話をしながら、この間思い出の場所へ行ったことを話す風見。その景色が本当は帰ってくるはずだった、大切な人と見に行く予定だったことを話す。その大切な人はもうどこかへ消えてしまって、その約束を果たせなくなってしまったことを語る。それを聞いた医師としての緑川は、なぜ、それを自分に教えてくれたのか聞く。すると、風見は語る。
緑川はなんだか何を話しても安心できること、だからついつい話してしまうこと。医者と患者の関係だとはわかっているけれど、それよりも親しいなにかのように思えてしまう。そしてそれは、あなたと彼が似ているからなのかもしれない。という。
似てるんですか?と聞く景光。わかるのか、この人にはと思う。そして風見は答える。
(緑川として変装をしている景光は、顔を特殊メイクで変えているだけでなく、変声期を使用して声も変えている)
声も顔も違うけれど、それでも似ていると思うんです。あなたが笑うときの眦や、好きなものを語るときの笑顔や、優しいぬくもりが、あなたがまるであいつみたいに思えてしまって。…だから、気を許してしまうんです。って言う。もうあいつはここにいないのに、ここだけでなくこの世界のどこにもいないのに。そうやっていう風見、緑川は切なげな表情で見る。
それを見た風見、取り乱してすみませんと謝る。しかしながら、緑川は「…風見さん」と、まるで景光のようなトーンで彼の名前を呼ぶ。
「もう、その幻影に会えないのならば。今ここにいる実像としての私に、恋はできませんか」と問う。風見は一瞬、冗談でしょうと茶化そうとするけれど、そのまなざしが真剣ですることができない。
緑川が、風見のほうに手を伸ばす。ほほに触れる。手を触れて、近づけるが触れようとしたとき。風見がそっとその手を取る。
「…ごめん、なさい。俺は」
言いかけて、ほほ笑む緑川。
「…まだ、その人のことを待っていますか?」
「…はい。もう来ないと、わかっていても。それでも待ち続けていたいんです。そうでなきゃ、俺は生きていけないから」
そう言って、それから緑川も「なら、元気で待ってなきゃいけませんね」と笑う。そのあと、窓辺で揺れる一輪のスズランの花。それがあなたの、道しるべになりますからっていう。
場面代わり、赤井秀一視点。公安警察官に詰め寄っている。赤井秀一は話す。彼が協力していた例の花の研究員を捕まえることができた。現在の所在地と本名などについてを話す。しかしながら口を割らない。その状況下で、赤井はタブレットで連絡をつないだhるう屋の映像を見せる。そしてその降谷の元では、例の研究員の映像が映る。その時の降谷は公安警察の降谷零としてでなく、バーボンとしての姿で映っている。
バーボンはなぜ彼らがこの研究を続けていたのかを語る。調べを行った結果、研究を行っていた男の下についていた男、峰岸と公安警察官の男、櫻井にはある目的があった。研究を行っていた波多野には、妻子がいた。景光を助けた例の医師、藤堂はもともと研究者でそこから医者になった。
藤堂は昔、研究員であり彼も非道な研究を行っていた。彼は、APTX4869の研究にかかわる研究者であった。しかしながら、あの薬の本当の作用についてわかった彼は、研究を取りやめた。しかしながらボスの行った、研究員殺しの結果殺された研究員の中には峰岸と桜井の父親もいた。そのため、峰岸と桜井はもともとボスに対して恨みを持っていたため、彼らを倒す正義の側にいた。
だが、