プロット
invainは1910年代生まれ(太宰くらいの世代)全員同学年(はざまふじみ:第一中学校 いおり:他中学の出身)(はざま:レコード会社社長の息子、ふじみ:下町の地主の息子、いおり:)
太平洋戦争ごろに30代半ば~40歳
日本近代文学あるあるを年代あんまり関係なく詰める おもしろければよい 最後以外全部3人称
1.旧制一高~帝大(1930年代)
寮長の3年生が1年生に手を出しているのをたまたま見かけてしまったはざまが、学食中にふじみに男色が流行しているらしいと話す
はざまは自分の感覚で感じているよりもこれ見よがしに嫌悪感を露わにし、気味が悪いと言う(先輩後輩のように自分とふじみが寝ることを想像した自分を否定し、ふじみにも否定されたいから)ところがふじみに勝手にすれば……というスタンスを取られたので「お前女の子みたいに細っこいし気をつければ笑」て煽って殴られる
自室へ帰る途中にストームやってるいおりに出くわす
いおりはオモロで寮生と寝まくった経験を学校の作文課題に相手の実名を出しつつ克明に書いて提出して、教師巻き込んで大騒ぎになる
退学になってサトウキビ農場経営をはじめる
時空間が歪んでるけどハーンから漱石に教官が移って学生たちがブーイングした例みたいに、ほんとうにそう考えているというよりは仲間に同調したいがために批判好きな帝大生はざまが、新しい教官の悪口を仲間内でデカい声で話してたら本人がその場にいて聞かれてたやつ(後年文壇でも同じことやらかす)
旧制一高中退後帝大国文に入るいおり、卒業後英文科に進学するはざまふじみ レコード会社の息子だからはざまの方が外国語はできる気はする いおりは中退後おもしろがって二松学舎で漢文勉強したりしてたから漢籍に強いかもしれない ふじみは「できないものはできない」つって邦訳で全部読む
はざまも同期のなかでそんなに語学力が高いかというとそうでもなくて、青学から来た連中の方がぜんぜん英語できる。
教室の後ろの方の席に陣取ったはざまふじみが煙草吸ってたら教官が来て慌てて火を揉み消すやつ。。。たぶん授業は熱心に出席してなくて創作の方に精を出してる。。。
invainで遊廓に行く回(???)
ふじみの妹を娶ろうとしたはざまがふじみともめる
は~袂を分かった後のinvainが音楽会やら展覧会やらでたまたま顔を合わせてしまいその場で白熱した芸術論を戦わせては翌日新聞のネタとして取り上げられる回が見たいわね。
このふじみは英文科出てるけど単位と卒論は教官に泣きついてなんとかしてもらった。
徴兵検査の朝にふじみは家族に生卵を飲まされるも体重が規定に足りず「頭はいいんだからそこでお国のために尽くせ」て検査官に言われる はざまは嬉々として合格して戦地に赴きルポタージュ文学を書きまくる いおりも合格するけどどうなるか分からん
2.太平洋戦争
戦前文士パロのハルカン、たかしはふじみの押しかけ書生で暁と高座はふじみの編集者な気がする 検閲が入りはじめたときに暁と高座がふじみ家にやってきて、この部分は検閲に引っかかるから別の表現にできないかどうかとかを議論してくれる 敏腕
戦前文壇の寵児となったはざまちあきが「不二美明朝 お前執筆やめろ」て『改造』に載せた文芸論のなかで宣戦布告する回あるもんな~~~~!!!!!絶対にあるもんな~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!
そもそも商業性に重きを置いている羽佐間が詩歌みたいな採算が悪い芸術やるか?という気持ちになってきた。学生時代は不二美と詩歌やってたけど散文作家になって通俗小説書きはじめて離別したんだとおもう。はざまは結核になろうとしたり左翼運動に参加しようとしたり姦通罪やろうとしたり薬やったり、あの時代の文士に見られるありとあらゆるドラマチックな要素をやろうとしたけどぜんぶうまくいかない。
「気がついたらモルヒネで気持ちよくなりたがるふじみVS絶対に健康なまま作家活動を続けさせるたかし」「作品イメージが透明感あふれる青春(梶井みたいなのを想像してくれ)なのに本人の風貌があれだから女性ファンに失望されるふじみ」春之感傷書房は小規模だが不二美明朝作品を主体に良質な作品を売り出している。装画はダジくんが担当しています。
女性キャラクターの扱いがたぶんぜんぜん変わってしまうな昭和文壇パロ。いや、戦時下に東京女子高等師範学校を出た才色兼備のお嬢様であるちよだが、銃後で工員をやっているふじたに出会う百合
「作家羽佐間千明を作品イメージを絡めて演出し偶像化することで商業効果を上げようとするLATZ NEW ORDERだが、羽佐間のメタ的な読みの能力が低いため太宰治のなり損ないが完成する」みたいなのも考えた(最悪)。わたしのなかの羽佐間は『ダス・ゲマイネ』に出てくる人物たちみたいな感じなので。羽佐間は自殺未遂までは怖くてできないけど姦通罪辺りまでは話題性のためにやったことがあって、でもそういう劇的な経験を文学として昇華させるだけの才能がないからゴシップとしては売れるけど後世には遺らない。羽佐間は当時の文壇のアイドルだから、本人の整った容姿もあってグラビアが載るし、他の作家の作品の刊行記念会とかにも幅広く顔を出すんだけど、大御所からは座談会で作品を批判されていたりして大変だったとおもう。。。
LATZ NEW ORDER代筆疑惑
自分から文壇で相手を名指しで批判しておきながら大空襲で自分も相手も死ぬかもしれないとおもってふじみ(所帯持ち)に会いに行くはざま(所帯持ち)はいいな……
太平洋戦争直前の検閲が厳しかった頃のはざまふじみ文士パロ、はざまは翼賛詩を書いては曲にして大わらわの大人気シンガーソングライターになるけど ふじみはプロ文にも翼賛詩にも興味ないモダニズム文学サイコ~てゆってこの機に源氏物語とか読み返してるんだろうな……
はざまは文学報国会でワイワイやってて戦後非難される ふじみも軍歌書いてください!て頼まれるけど、ふじみは作品の内容よりも形式にこだわる詩人なので、表面的には国策文学ぽくしておきながらじっくり読むと反戦的に読めるような詩を書くょ
3.戦後/不二美明朝の死/追悼
戦後のはざまは一転して売れなくなるわ文壇で攻撃されるわで大変なんだけど、さすがにいろいろ考え直していい歌を書いてくれるはず はずだよ……いおりは……いおりはどうなんだろうな……
戦前検閲パロもアツいが戦後GHQに黒塗りされまくるふじみも見たいわね
はざまが結局自分には詩歌というもっとも芸術性が高く商業性の低い神秘的な領分の芸術ができずに通俗小説家になってしまったことについてコンプレックスを抱えており、なんだかんだのらりくらりと詩人を続けてきた晩年のふじみに「結局俺はお前みたいな詩人にはなれなかった」と苦笑交じりにこぼす
不二美明朝追悼号に羽佐間千明が『不二美明朝の事ども』を寄稿
4.不二美明朝全集編纂の経緯/羽佐間千明の死
はざまとふじみ妹が結婚する
ふじみと学生時代に男色ワンチャンないかなとおもっていたがなかったはざまがふじみの妹と結婚することでふじみの面影を手に入れようとする→いおりに「アキラと寝たいわけじゃなくて妹に手ぇ出す辺りがマジ拗れてて最悪だよなお前!オモロ!」て爆笑される
はざま、周りにどう思われるかという側面ばかりが気になっていて自我が不安定なので、自分の感情がきちんと伴っていないようなことでも口当たりのいい言葉を不適切に口走ってしまったりしそうで、そういうところにふじみ妹は苦労するでしょう。。。
まがみ「だ~か~ら中学時代に羽佐間さんに送ったアキラさんの書簡があるっていうのは生前本人から聞いて知ってるし、ちあきに寄贈を要求しろって実際言われたんですよ!早く出して!」 
はざま「やだ。あの手紙は俺だけが読めればそれでいい」
まがみ「後世のアキラさんの読者に申し訳ないとか思わないんですか!?」 
はざま「うん」 
まがみ「この分からず屋!オレと同じでアキラさんの詩歌好きでしょ!?いろんな人に知ってもらいたいんじゃないの!?」 
はざま「うんでもやだ。少なくとも真神には絶対渡したくない」 
まがみ「カア~ッ」
こういう会話に至るまでにもはざまが「え~そんなの捨てたよ。真神はどれだけ俺がアイツに思い入れがあると思ってんの笑 とっくに捨てたわ笑」て嘘吐いて混乱させたりしました。
はざま「まがみがオレに寄贈させたい気持ちにさせられるか見物だな~また死ぬまでの娯楽が増えたな~笑」 
たかし(この人戦後非難されてちょっと反省して大人しくなったかと思ったけど、性格の悪さがぜんぜん変わってない……)
不二美がアホみたいに悪筆で、植字工と羽佐間とたかしと妻だったたかし姪しか字が読めない。草稿とかメモの解読作業がマジ大変になる。
ふじみの詩歌をずっと添削してきて、文体の癖を知っているはざまが、ふじみの没後不二美明朝全集の晩年草稿の編纂に携わったとき、ひとりで「……何十年経っても安直な叙情性に走る癖、結局直らなかったのな……」とか真夜中にひとり呟きながら注釈加えてる。
戦後ちょっと人生にゆとりができて、主体的にあれこれ考えようとできるようになったはざまが、今までは欠かさずチェックしていたふじみの詩歌をまったく読まなくなった時期があるので、不二美明朝全集の編集委員になってはじめて読む詩歌とかもあった。そのなかに晩年の若い頃の思い出を追憶して読んだいい詩があって、「アキラが生前発表したときに俺もこの詩を読んでいたら、もっとちゃんとアイツと話ができたかもしれない」って羽佐間のメンタルがぼろぼろになる。
5.中学時代 
はざまがふじみよりも先に詩歌を公募に出しはじめる
お互いの詩歌を添削
はざまはふじみの添削をほぼほぼ反映させるけど(他人ファーストなので)、ふじみははざまの添削をあんまり反映させなくて、それが青年期のはざまの自信を奪っていたところもあり……
6.不二美明朝・羽佐間千明往復書簡より引用/研究者による編集後記
・はざまいおりふじみの創る詩歌と宗教や哲学辺りの関連性
・はざまは西洋劇しか見に行かないし洋装で生活してる典型的な西洋かぶれで、いおりが意外と能狂言見に行ったり茶道やってたりするのかなという想像。ふじみは展覧会とか観劇は付き合いで行くから詩歌以外の芸術にあんまり詳しくない。後年妻子といっしょに旅行する上で他の芸術に触れるようになる。
・原稿を提出して植字工が頭抱えるくらい悪筆なのは誰か、貰った手紙やつけた日記は保存しておくタイプかどうか、原稿の書き損じをどれくらいするか、プロットのメモはあるのか、あるとしたらどれくらいの分量なのか、行きつけのバーや料亭はどこでどんな女給が好きか、辺りの設定めっちゃ考えたい 借金は誰がどのくらいあるか(特に戦後)
【参考文献】
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invain昭和文壇パロ原稿
初公開日: 2020年08月14日
最終更新日: 2020年08月14日
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