今日の作業配信。
pkmnヤローさん夢小説。
書くもの→くさタイプポケモンに生まれ変わりたいと呟いた女の子とそれを聞いたヤローさんの話。
○○○○○
「こんにちはー!」
よく晴れた昼下がり。ターフタウンの牧場の一つに私は立ち寄っていた。立ち寄る、といっても仕事として訪れたのだが。
「こんにちは、#name#さん」
「ヤローさん! こんにちは! 今日はジムの方は大丈夫なんですか?」
その家から出てきたのは私の両親と同じ年齢程の男性ではなく、私より少し年上のお兄さんだった。鍔広の麦わら帽子を被り、緑のタオルを首に巻いているその姿は、常日頃テレビで見るジムバトルでの姿とほとんど変わらない。違うところといえば、腰にボールホルダーを着けていないところくらい。
「うん。今日は家の仕事を手伝っているんじゃあ」
「そうなんですね。……家、といっても、どうして牧場に?」
会えたことが嬉しくて何も思わずに挨拶をしていたが、よくよく考えれば、ヤローさんがこの牧場にいることはおかしい。ヤローさんの家は農園を営んでいる。間違っても牧場ではない。
もしかして、私が訪問する家を間違えたのかと思うも右手に広がるのはウールー達が駆け回る牧場だし、近くに畑は見えない。
「あぁ、ジムスタジアムのウールー達についてちょっと相談があって寄ったんです。日頃接しているといっても、専門家に聞かなきゃ分からないことはたくさんあるので」
「そうだったんですね」
相槌を打ちながらも、凄いなぁ、と思ってしまう。
ヤローさんといえば、くさタイプポケモンのエキスパートとしてガラル地方では知られている。でも、そのジムミッションは少し変わっていて、ジムの中にいるウールーを誘導して奥へと進むというもの、らしい。追い掛ければ逃げていくというウールーの習性を利用しているとヤローさんから説明を受けたことはあるけれど、私はジムチャレンジをしたことがないので、実際どういったものなのかは分からない。チャレンジャーはウールーだけでなくワンパチの動きにも気を付けなければいけないとも聞いたことがあるけれど、一体何をさせられているのか、私では想像もつかない。
私もポケモンを持ってはいるけれど、バトルで勝てるほどの実力があるかと言われれば、全力で否定しなければいけないほどのへっぽこだ。
ジムチャレンジへの憧れはあったけれど、そんなことを望んじゃいけないなんてことは、周りの同年代の子達とバトルをしてすぐに諦めをつけた。その代わり、両親に頼み込んで好きなことはさせてもらっている。
だから、目の前のヤローさんは私からしてみれば、仕事でお世話になっている人という以上に、憧れの世界で活躍している人、という遠い世界の人だ。
「#name#さんは今日は仕事で――」
「おぉ、#name#ちゃん、遅くなってすまないね」
「おじさん、こんにちは! 今回の注文の品をお届けに上がりました!」
ヤローさんが何か言いかけた時、小柄な男性がぬっと出てきて声を掛けてきた。彼こそが、私がこの牧場に足を運んで会いたかった人だ。
いりぐちの