誤字多いです 久々に文を書くのである程度は見逃して欲しい。
吹雪が吹き荒れる雪山。
その一角に、歩く人影がポツリとあった。
カレディラとカームである。そして2人はいわゆる遭難に遭っていた。
「どんだけ寒いんだよ......」
と、カレディラは震える声で弱音をこぼした。
それもそのはず。2人はかれこれ2時間も氷点下の雪山を彷徨っているのだ。
しかも、カレディラは黒いジャケットに薄手の長ズボンと、軽装で来ていたために、今にも凍え死にそうだった。
というのも、カレディラはカームがよく使う「吹雪」によってある程度寒さには(他の人間に比べると)耐性がある方だからだ。
しかし本場の雪山を軽視したのは間違っていたとカレディラは後になって思った。氷点下10°の中吹き荒れる吹雪はカーム1匹が出す吹雪とは比べ物にならないほど、体の骨の髄まで冷やしてくる。
それでも意識が続いているのはカームが所々癒しの波動をかけてくれているからだろう。虚な頭を必死で動かしつつ山上を向かう。
勿論、彼女が雪山の頂点を目指すのには理由がある。かのアイビーによる提案だからだ。この雪山の頂上には素敵な少女がいると、そしてそれはきっとカレディラの暇をぶっ潰してくれると。
カレディラは暇を最も嫌う。そのためには命さえも惜しまない程だ。暇は人間を殺す、カレディラはそれを体現したような人間だった。
お前は誰だ!不意にそう大声で怒鳴られた気がした。足がすくみ、腰が抜ける。カームが慌ててこちらにくるも、少し気を抜いてしまったようで、カレディラの意識はそこで途絶えた
そもそもなんで彼女は雪山に登ることになったのか。ことは一週間前に遡る。
寒いカントーに嫌気がさしたカレディラはアローラ地方へとバカンスに出かけていた。
しかし、カレディラはリゾート地になど行ったことがなかったために、はしゃぎすぎたのかもしれない。
彼女はカームと共にサングラスをかけ砂浜で遊んでいたのだが、あろうことか巨大シロデスナのようなものを砂で作っていたのである。異色を放っていた彼女らには群衆が集っていた。そこをアイビーに見つかったのである。
「カレディラ、なにをしているんだい?立派なシロデスナだね。」
アイビーは本当に感心したような声でそう問うた。
「暇で暇で仕方ないんだ。しかしカントーは寒すぎる。だからこうやってアローラまできたのだが、ここにきてもする事がないと来た。退屈で死んでしまいそうだよ。」
思えば彼は既にここで気味の悪い笑みをしていた気がしてきた。
「なら雪山に行っておいでよ。あそこには僕の友達がいる。人間だけど暇つぶしにはなると思うよ。」
アイビーはいつもと変わらない......否、ちょっと悪そうな笑みをしてカレディラにそう言った。
アイビーが何かを企んでいる、否、楽しんでいるというような心情を抱いていることはわかっていた。
複雑な人間関係から空気を読むことを極め、ある種心理学に長けたカレディラには、アイビーの目線が徐々に右へずれていっていることを見抜いていた。
人は嘘をつく時や隠し事をするときは左脳でものを考えるため、目線が右に動くのだ。
......話が逸れた。
言いたかったことは、カレディラならたとえアイビーが何かを隠していようがいまいが、雪山へ行っていただろう、ということだ。
カレディラは暇を最も嫌う。彼女にとってそれは天敵なのだ。
だからこそ彼女は世界中を旅して回る。
暇という意味のない時間ではなく、自分の人生に意義を見つけるため。何の意味もない時間を過ごしたくないため。
おっと、また余談が増えてしまった。
ここまでの流れを簡単に言うと結局、カレディラは雪山に行き遭難したということだ。
寝ぼけた頭に口論が飛び交っている声が聞こえてきた。
「邪魔な人間は殺すんだ!」
とでも言うような(恐らく)ルガルガンの声が聞こえてくる。
その声にハピナスは臨戦体制を取るが、その必要はなかった。
奥にいる赤いワンピースの少女が言い放った言葉によって。
「その方はお母様が招かれた(持ってきた)のよ、殺すなんて以ての外。
ルガルガンはあたしのことを思って言ってくれたのだろうけれど、
あたしの優先順位はお母様が第一なのよ。だから、大丈夫」
自分がどう言う経緯でここまで来たのかは分からないが、ルガルガン以外には歓迎されているらしいと予測する。
そこで、ハピナスにはとっくに狸寝入りはバレているだろうけれど、ゆっくりと今目を覚ましたかのように目を開けるのが賢明かと判断したカレディラはそれを実行することにした。
「うぅ"...ん、ここ......どこ......?」
我ながら名演技だと思う。
戸惑っている(風の)カレディラにハピナスは状況を説明した。
聞いたところによると、私たちが雪山で遭難していたところを偵察していたモスノウが発見し、ルージュラが連れてきたと言うわけだ。
「それはそれは......迷惑おかけしてすみませんでした。
アイビーのやつ、後で覚えとけよ......」
カレディラは迷惑をかけたこの美少女に素直に謝ると、事の原因であるアイビーを怨m...
「え!アイビーを知っているの!?」
カレディラはIQ170の頭をフル回転させ考えた。
この少女はアイビーを知っている
雪山に住んでいる少女
どこか見覚えのあるイエッサン
その瞬間、頭の中で全ての辻褄があったような気がした。
赤いワンピースの少女はニンマリと笑っていった。
「あなたがアイビーの言っていた"絶対来るであろうお客様"だったのね。
改めまして。あたし、ミーナレシア。素敵な名前でしょ?お母様がつけてくれたのよ。
ミーナって呼んでくれて構わないわ。この山の者たちが歓迎しているんだもの。私も歓迎するわ!
吹雪には歓迎されなかったようだけどね。」
少々ジョークの入った自己紹介を受け、カレディラは分析に入る事にした。
相手を不快にさせないように、三秒以内で。
まずは目線。しっかりとカレディラの方を向いているわけではなく、割と自由に動かしている。
嘘はついていないようだ。......女子は決まって、嘘をつくときはしっかり対象の方を向く傾向にある。
また、喋り方もフランクで本当に歓迎しているようだった。
カレディラは完全に安全だと確信すると、返事をした。
「ミーナか、私はカレディラ。よろしく。」
「そうだ!紅茶を持ってくるわ!きっと冷めた体もあったまるわよ。」
ミーナは素晴らしい案を思いついたとでも言うように立ち上がった。
「いいのか?じゃあ、お言葉に甘えて。」
そこにカレディラものっかる。
吹雪が止むまでの楽しいお茶会の始まりである。
「お待たせ。紅茶とクッキーを持ってきたわよ!」
ミーナは無邪気な子供のように、その真っ赤なワンピースを振り回しながら紅茶を置いた。
しかし、カレディラには気になる点がもう一つあった。というのも、はしゃぐミーナのそばではお母様と呼ばれるルージュラが立っているのだが、その顔色はあまりいいものではなかったのだ。凡人なら誰も気づかないほどの些細な困った素振り、それに気付いてしまうのがカレディラだった。クッキーに毒でも混ぜてあるのか?と考えるも、カレディラは過去に毒を嫌というほど飲まされた記憶があるため入っていたら気がつくだろうと自己完結し、ミーナの方を向き直った。
「ありがとう、ミーナ。ではいただくとするよ。」
生憎今、カームはボールの中。毒物が入っていたのなら少々耐えねばなら無いが、ここで躊躇っては怪しまれるのは当たりまえだ。カレディラは覚悟を決めてクッキーを一切れ、頬張った。
「お、美味しい!紅茶も風味があって香ばしい、最高だよ。」
カレディラの絶賛する通り、そのクッキーは「ただの美味しいクッキー」だったのだ。
実はカームはカレディラの波長を読み取り、危ない事があればすぐ飛び出すつもりだったのだが、その必要はなかったようだ。
もう一口、もう一口とクッキーを食べ続けるのをよそに、偵察役のモスノウ(スノウ姉様と呼ばれている)が何やら真剣そうな面持ちをしながらミーナに話しかけていた。
「...うん、わかった。...すぐ行くわ。
ごめんなさいカレディラ。少し席を外すわ。すぐ戻るから、冷めないうちに紅茶を飲んでおいてね。」
カレディラはそそくさと出て行ったミーナを怪訝に思いながらも、言われた通りに紅茶を啜っていた。
カレディラさん!こちらへ!
一生懸命にクッキーを頬張っていたカレディラは焦ったスノウ姉様の声で我に帰った。
カレディラは自分とした事が食べることに夢中になっていたことを反省しながら、その声に耳を傾けた。
「何かあったのか?...もしかしてミーナが!!」
彼女は静かに促すと、ついてこいと言わんばかりに飛んでいった。
カレディラもその後に続く。その手にはモンスターボールが一つ握られていた。
その頃ミーナレシアらは、敵の連続する攻撃に対応するので精一杯だった。
その敵とは、この雪山に潜むルージュラを含むレアポケモンの採取が目的のポケモンハンターだった。
「ルージュラ、吹雪よ!相手の奴らは殺してもいい、全力でお願い!!」
「スピナー!全員で毒づきだ!」
相手は大量に乱獲されたスピナー集団。
怒りに任せてこちらを襲ってくる様は、なかなかに恐怖そのものだった。
一部が吹雪に巻き込まれダウンする、がしかし動けるものは全員こちらを襲ってくる。
それはまるで仲間というものを知らない兵器のようで。
「お母様がやられるくらいなら...」
多数に無勢、後もう1人分戦力があればというところでルージュラはピンチに晒された。
ルガルガンやツンベアーが必死に対抗しているが、それにしても数が多いのである。
そこでミーナが取った行動。それは...
自 分 が 身 代 わ り に な る こ と だ っ た
その時、凛とした声が響き渡った。
「カーム!全範囲にかみなりを落とせ!」
飛行するスピナーに連続で落ちていく雷は辺りを照らしながら放電を繰り返していた。
次々に落ちていくスピナーを見ながら、ミーナは呆然としていたがやがて口を開いた。
「...ありがとう、カレディラ。私はこの山を守っていかなければいけないのに... 情けないわね。」
ミーナはそれだけ言って、ほっと一息をついた。
「敵が逃げているぞ、殺さなくていいのか?」
カレディラは座り込んだミーナに話しかける。
「いや、今回はいいわ。ちょっと疲れちゃった......。母様が無事で良かった......!」
辺りが暗くなってきた頃。2人の人影が下山道を降りていった。
「ミーナはあれで良かったのかねぇ。」
カレディラは少し不満げにハピナスに対し愚痴をこぼした。やられたらやり返さないと気が済まないタチなカレディラは、あのハンターどもを蹴散らす気満々だったのだが、この事件の幕の閉じ方になんとなく不完全燃焼を起こしていた。
「ハンターはあの山に二度と近付かないだろうし、大丈夫だと思うよ。雷の高電圧を近くで見たから、トラウマになっちゃったかも」
カームはそうカレディラに言った。あくまで彼女は平和主義なのだ。
もう沈みかけた夕日はそんな彼女らをうっすら照らしていた。
「いやそれにしてもここ寒いな......」
デュふふ...
文の間に改行がないのはめんどくさいからです
うらつくに移植するときにあけます
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草狂い
いらっしゃいー。ゆっくり書いていくよ^ ^
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草狂い
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草狂い
終わりまーす^ - ^
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草狂い
すきめぅ
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見に来た! 頑張れー!
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草狂い
アカツキさんきたー!
94:52
草狂い
おつでーす
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向き
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生故に逃亡書きます pkmn二次創作
初公開日: 2020年09月08日
最終更新日: 2020年10月10日
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