンテンツとしての特性も併せ持っている訳です。
そこに要求されているのは、例えば教科書に載っているような短歌や詩に代表される味わい深い、高級料亭で出される出汁の効いた和風料理のような深みでは無く、旨い、早い、安いに代表され、化学調味料と油の旨味でぶん殴って口内を制圧するファストフードの様な安定した旨さ――つまり面白さと、先にも述べた通り手軽さ、そしてコレはファストフードに求められてはいませんが多様性が――あります。
Web小説で読者に受けたい、成功したい、PVが欲しい、ブクマが、フォローが、☆が欲しい。欲しくてたまらない、中身はこんなに面白いのに、一旦付けば良いはずだ、そうだ、複垢しようかな……。なんて思ってる方は是非、メンヘラになって規約違反を犯す前にこの『要求性能』について考えて頂きたいのです。
つまる所、我々の小説が全然読まれず、PVは極小で、ブクマ/フォローも僅か、こんなに頑張ったのになんで――となる理由は、要求性能を全く満たしていないという可能性と、もう一つ、(怪文書なので誤解を恐れませんが)『見た目が面白くなさそう』というモノがあります。
Web小説に於ける見た目とは、即ちタイトルとあらすじであり、ココが駄目では(いくつかの例外を知っていますが)中身が幾ら良くても読者は寄り付きません。
そうして爆誕するのが『中身さえ読んで貰えれば……!』という淡い期待を以てTwitterで活動する哀れな作者群です。
評価が見た目に依らない例外としては、面白い作品を書くという読者からの信頼があった場合、見た目が悪くても読者が付き、口コミなんかで評価を獲得するという手法(僕は個人的に『看板は汚いけど美味しいラーメン屋法』と呼んでいます)がありますが、そんな芸当が出来る人間がこの怪文書を読んでいる訳が無いので取り敢えず置いておきます。
さて、そろそろ読者の皆様も何故あなたの素晴らしい小説が読まれず『醜悪な見た目』の小説がランキングの上位にのし上がり、PVやフォローをザックザクとかっさらっていくのか、察しが付き始めたでしょうか?
一応、私もネットで文字書きをしている人間ではありますので、Web小説界隈と呼ばれる色々な所をOSINT(公開情報を収集分析してなんやかんやする奴をカッコつけて言ったもの)しているのですが、コレに正面から向き合わず、『読者が馬鹿だから』『ココは俺が求める場所じゃない』と言って、逃げ出そうとする風潮が一部にあります。
小説は文字媒体上の表現であり、読者が読んで脳汁を分泌して初めてその価値を発揮します。
それすらも認識せず、顧客である読者に責任を転嫁するのは、防衛機制としては自然な事ですが、Web小説という媒体を以て成功を掴もうとする者にあるまじき行為ですし、何よりインターネットの海からあなたの作品を拾い上げてくれた読者と、その縁に対する背信です。是非恥じて下さい。
更に言いますと、基本的に読者は我々の小説に我々が思っている程の興味関心がありません。
悲しい事ですが、我々が立ち向かうのはインターネット上に多数存在する数々の優秀なコンテンツであり、それは小説には為し得ない映像表現や没入感、そしてノリの良い音楽等が機動任務部隊を編成して襲いかかってくるのであって、真正面から戦えばベルリンの戦いに於けるドイツ側戦力のように木っ端微塵にされてしまいます。
さて、それでは何故読者がわざわざWeb小説を読みに来るかと言うと、手軽に多様性を探しに来たからであると、私は思います。
ここで思い出して頂きたいのが、『情報は寡占する程価値があり、普及する程強くなる』という一節です。
Web小説の『比して優』は、その手軽さと多様性にあり、誰でも元手無しで書き手となり、自由に作品を創る事が出来る点です。
一方、その他のコンテンツでは、ある程度普及している情報を以てコンテンツを作り、安定した実績を挙げる必要があります。当然ですね。
となると、好みによりマッチする作品に出逢える確率はWeb小説の方が優勢な訳です。
(なんか一文)
Web小説が栄華を極めたのは、筆者達の無謀とも言えるコンテンツの自由市場への突撃と、そうして築かれた屍の山の中で見出した最適化パターンが有力であったからであると、私は考えています。
これもまた当然なのですが、読者は面白い小説を読みたいなぁ。と思っています。
コレをある程度担保するのが屍の山で見い出された(界隈で忌み嫌われている)『テンプレート』と『醜悪なタイトル』なのです。
無論、書店に置いていそうな普通の小説を好む読者も一定数存在しますが、そもそもそういった読者はほぼ書店か図書館かKi◯dleにヒューと引っ張られ、そこに溢れる高品質な小説の世界にドップリ浸かっていますから、あまりWeb小説を読みに来ないというのが現状でしょう。
纏めますと、面白さと数字には相関がありますが、『面白そうさ』と数字には強い相関があります。
これを意識して、一度ご自身の作品と向き合って見て下さい。
その後、読者への『思いやり』を考えてみて下さい。
少しでも引っかかったり、面白くないなと思った所は、ブラウザバックの原因となります。
あなたの作品に興味関心のある、あなたがそう思うのです、赤の他人である読者がどう思うかは今更論じる必要は無いでしょう。
もしかしたら、全部を書き直ししなきゃ……等と思われるかもしれませんが、大丈夫、次に活かせば良いのです。
例え評価が全く付かなかったとしても、その経験は必ずあなたの糧となります。(『消費的創作』参照)
さて、次は「何故『テンプレートは嫌われるのか』」についてであります。Twitterに投げたら燃えそうですが大丈夫、ココはカクヨムです。恐らく問題ありません。では!
(現在中身は風呂に入っています)