僅かな浮遊感の後、両足が地につく感触にルキノは静かに眼を開けた。
見慣れた軍需工場の景色が周りに広がっている。辺りを見渡して、さて、最初はどこに行こうかと足に力を込めたところで彼はある違和感に気づいた。
「....バグか?」
そう呟きながら、ルキノは自分の手元を見下ろした。違和感の正体に、どんな表情をすればいいのか分からず彼は無意識に空へ舌をのばす。
右手にはいつも通りのナイフが、そして左手には彼が試合直前まで読んでいたはずの本が握られていた。
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初公開日: 2020年04月03日
最終更新日: 2020年04月03日
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まあちょこっとだけ