質問、要望など受け付ける感じ
なにもなければ新作の1話試し書きが始まる
20時開始です
時間だ
わこつどうも
配信主 c82b9b
この放送は『百万回転生した俺は、平和な世界でも油断しない』について、質問、要望などを受付、気分がのればスピンオフを書くというものです
特に質問・要望がなかった場合、昨日思いついた悪役令嬢メソッドの新作が出来上がります(※できあがらない)
とりあえず10分はそんな方針でやっていく感じだな
百万回転生あらすじ
レックスは百万回転生した転生者である。
これまで厳しい世界ばかりを生き抜いてきた彼は、今度の世界もそうに違いないだろうと思いこんでいた。だからいくら褒められても油断せず、今度こそ天寿をまっとうするために、いつ現れるかもわからない『敵』に備え続ける。
だが、ここは本当に平和な世界で、『敵』なんかおらず、レックスは本当に天才だった。
周囲が彼の力を褒め、彼をかわいがるが、彼はそれに『裏』があるものだと思い続ける。
これはあまりにも不遇慣れした彼が、幸せを受け止めきれない物語。
ネタバレあらすじ
『愛』に活かされ続けた主人公は、愛に不信感を持っていた。
90年かけて世界を疑い続けた彼は、なんやかんやあって死ぬ。
彼はこれまでの経験から最大限に警戒をしつつ生きていくのだが、その人生はなにも起こらない平穏なものとして終わった。
最後は子や孫に囲まれて死にました(本編後)
この話についてなんかあれば(無茶振り)
みんなこういうトークとかどうしてるんだろうな
あと1分ぐらいで飽きて新作の執筆が始まります
IFルートについて
死亡ルートは実にたくさん用意していましたが、IFルートは一個も用意していません
というよりも、あの話はいわゆる『プロット』が存在しないのです
なのでまあ全部指先任せというか、キャラ任せですね
主人公「平穏に生き抜いてやる!」
作者「どういう最期にしようかな……」
これ
もともと、『出したキャラは全部人生を最初から最期まで考えておく』という癖が作者にはありまして
まあ実際に記すとなるとあれこれ勝手が違うところはありましたが……
人格と環境が揃うと、あとはもう自動筆記みたいなかんじですね
憑依型としか呼べないのでイタコかもしれないとは常々思ってる
それはあるので苦労する<未完成のやつ
未完成のやつだと『おっさん吸血鬼と聖女』は、あれ、完結できるところまで書いたんだけど、書籍化が決まったのでそれまでは終わらせないほうがいいかなあって勝手に思って、終わらせられるところで終わらせなかった
まあ、あれにかんしては、話の形式的に『気が向いた時にいつでも書けるようにしておきたい』というところもあったので、そういうのもある
勢いは本当に大事ですね
私の話は『展開させないほど書くコストが低い」=『キャラと舞台だけ決めれば勝手に進む日常形はほぼコスト0で書ける』&私は怠惰なので楽な方に流れる というのがあるので
夢は毎日だらだら書いたものが大金を生んでくれることだな……
一方で商業研究する気概もないので『売れそうなもの』を書く気力はないという
ドラゴンとか妖精は全然コスト高くない
おっさん吸血鬼は『すぐに書けるキャラ』以外は出してないので、まじで気が向けば直前までの話をおさらいしなくてもすぐ書けます
ただ、妖精のせりふを書く時に、筋肉の名称とボディビル知識が必要になるので、そこをググるコストはないでもない
最近野良猫卓のTさんに言われたのは「チェンソーマンのパワーのロールプレイ似合いそう」なんだけど
ドラゴン、月光、闇の竜王あたりはそのへんのラインのキャラで、たしかにそのへんのキャラはすごく書きやすい
・偉そう
・口から生まれてそう
・実際はポンコツ(まあすごいのかもしれないが比較的)
そういや百万回転生はこのラインのキャラいなかったな
時間差勇者だとムチワチニがこのラインのキャラでした
ああ百万回転生はカリナがギリギリこの系譜かな
そういや今日誰も来なかったら書こうと思ってた新作も、その系譜のキャラが主人公でしたね(脳内にしかない話の話してる……)
あらすじ
主人公にザマァされて死んだ悪役貴族の僕は、気付けば10歳のころに戻っていた。
無理だ。あいつには勝てない……そう判断した僕は生き残るために手を尽くすことになる。
あらすじ毎回最後の最後に書くから本文ないと全然浮かばんな
本文→あらすじ→タイトル の順番で考えることが多いですね
宿屋さんは『セーブ&ロードのできる宿屋さん』って単語があってそこからできあがったので例外
商業的にはキャッチ≒独自性の部分から考えてそこに物語を足していったほうが絶対にいいと思います
悪役貴族の生き残り(仮)は主人公の性格が最悪という設定です
反省しただの後悔しただので性格の根底が変わるわけねえよなあ? という作者の人間哲学が浮き出ています
気を抜くと「下民が」とか「僕は大公の令息だぞ!」とか飛び出るし、婚約者のお姫様が主人公になびいたことをいつまでも根に持ってモノローグでは「あの売女……いや第二皇女は」みたいな感じになる
ジャンルはコメディ
ストーリーはいっさい思いついてない
私の主人公に選ばれてしまったやつが1回や2回の死亡回数で済むわけがないのだった
まあ百万回転生については特になさそうかな
百万回死んだ悪役令息はなんとかしてバッドエンドを乗り越えたい
1000年以内には誰かが連載開始!
とまあこんなところで
最後に1000文字ぐらいの短編でも書いて終わろう
1d100で主人公の年齢を決めます
11
じゃあ百万回転生のレックスくんが11歳の時の話を書こう
タイトル 新たなる味覚
健康に長生きするのが俺の生涯目標だというのは今さらいちいち述べるまでもない。
では、そのためになにができるのか?
寿命を伸ばす、新薬を開発する。そういったこともできるのかもしれない。
だが、俺は知っている。寿命を伸ばそうとする。アンチエイジング法を見つけたとする。しかし、うまくいかない。
新薬の開発にこぎつけたとする。若く健康でいられる夢のような薬を開発できたとする。しかし、うまくいかない。
なにかが必ず、邪魔をするのだ。
それはまぎれもなく『敵』なのだった。こちらの油断を誘い、夢が叶うかのように演出し、最悪のタイミングですべてをかっさらう『敵』。
影もかたちも見えないからこそ油断してはならない。それゆえに、俺は大望を持ってはならないのだ。
では、大望を抱かず、邁進せず、『敵』も邪魔をしようがないほど『なんとなく』健康に長生きするためにはどうすればいいのか?
それは、食事と運動だ。
特に食事は大事だ。食べたものが体を作る。だから俺は栄養バランスを気にして、自分で夕食や弁当などを作るなんていう活動もすでに始めているのだ。まだまだうまくないが、この『なんとなく』続けた料理という習慣は、必ず俺を助けることだろうと思っている。
だから俺は、コーヒーを飲まない。
カフェインが寿命を縮めることなどわかりきっているからだ。
あれは覚醒を促し血流を促進し興奮を誘発する薬物だ。飲めば鼓動が早まり、尿意を催す泥水だ。
人体は一生のうちに心臓が鼓動を刻む数が決められているという。ストレスや興奮に気遣ってその鼓動数を減らそうとしている俺が、なぜわざわざあんなものを摂取して、減らそうと思っている鼓動数を増やさねばならないのか?
「まだレックスには早かったかな?」
いやだから早いとか早くないとかじゃないんだよママ。
俺は別にコーヒーが苦いから飲めないとかそういう話をしているんじゃないのだ。寿命のことだ。鼓動のことだ。俺はコーヒーなどという一銭の得にもならない泥水で寿命を縮めたくないと言っているのだ。
「でも、ミリムちゃんはコーヒー好きだよね」
あいつの飲んでるのはコーヒーじゃない。牛乳にコーヒーを数滴加えただけの、コーヒー風味牛乳だ。
しかし今、俺の隣ではまさしくコーヒー風味牛乳を飲むミリムの姿があるのだった。
こいつは無表情で無口でなにを考えているのかわからないところがある――もちろん俺からすれば、しっぽの動きとか、耳の動きとかで、考えは手に取るようにわかるのだけれど、それでもまだ、不透明な部分があるのは事実だった。
ちらり、とミリムのちっこい体には大きすぎるカップをかたむけつつ、あいつがこっちを見た。
やはりその視線から感情は伝わってこないのだが、なぜだろう、ママがテーブルの向こうでニヤニヤしているせいだろうか、『年下の私が飲めるコーヒーを、年上のレックスは飲めないんだ』と言われているような気がする。
自尊心!
それは身の破滅をうながす多くの要素のうち、トップスリーぐらいに入るものだった。
これは自尊心を刺激されているな、と感じた時、俺はいったん行動にブレーキをかけるべきなのだ。自尊心を刺激されるにまかせて突き進むとろくなことがないのを、俺はなん度も繰り返した人生で知っている。
けれど。
……けれど、コーヒーを飲めるか飲めないかでヒエラルキーが決まってしまうような今の状況は、どうしたものか。
たとえば明日、ミリムと学園で合って、なにかを話したとする。
と、どうだ。コーヒーのことなんか話題にものぼらないだろう。
でも、俺は思ってしまう。『こいつ、無表情だけど、俺のこと、コーヒーも飲めないお子様だと思ってるんだよな』
それはきっと、呪いのように俺の人生につきまとうだろう。
いついかなる時も『コーヒーも飲めないやつ』と思われていると思ってしまう――これはまさしく呪いだった。俺という人生にかけられた大きな大きなストレスの源。コーヒーという単語を聞くたび心に突き刺さる魚の小骨のようなもの。
ならば、そのストレスを思えば、ここでコーヒーを飲めるようになったほうが、寿命が縮まないのではないか?
計算し、検討し、決断した。
俺はパチンと指を鳴らし、ママに言う。
コーヒーをもらおうか。
ママはニヤニヤしてキッチンへ向かい、マグカップにコーヒーを入れて持ってきた。
う……黒い……
黒いものは体に悪いというのを俺は生物として知っている。だが、ミルクは要求しなかった。ミルクなしで飲むことでこそ呪いはとけるのだと判断したのだ。
マグカップは分厚く、重い。
俺は意を決して、一気に口につけたカップをかたむけた。
…………
これは…………
甘い!?
砂糖と蜂蜜の風味をたっぷり感じるそれを飲んで、ママを見上げた。
ママはウィンクをして述べる。
「おいしいでしょ」
俺はうなずいた。
コーヒーを飲み、コーヒー臭い息を吐く。
横で飲んでいたミリムが俺のほうのコーヒーに興味を示して手を伸ばしてきたので、俺はカップの中身を一気に飲みほし、牛乳コーヒーを飲んでいる彼女に笑いかける。
この味は、お前にはまだ早い。
十一歳のある日の話だ。
俺は一つ、ミリムより大人になった。
大人の味は甘くて……
あとはやっぱり、コーヒーくさかった。
終了
こちらなろうには掲載しない短編となります
ありがとうございます
というわけで思いつきで始まった『百万回転生』にまつわる配信(まつわる?)終了です
書籍化はしないと思いますよ
いちおうテキストはてもとにとっておこう
2195文字でしたー
だいたい3〜4冊ぶんぐらいの文字数がありますからね(百万回転生
という感じでいかがだったでしょうか(今はなきブログ)
次回の配信は日付、テーマともに未定です
近々セーブ&ろーどのできる宿屋さん関係か闇の竜王関係で配信するかもわからん
まあ気分次第とということで、このあたりで配信を閉じます
みなさまお疲れ様でした。ありがとうございましたー