「あたたかいところで、あなたと昨日の天気について語らうのは、さぞ幸せなのでしょうね」
 冬の町で育った彼女は嫌味ったらしくそう言った。
 ここは冬の終わらない街。土地も心も閉鎖的なこの街で、彼女は何処へ逃げ出す事すら叶わずに、その命を灰にしてしまった。
 ああでも良かった。進みも終わりもしないこの街で、骨だけは暖かな土の下で眠っている。
「昨日はずっと雪が降っていてね、とても寒かったんだ。僕も君も同じように、あたたかい場所に逃げ出せれば良かったのに」
(「そこはあたたかいばしょ。」より)
↑これがベースの話になります。
 こんなにも山ばかりだとは思わなかった。
 私は前髪にかかる雪を適宜払いながら一寸先を睨み、雪に埋まった重い足を持ち上げた。
 雪山といえばスキー場のような観光地を思い浮かべがちだが、田舎の雪山はこうも厳しいのか。熊が冬眠したがるのもわかる気がする。
 そしてタクシーでも呼べばよかったと後悔した。地元の案内人によれば駅からすぐ近くだというから経費をケチって徒歩で向かおうと楽観的に考えていたが、30分ほど歩いて異変に気付いた頃には手遅れだった。地図によると目的地は駅から車で1時間ほどの距離にあり、雪で足を取られてしまう徒歩では日没までに辿り着くことすら容易ではなかった。戻るべきか否かを歩きながら考えている内に辺りは一面雪に覆われ、駅まで戻って誰かを呼ぶよりは目的地まで只管歩くしかないという状況になってしまっていた。
 それにしても、駅から歩いているというのに民家がほとんどないんだな。
 駅の周りにはまばらにあった民家や商店も、少し離れれば途端にその姿を見せなくなった。人なんて駅員だけしか見かけていない気がする。
集中力が切れてしまったので終了します。 ありがとうございました。
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向き
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語彙力がなさすぎて泣いてる配信
初公開日: 2020年04月16日
最終更新日: 2020年04月16日
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冬の終わらない街の話