お題「とんかつソース」
「ねぇ、あれ持ってきて。」
もぐもぐとテーブルに並ぶとんかつを咀嚼しながらアキラくんを見る。
それくらい自分でやればと言わんばかりに大きなため息をつかれるけれど、
何も言わずに席を立って冷蔵庫へ取りに行ってくれる。
「あ!ついでにあれも!」
当然のように追加する。
いつものことだから、細かく言わなくてもいいでしょ。
「…はい、どうぞ。」
思いっきり呆れた表情をしながら、どんっとテーブルに音を立てて置かれたとんかつソース。
それから、ほどよく冷えたビール。
そうそう、これこれ。
私の隣で一連のやりとりを目の当たりにしていた進藤くんは、あんぐり口を開けている。
「塔矢…お前、なんで”あれ”でわかんの?」
「だいたいわかるよ。彼女、単純だから。」
「ちょっと!単純ってなに!」
これあげるよ、と差し出されたのはたまご豆腐。
やだ私の大好物。
「ほら、そうやって食べ物一つで釣られるところだよ。」
にやりとすべて分かってるとでも言いたげなアキラ君。
図星すぎて言い返せなくて悔しい。
だからいつもより大きな口でたまご豆腐を頬張ってやった。
……おいしい。
「うわぁ~塔矢のそんな顔初めて見た!」
「え?ボク?」
予想しないところから視線を向けられて、不思議そうにアキラくんは首を傾げる。
そんな彼を横目ににやけ顔で見る進藤くんがこっそり耳打ちしてくれた。
あいつ、独占欲丸出しじゃん。
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向き
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とんかつソース
初公開日: 2020年06月02日
最終更新日: 2020年06月02日
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コメント
アキラ君夢で創作メイキングです~
お試しなのでいろいろ不備あるやも…。